お家の劣化症状を詳しく解説します!
2025.06.08 (Sun) 更新
お家の劣化症状を詳しく解説します!
「そろそろ家の外壁、塗り替え時期かな?」「でも、具体的にどこを見ればいいんだろう?」
そうお悩みの方も多いのではないでしょうか?
大切なマイホームを長持ちさせるためには、外壁の健康状態を正しく把握し、適切なタイミングでメンテナンスをおこなう事が非常に重要です。
しかし、「劣化」と言われても、専門用語が並んでいてよく分からない…という方も少なくありません。
そこで、今回は津島市・愛西市・あま市の気候風土も踏まえながら、専門知識がない方でも「目で見てわかる!」外壁の劣化現象を、説明していきます。
Contents
なぜ外壁塗装は必要?津島市・愛西市・あま市の気候と外壁への影響
まず、なぜ外壁塗装が必要なのか、その根本的な理由からお話ししましょう。
私たちの住む津島市・愛西市・あま市は、年間を通して四季の変化がはっきりしており、特に夏場は高温多湿、冬場は寒冷乾燥といった特徴があります。
強い日差し(紫外線)
夏の強い日差しは、塗膜の結合を破壊し、色褪せや粉化(チョーキング)の原因となります。
雨(湿気)
多くの降水量や湿気は、塗膜の膨れや剥がれ、藻・カビの発生を促します。
特に津島市・愛西市・あま市は水辺が近い地域もあり、湿気の影響を受けやすい傾向にあります。
風雨・飛来物
台風や強風時には、雨だけでなく砂埃や小さな飛来物が壁に打ち付けられ、塗膜に傷をつけたり、汚れを付着させたりします。
寒暖差
季節ごとの大きな温度変化は、外壁材や塗膜の伸縮を繰り返し引き起こし、ひび割れの原因になることがあります。
このように、外壁は常に厳しい自然環境に晒されており、時間とともに少しずつ劣化していくのは避けられません。
外壁塗装は、まるで家を「お洋服」のように守る役割を担っているのです。
これが出たら要注意!外壁の劣化現象を写真のように解説
それではいよいよ、具体的な劣化現象について見ていきましょう。
ご自宅の外壁と見比べてみてください。
・色褪せ(変色)
「あれ?新築の時より、なんだか壁の色が薄くなったような…」
これは、外壁塗装の初期段階で現れることの多い劣化サインです。
特に日当たりの良い南面や西面で目立つことが多いでしょう。
どんな状態?
新築時や塗装直後に比べて、外壁全体の色が薄くなったり、くすんだりしている状態です。
特定の場所だけが薄くなっていることもあれば、家全体が均一に薄くなっていることもあります。
なぜ起こるの?
主な原因は、紫外線による塗料の顔料の分解です。
紫外線は、塗料に含まれる色のもと(顔料)を少しずつ破壊していきます。
放っておくとどうなる?
色褪せ自体が直接的に外壁材を傷めるわけではありませんが、塗膜の保護機能が低下しているサインです。
色褪せが進むと、次の「チョーキング」へと移行しやすくなります。
見た目の美観が損なわれるだけでなく、そろそろ塗膜の寿命が近づいていることを示唆しています。
・チョーキング(白亜化現象)
「壁を触ると、白い粉が手に付くけど、これって何?」
これは「チョーキング」と呼ばれる現象で、外壁塗装の劣化で最も分かりやすいサインの一つです。
どんな状態?
外壁を手で軽く触ると、チョークの粉のような白い粉が手に付着します。
雨が降った後に壁の表面に白い筋が見えることもあります。
なぜ起こるの?
塗膜が紫外線や雨風によって劣化し、塗料の中の樹脂と顔料が分離してしまうために起こります。
顔料が表面に浮き出て、粉状になっている状態です。
放っておくとどうなる?
チョーキングが発生しているということは、塗膜の保護機能がかなり低下している証拠です。
塗膜が本来持っている防水性や防汚性が失われ、外壁材自体が直接、雨水や紫外線に晒されるようになります。
これが進行すると、後述するひび割れや藻・カビの発生、さらには雨漏りの原因にもつながりかねません。
・ひび割れ(クラック)
「壁に鉛筆で書いたような線が見えるんだけど…」
外壁のひび割れは、その大きさによって深刻度が異なります。
どんな状態?
外壁の表面に、細い線状の亀裂が入っている状態です。
ヘアークラック:髪の毛のようなごく細いひび割れ(幅0.3mm以下、深さ4mm以下)
構造クラック:幅が広く、深さもあるひび割れ(幅0.3mm以上、深さ4mm以上)
なぜ起こるの?
塗膜の劣化・硬化
塗膜が紫外線などで劣化し、弾力性を失うと、外壁材の動きについていけずにひび割れてしまいます。
建物の構造的な動き
地震や地盤沈下、交通振動などによって建物自体がわずかに揺れたり動いたりすることで、ひび割れが発生することもあります。
乾燥・収縮
新築時や塗装直後の乾燥・収縮によって発生することもあります。
凍害
冬場の寒さで、外壁材内部に染み込んだ水分が凍結・膨張を繰り返し、ひび割れを引き起こすことがあります。
津島市・愛西市・あま市でも、冬場は霜が降りることもあるため注意が必要です。
放っておくとどうなる?
ヘアークラック
すぐに雨漏りにつながる危険性は低いですが、放置すると雨水が侵入し、内部の腐食やカビの原因になる可能性があります。
構造クラック
幅の広いひび割れは、雨水が直接建物内部に侵入し、構造材を腐食させたり、シロアリの発生源になったり、雨漏りに直結する非常に危険なサインです。
早急な補修が必要です。
・塗膜の膨れ・剥がれ
「壁がプクッと膨らんでたり、ペロッと剥がれてる場所がある…」
これは見た目にも分かりやすい劣化現象の一つです。
どんな状態?
塗膜が外壁材から浮き上がり、空気を含んだようにプクッと膨らんでいる状態です。
さらに進行すると、その膨らんだ部分が破れて、塗膜がペラペラと剥がれてくる状態です。
なぜ起こるの?
施工不良
塗装時の下地処理が不十分だったり、乾燥時間を守らなかったりすると、塗膜が下地に密着せず、後から剥がれてくることがあります。
下地からの水分
外壁材の内部に雨水や湿気が侵入し、それが塗膜と外壁材の間で蒸発しようとすることで、塗膜を押し上げて膨れさせます。
経年劣化
塗膜の寿命が近づき、接着力が低下することで剥がれやすくなります。
放っておくとどうなる?
膨れや剥がれは、その部分から直接、雨水が外壁材や建物内部に侵入する危険性が非常に高い状態です。
内部の腐食、カビ、シロアリ、断熱材の劣化、そして雨漏りといった、深刻な二次被害につながる可能性が高く、早急な対処が必要です。
・藻やカビ・コケの発生
「壁に緑色や黒っぽい汚れが付いてるけど、これってカビ?」
特に日陰になりやすい場所や、湿気がこもりやすい場所で多く見られる現象です。
津島市・愛西市・あま市は水田や河川も多く、湿気が多い地域柄、注意が必要です。
どんな状態?
外壁に緑色や黒っぽい斑点状、あるいは広範囲にわたる汚れが付着している状態です。
緑色なら藻やコケ、黒っぽい場合はカビの可能性が高いです。
なぜ起こるの?
塗膜の防水性や防カビ性が低下し、表面に水分や汚れが残りやすくなった結果、湿気や日当たりの悪さを好む藻やカビ、コケが繁殖しやすくなります。
放っておくとどうなる?
見た目が悪くなるのはもちろんですが、藻やカビが外壁材の表面に根を張ることで、塗膜を傷めたり、外壁材自体を劣化させたりする可能性があります。
また、カビは健康被害の原因になることもあります。
これらの付着物は水分を保持しやすいため、外壁の乾燥を妨げ、他の劣化現象(ひび割れや塗膜の剥がれなど)を促進する原因にもなります。
・シーリング材の劣化
「外壁の繋ぎ目にあるゴムみたいなものが、パキパキに割れてる!」
サイディングボードの外壁などで見られる、目地の充填材「シーリング(コーキング)」も重要な保護部分です。
どんな状態?
サイディングボードの目地や窓サッシの周りなどに充填されているゴム状のシーリング材が、硬くなってひび割れたり、痩せて隙間ができたり、剥がれたりしている状態です。
なぜ起こるの?
紫外線や雨風による劣化で、シーリング材が弾力性を失い、硬化・収縮してひび割れや剥がれを引き起こします。
寿命は一般的に5年〜10年程度と言われています。
放っておくとどうなる?
シーリング材は、外壁材同士の隙間や窓サッシとの隙間から雨水が侵入するのを防ぐ重要な役割を担っています。
ここが劣化すると、雨水が直接建物内部に侵入し、雨漏りや内部の腐食、断熱材の劣化などを引き起こす非常に危険な状態です。
早急な打ち替え(交換)が必要です。
「うちの家はどの状態?」セルフチェックのポイント
ここまで様々な劣化現象を見てきましたが、「結局、うちの家はどれくらいの状態なの?」と思われるかもしれません。
ぜひ、晴れた日に家の周りをぐるっと一周してみてください。
まずは遠くから全体を眺めてみる
全体的な色褪せや、特定の面の変色はありませんか?
外壁全体の汚れや、藻・カビの付着は目立ちますか?
壁に近づいてよく見てみる
ひび割れはありませんか?特に日当たりの良い面や、窓の周り、建物の角などを重点的にチェックしましょう。
塗膜が膨らんだり、剥がれたりしている箇所はありませんか?
サイディングの場合は、目地のシーリング材がひび割れたり、痩せていたりしませんか?
壁に触れてみる(※危険のない範囲で)
白い粉が手に付着しませんか?(チョーキング)
これらのサインが一つでも見られたら、専門会社に点検を依頼することをおすすめします。
特に、ひび割れ(特に幅の広いもの)、塗膜の膨れ・剥がれ、シーリング材の劣化は、早急な対応が必要なサインです。
劣化現象を見つけたら、まずはプロに相談!
「自分で劣化サインを見つけたけど、どうすればいいか分からない…」
「まだ大丈夫かな?でも不安…」
そう思われたら、迷わず地域の専門会社にご相談ください。
津島市・愛西市・あま市には、地域に根ざした信頼できる塗装会社がたくさんあります。
私たちのような専門家は、単に見た目の劣化だけでなく、外壁材の種類、築年数、前回の塗装からの年数、そして津島市・愛西市・あま市特有の気候条件などを総合的に判断し、最も適切な診断と提案をさせていただきます。
無料点検
多くの会社が無料点検をおこなっています。
ドローンなどを使って、普段見ることのできない屋根や高所の状態もチェックしてくれる会社もあります。
現状の説明
専門用語を避け、分かりやすい言葉で劣化状況を説明してくれます。
写真や動画を見せてくれる場合もあります。
適切な補修・塗装プランの提案
家の状態に合わせた最適な塗料や工法、費用などを提案してくれます。
まとめ:大切な家を守るために、早めの点検と対策を
外壁の劣化は、放置すればするほど進行し、最終的には家の寿命を縮めたり、大規模な修繕費用がかかったりする可能性があります。
「まだ大丈夫だろう」と先延ばしにするのではなく、「ちょっと気になるな」と感じたその時が、点検のベストタイミングです。
今回ご紹介した劣化現象は、あなたの目で見て判断できる重要なサインばかりです。
ぜひご自宅の外壁をじっくり観察し、もし気になる点が見つかったら、信頼できる塗装専門家にご相談ください。
いかがでしたか?
ご不明点などございましたらお気軽にご相談ください♡
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最後までお読みいただきありがとうございました。
津島市・あま市・愛西市で外壁塗装・屋根塗装でお悩みの方はお気軽にアートペインズにお問い合わせ下さい。
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