防水工事:ベランダ・屋上のシート防水についてお伝えします~津島市・愛西市・あま市の皆様へ~
2025.01.06 (Mon) 更新
ベランダ・屋上のシート防水について
ベランダや屋上の防水工事において、シート防水は広く採用されている工法の一つです。
その特徴的な施工方法や、他の防水工法との比較において、様々なメリット・デメリット、そして施工時の注意点が存在します。
そこで、今回はシート防水について説明していきます。
*目次*
・注意点
シート防水とは、液状の防水材を塗布するのではなく、あらかじめ製造されたシート状の防水材を下地に貼り付ける防水工法です。
一般的に、塩化ビニール系やゴム系などのシートが使用されます。
シート防水のメリットとデメリットは次の通りです。
【メリット】
短工期で施工可能
液状の防水材を塗布する工法と比較して、シートを貼り付けるだけの作業なので、工期が短縮できます。
大面積の施工に適している
シート状のため、一度に広範囲の防水処理が可能であり、効率的な施工が可能です。
高い防水性
シートとシートの接合部を適切に処理することで、高い防水性を確保できます。
耐久性が高い
良質なシートを使用し、適切な施工をおこなえば、長期間にわたって防水効果を発揮します。
多様な形状に対応
シートをカットすることで、複雑な形状の部位にも対応できます。
【デメリット】
下地の状態に左右される
シートを貼り付ける下地の状態が良くないと、剥がれや浮きなどのトラブルが発生する可能性があります。
接合部の処理が重要
シートとシートの接合部、およびシートと下地の接合部は、防水性能の要となるため、高度な技術が求められます。
紫外線や経年劣化の影響を受けやすい
特に塩化ビニール系のシートは、紫外線や経年劣化によって劣化し、防水性能が低下する可能性があります。
機械的な損傷に弱い
シートは比較的薄いため、鋭利な物で傷ついたり、歩行による摩耗で破損したりする可能性があります。
高温時の施工が難しい
高温下ではシートが伸び縮みしやすく、施工が難しくなります。
シート防水には、大きく分けて次の種類があります。
塩化ビニール系シート
耐候性、耐薬品性に優れており、比較的安価なため、一般住宅のベランダなどに多く使用されます。
ゴム系シート
耐久性、耐熱性に優れており、工業施設や駐車場など、過酷な環境下での使用に適しています。
改質アスファルトシート
耐水性、耐熱性に優れており、主に屋上防水に使用されます。
シート防水の注意点は次の通りです。
下地処理
シートを貼り付ける前に、下地をしっかりと清掃し、凹凸やひび割れを補修する必要があります。
接合部の処理
シートとシートの接合部には、専用の接着剤を使用し、しっかりと密着させることが重要です。
固定方法
シートを固定する際には、専用の固定材を使用し、強風などでシートが剥がれないようにしっかりと固定する必要があります。
重ねしろ
シートを重ねる際には、適切な重ねしろを確保し、水が浸入しないように注意する必要があります。
定期的な点検
シートの劣化や損傷を早期に発見するために、定期的な点検をおこなう事が重要です。
シート防水は、その高い防水性と短工期というメリットから、多くの場所で採用されています。
しかし、下地処理や接合部の処理など、施工には高度な技術が求められます。
また、紫外線や経年劣化の影響を受けやすいというデメリットも存在します。
シート防水を検討する際は、建物の構造や使用状況、予算などを総合的に考慮し、専門家や専門会社に相談することが重要です。
いかがでしたか?
ご不明点などございましたらお気軽にご相談ください♡
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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