津島市・愛西市・あま市の皆様!無機塗料についてお伝えします♡
2024.02.12 (Mon) 更新
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今回は「無機塗料について」です。
無機塗料とは
主に無機質の顔料と無機質の結合剤で構成される塗料のことです。
金属や鉱物など自然由来の物質で、有機質とは異なり炭素や水素を含まないものを指します。
耐久性・耐候性・防火性などの特性を持ち、建築物や工業製品などに広く用いられています。
用途
次のような用途に使われます。
・外壁塗装
外壁材に密着しやすく紫外線や雨風に強いため、外壁塗装に適しています。
防カビや防藻などの効果もあります。
・屋根塗装
耐熱性が高く、屋根の温度上昇を抑えることができます。
色あせやひび割れにも強いため、屋根塗装に適しています。
・鉄骨塗装
鉄骨の錆びや腐食を防ぐことができます。
耐熱性や耐火性が高く、火災時の安全性を高めることができます。
・その他
水道管やガス管などの配管塗装、橋梁やダムなどの土木工事塗装などにも使われます。
種類
主に次のような種類があります。
・シリカ系
シリカ(二酸化ケイ素)を顔料とし、水ガラス(ケイ酸ナトリウム)を結合剤とする塗料。
白色や淡色が多く光沢がある。硬化後は水分を吸収しにくく耐久性や耐候性が高い。
・セメント系
セメントを顔料とし、水を結合剤とする塗料。
灰色や黒色が多くマットな質感。硬化後は水分を吸収しやすく呼吸性が高い。
・シリコン系
シリコン(ケイ素)を顔料とし、シリコン樹脂を結合剤とする塗料。
色彩豊かで光沢がある。硬化後は水分を弾きやすく撥水性・防汚性が高い。
価格
種類や品質、メーカーなどによって異なりますが、有機塗料よりも高価です。
無機塗料の価格は、1Lあたり約1,000円から3,000円程度ですが、
面積や塗装回数などによって異なります。
また、専門的な技術や機材が必要なため、施工費用も高くなります。
メリット
メリットは次のようなものがあります。
・高耐久性
紫外線・雨風・色あせ・ひび割れに強いため、長期間美観性を保つことができます。
約15年から20年程度の耐用年数があります。
・環境負荷が少ない
自然由来の物質で作られており、化学物質を含まないため環境に優しいです。
また、光触媒効果や炭素固定効果などの機能もあります。
・防火性がある
耐火性が高く発火しにくいため、防火性が高いです。
また火災時、有毒ガスを発生しないため安全性も高いです。
デメリット
デメリットは次のようなものがあります。
・費用が高額
有機塗料よりも高額のため、初期費用が高くなります。
また、専門的な技術や機材が必要なため、施工費用も高くなります。
・塗装条件が厳しい
水分や温度などの環境条件に影響されやすく、硬化時間も長いため塗装条件が厳しいです。
気温が10℃以上で湿度が80%以下の場合しか塗装できません。
・補修が困難
硬化後は剥離しにくく色合わせも難しいため、補修が困難です。
また、補修時には全面的な下地処理や再塗装が必要となる場合もあります。
比較
無機塗料と他の他の塗料との比較を以下に示します。
塗料 | 価格 | 耐久性 | 耐候性 | 防火性 | 環境負荷 | 塗装条件 | 補修性 |
無機塗料 | 高い | 高い | 高い | 高い | 高い | 厳しい | 難しい |
有機塗料 | 安い | 低い | 低い | 低い | 低い | 穏やか | 簡単 |
無機塗料は、有機塗料に比べて価格は高いですが、耐久性・耐候性・防火性・環境性などの性能は高いです。
しかし塗装条件が厳しく、補修が難しいという欠点もあります。
水分や空気中の二酸化炭素と反応して硬化するため、湿度や温度によって塗装効果が変わります。
費用
費用は有機塗料に比べて高くなります。
専門的な技術や設備が必要なため、一般的な塗装業者では対応できない場合があります。
また、一回の塗装で厚みが出ないため、何回も重ね塗りする必要があり工期も長くなります。
工期
工期は有機塗料に比べて長くなります。
無機塗料は、一回の塗装で厚みが出ないため、何回も重ね塗りする必要があります。
また、水分や空気中の二酸化炭素と反応して硬化するため、各層の間に乾燥時間をとる必要があります。
注意点
次の点に注意する必要があります。
・塗装対象物の種類や状況によって適切な無機塗料を選ぶ
・塗装条件を満たすことができるかどうか確認する
・施工会社の実績や信頼性を確認すること
・メンテナンスや補修の方法を把握すること
無機塗料は高機能塗料ですが、それに伴って費用や工期も高くなります。
また、専門的な知識や技術が必要なため、よく検討してから決めることが大切です。
いかがでしたか?
無機塗料についてご不明点などありましたら、お気軽にご相談ください♡
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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