外壁材:住宅のALC壁についてお伝えします~津島市・愛西市・あま市の皆様へ~
2025.01.14 (Tue) 更新
住宅のALC壁について
ALC(Autoclaved Lightweight Concrete)とは、軽量気泡コンクリートのことで、住宅の外壁材として広く用いられています。
セメント、石膏、アルミ粉末などを混ぜ合わせ、高温高圧のオートクレーブという釜で蒸気養生することで、
軽量で気泡が多く、断熱性・気密性・耐火性に優れた素材となります。
そこで、今回はALC壁について説明していきます。
*目次*
・特徴
・劣化症状
・劣化原因
・対策
・注意点
ALCの特徴は次の通りです。
軽量
木材に近い軽さのため、施工が容易で建物の軽量化に貢献します。
高強度
軽量でありながら、コンクリートと同等の強度を有しています。
断熱性
気泡構造により、優れた断熱性を持ち、冷暖房費の削減に繋がります。
気密性
気密性が高いため、室内の温度を安定させ、結露の発生を抑えます。
耐火性
高温に強く、火災時の延焼を遅らせる効果があります。
加工性
切断や穴あけなどの加工が容易で、デザイン性の高い外壁が実現できます。
耐水性
水に強く、耐久性が高いです。
ALCは耐久性が高い素材ですが、適切なメンテナンスをおこなわいと、次の様な劣化症状が現れることがあります。
チョーキング現象
外壁表面の塗膜が粉状になり、チョークのように手で触ると白くなる現象です。
ひび割れ
外壁に細かいひび割れが生じ、雨水の浸入経路となります。
コケやカビの発生
湿気や日陰の部分にコケやカビが生え、見た目を損ねるとともに、建物の寿命を縮める原因となります。
シーリングの劣化
外壁パネルとパネルの間のシーリング材が硬化したり、ひび割れしたりすることで、雨漏りの原因となります。
浮き
外壁パネルが下地から剥がれ、浮き上がってしまう現象です。
ALCの劣化原因は次の通りです。
紫外線
紫外線による塗膜の劣化が、チョーキング現象やひび割れの原因となります。
雨水
雨水の浸入は、ALCの内部を腐食させ、ひび割れや浮きの原因となります。
温度変化
温度変化による建物の伸縮が、ひび割れの原因となります。
施工不良
施工時の不適切な作業が、ひび割れや浮きの原因となります。
経年劣化
長年の風雨や紫外線による影響で、塗膜が劣化し、ALC自体も劣化します。
ALCの劣化対策は次の通りです。
定期的な点検
年に一度は、外壁の点検をおこない、早期に劣化を発見することが大切です。
塗装の塗り替え
チョーキング現象やひび割れが見られた場合は、塗装の塗り替えをおこなう事で、
外壁を保護し、美観を回復させることができます。
シーリングの打替え
シーリングが劣化している場合は、打替えをおこなう事で、雨漏りを防ぎます。
コケやカビの除去
コケやカビが生えている場合は、高圧洗浄機などで除去し、防カビ剤を塗布することで再発を防ぎます。
排水溝の清掃
排水溝が詰まっていると、雨水が滞留し、外壁の劣化を促進するため、定期的に清掃をおこなう事が大切です。
ALCの注意点は次の通りです。
吸水性
ALCは吸水性が高いため、防水処理をしっかりと行う必要があります。
衝撃に弱い
比較的衝撃に弱いため、外壁に物をぶつけたり、擦ったりしないように注意が必要です。
地震の影響
地震による建物の揺れが、ひび割れや浮きの原因となることがあります。
塗装の種類
ALCに適した塗料を選ぶことが大切です。
施工会社
経験豊富な施工会社に依頼することが、長期的な耐久性につながります。
ALCは、軽量で高強度、断熱性・気密性・耐火性に優れた素材ですが、適切なメンテナンスをおこなわないと、
劣化が進行し、建物の寿命を縮める原因となります。
定期的な点検をおこない、早期に劣化を発見し、適切な対策をおこなう事で、ALCの寿命を延ばし、快適な住まいを長く保つことができます。
いかがでしたか?
ご不明点などございましたらお気軽にご相談ください♡
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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