劣化対策:下地処理についてお伝えします~津島市・愛西市・あま市の皆様へ~
2024.12.28 (Sat) 更新
下地処理について
塗装工事の仕上がりの良し悪しを大きく左右するのが、下地処理の丁寧さです。
美しい外観を保ち、建物の寿命を延ばすためには、下地処理を適切に行うことが不可欠です。
そこで、今回は塗装工事における下地処理について説明していきます。
下地処理とは
下地処理とは、塗装をおこなう前に、塗装面を適切な状態にするための作業のことです。
具体的には、旧塗膜の除去、表面の清掃、ひび割れや剥がれの補修、プライマーの塗布などをおこないます。
メリットとデメリット
下地処理のメリットとデメリットは次の通りです。
【メリット】
塗料の密着性向上
下地を滑らかにすることで、塗料との密着性が向上し、塗膜の剥がれやひび割れを防止します。
プライマーを塗布することで、塗料と下地との接着力を高め、耐久性を向上させます。
塗料の耐久性向上
下地処理により、塗料の劣化を遅らせ、建物の寿命を延ばすことができます。
外壁の耐久性を高めることで、雨漏りや建物の腐食を防ぎます。
仕上がりの美しさ
下地処理が適切に行われることで、ムラのない美しい仕上がりになります。
塗装面の平滑度が向上し、光沢感が増します。
塗料の消費量の削減
下地処理によって塗料の吸い込みが均一になり、塗料の無駄遣いを防ぐことができます。
カビや藻の発生防止
清掃や消毒をおこなう事で、カビや藻の発生を抑制し、衛生的な環境を保ちます。
【デメリット】
工期が長くなる:
下地処理には、旧塗膜の除去、表面の清掃、ひび割れ補修など、様々な作業が必要となり、工期が長くなる場合があります。
費用がかかる
下地処理には、専用の機材や材料が必要となるため、費用がかかります。
特に、大規模な補修が必要な場合は、費用が大幅に増加する可能性があります。
種類と特徴
下地処理の種類と特徴は次の通りです。
機械的な処理
サンドブラスト:強力な空気圧で研磨材を吹き付けて、古い塗膜や錆を完全に除去します。
ケレン:手作業でハンマーやスクレーパーなどを使用して、古い塗膜や錆を削り落とします。
化学的な処理
アルカリ洗剤:油汚れやチョーキングなどの汚れを落とします。
酸洗剤:錆を落とします。
物理的な処理
高圧洗浄:高圧の水で汚れを洗い流します。
工程と注意点
下地処理の工程と注意点は次の通りです。
1.旧塗膜の除去
古い塗膜がしっかりと除去されていないと、新しい塗料との密着性が低下し、剥がれやひび割れの原因となります。
高圧洗浄機を使用する際は、周囲への飛散に注意し、必要に応じてマスキングをおこないます。
2.表面の清掃
油汚れやチョーキングなどの汚れが残っていると、塗料の密着性が低下し、塗膜の寿命が短くなります。
アルカリ洗剤などを使用する場合は、素材に合った洗剤を選ぶことが重要です。
3.ひび割れ補修
ひび割れを放置すると、雨水が侵入し、建物の内部を腐食させる原因となります。
ひび割れの大きさや深さによって、適切な補修材を選び、丁寧に補修をおおないます。
4.養生
塗装しない部分には、マスキングテープやビニールシートなどで養生をおこない、塗料が付着しないようにします。
周囲の環境にも配慮し、飛散防止ネットなどを設置します。
5.下塗材の選択
下塗材には、様々な種類があり、下地材や上塗る塗料の種類によって適切なものを選ぶ必要があります。
下塗材の希釈率や塗布量を守り、ムラなく塗布します。
6.乾燥時間
下塗材や塗料は、乾燥時間をしっかりと守ることが重要です。
乾燥が不十分な状態で次の工程に移ると、塗膜の剥がれやひび割れの原因となります。
7.天候
雨天時や高温多湿の日は、塗装作業をおこなわないようにします。
塗装中に雨が降ると、塗料が流れ落ちてムラになったり、乾燥不良を起こしたりする可能性があります。
塗装工事における下地処理は、建物の寿命を延ばし、美しい外観を保つために非常に重要な工程です。
適切な下地処理をおこなう事で、塗料の耐久性が向上し、建物を長持ちさせることができます。
しかし、下地処理には、工期が長くなる、費用がかかるなどのデメリットもあります。
塗装工事をおこなう際には、専門会社に相談し、建物の状態や使用する塗料に合わせて最適な下地処理方法を選ぶことが大切です。
いかがでしたか?
ご不明点などございましたらお気軽にご相談ください♡
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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