現場ブログ 塗装に関するマメ知識やイベントなど最新情報をお届けします！

メリット

①外壁材の模様や色合いをそのまま残して塗装を行うことが可能。

②顔料が含まれていない透明な塗料ですが、通常の塗料と同様に耐候性があるため外壁の保護ができる。

③艶の有無があり、艶あり～艶消しまで選ぶことが可能。

④塗料に顔料が含まれていないため、チョーキングが発生しない。

施工方法

一般的な塗装は下塗り・中塗り・上塗りの３工程が基本的ですが、クリヤー塗装の場合、２回塗りが基本的。

下塗り材は色が付いているため、クリヤー塗装は下塗り無しでも、外壁に密着するように塗料が作られています。

その為、一般的な塗装（３工程）より少ない工程と塗料で済むため、工期や金額も抑えることができます。

一般的な塗装（３工程）の場合、最初にコーキング部分を施工、コーキングの上から塗装をする「先打ち」施工で

コーキングを保護して劣化を和らげることができるのに対し、クリヤー塗装は塗料自体がひび割れしやすい特徴を持つので

塗料によってコーキングを保護する機能が劣る傾向にあります。

雨漏りなどの可能性が非常に高いコーキング部分は「後打ち」の施工になるのが特徴。

最後に

クリヤー塗装を検討される場合に重要な内容になります。

クリヤー塗装は、施工条件がいくつかあります。

その第１条件としては、塗装する箇所の状態が良いこと。　

目安としては新築から１０年程度まで。

◆◆◆外壁の劣化が激しい場合は施工ができません◆◆◆

塗料が透明なので、傷、汚れなど現状がそのまま見える仕上がりになるため適さない。

塗装面に白い粉がつくチョーキング※がおこっている場合、塗膜が白濁りするため適さない。

※塗料に含まれている色成分(顔料)が紫外線により劣化し、粉状になって表面化する現象

◆◆◆フッ素塗料、光触媒塗料、無機塗料で塗装しているサイディングは施工ができません◆◆◆

特殊なコーティングがされているため、クリヤー塗料が密着しない、塗膜が剥がれるなどの可能性があるため適さない。

以上のことから、クリヤー塗装を検討される場合は

劣化が始まる前（目安は新築から７～８年）の早い塗り替え、定期的なメンテナンスを行うことが大切です。

※塗膜の劣化状況や専用の下塗り材を使用することで、施工が可能な場合もあります。

クリヤー塗装についてご紹介させていただきましたが

塗装を考えた際の候補のひとつとして、参考になれば嬉しく思います。