現場ブログ 塗装に関するマメ知識やイベントなど最新情報をお届けします！

塗装工事は、単に建物の美観性を向上させるだけの作業ではありません。

建物の耐久性を高め、快適な住環境を維持するために必要なメンテナンスです。

メンテナンスを怠ると、建物は様々な劣化現象に見舞われ、深刻な損害を受ける可能性があります。

そこで、今回は塗装工事について説明していきます。

塗装工事には、次のような重要な役割があります。

防水性・気密性の向上

雨水や風などの気象条件から建物を守るためのバリアーとして機能します。

防水性・気密性を高めることで、建物の内部への水の浸入を防ぎ、腐食やカビの発生を抑制します。

美観性の維持

建物の外壁や屋根を美しく保つ効果があります。

色褪せや汚れを防ぎ、建物の外観を清潔に保ちます。

 耐久性の向上

建物の素材を紫外線や風雨などの外的要因から保護し、劣化を防ぎます。

耐久性を向上させることで、建物の寿命を延ばします。

断熱・遮熱効果

遮熱塗料や断熱塗料を使用することで、建物の内部温度の上昇を抑え、冷暖房効率を向上させることができます。

 防カビ・防藻効果

防カビ・防藻機能がある塗料を使用することで、カビや藻の発生を抑制し、建物の美観性を保ちます。

安全性の向上

建物の素材を保護することで、腐食やひび割れなどの発生を抑制し、建物の安全性向上に貢献します。

塗装しないとどうなるか？

塗装工事を怠ると、次のような問題が発生する可能性があります。

建物の劣化

雨水や風などの外部環境の影響を受け、建物の素材が劣化します。

外壁のひび割れ、屋根の剥がれ、腐食など、様々な問題が発生します。

雨漏り

防水性が低下すると、雨漏りなどの問題が発生します。

雨漏りは、建物の内部構造を腐食させ、カビやシロアリの発生原因にもなります。

 カビ・藻の発生

湿度の高い環境では、カビや藻が発生しやすくなります。

カビや藻は建物の美観性を損ねるだけでなく、健康被害の原因にもなります。

室内環境の悪化

断熱・遮熱効果が低下すると、室内温度が上昇しやすくなります。

夏は暑く、冬は寒いといった不快な室内環境になります。

 建物の資産価値の低下

劣化が進んだ建物は、資産価値が低下します。

将来的に建物を売却する場合、査定額が低くなる可能性があります。

塗装工事のタイミングとは？

塗装工事は、建物の状態に合わせて定期的におこなう必要があります。

外壁は10～15年、屋根は10～20年に1回の塗り替えが推奨されています。

次の症状が現れた場合は、塗装工事の時期が近づいている可能性があります。

外壁や屋根の色褪せ

外壁や屋根のチョーキング現象（塗膜を触ると白い粉が付着する）

外壁や屋根のひび割れ

雨漏り

カビや藻の発生

費用

費用は、建物の大きさや形状、使用する塗料の種類などによって異なります。

費用の目安は次の通りです。

外壁塗装：100万円～200万円

屋根塗装：50万円～100万円

塗装工事は、建物の寿命と快適な住環境を守るために必要なメンテナンスです。

適切なタイミングで塗装工事をおこない、建物を長持ちさせましょう。

注意点

塗装工事をおこなう際には、次の点に注意が必要です。

複数の会社から見積を取る

業者選びは慎重におこなう

契約内容をしっかりと確認する

近隣への挨拶をおこなう