お家の劣化症状1 チョーキング現象
2025.06.09 (Mon) 更新
チョーキング現象ついて
皆様のお住まいの外壁、最近なんだか白っぽい粉がついていませんか?
「もしかして、汚れ?」と軽く考えていませんか?実はその白い粉、外壁のSOSサインかもしれません。
そこで、今回は住宅塗装の劣化症状の中でも特に見分けやすい「チョーキング現象」について説明していきます。
Contents
その白い粉、何?チョーキング現象とは一体?
「チョーキング現象」という言葉、あまり聞き慣れないかもしれません。
しかし、外壁に白い粉が付着している状態を目にしたことがある方は多いのではないでしょうか。
この白い粉こそが、チョーキング現象の正体です。
簡単に説明すると、外壁の塗膜が紫外線や雨風にさらされることで、塗料に含まれる顔料が劣化し、粉状になって表面に浮き出てくる現象のことを指します。
まるで、小学校で使っていたチョークの粉のように見えることから、「チョーキング」という名前がつけられました。
・チョーキング現象のメカニズムを分かりやすく解説!
私たちの住宅を守る外壁塗装は、ただ色を塗るだけでなく、建物を雨風や紫外線から守る大切な役割を担っています。
外壁塗料には、建物の色を決める「顔料」、塗料を壁に密着させる「樹脂」、そしてそれらを溶かす「溶剤」などが含まれています。
この中で、チョーキング現象に深く関わっているのが「顔料」と「樹脂」です。
紫外線による樹脂の劣化
太陽から降り注ぐ紫外線は、塗料の樹脂を少しずつ分解していきます。
樹脂は顔料をしっかりと固める役割を果たしていますが、劣化することでその結合力が弱まります。
顔料の露出と粉化
樹脂が分解されると、それまで樹脂に包まれていた顔料が表面に露出します。
露出した顔料は、さらに紫外線や雨風の影響を受けることで、次第に粉状になっていくのです。
この粉状になった顔料が、皆様が目にする白い粉、つまりチョーキング現象の白い粉の正体です。
・チョーキング現象はどんな時に発生するの?
チョーキング現象は、外壁塗装が劣化しているサインの中でも、比較的初期に現れる症状の一つです。
一般的に、外壁塗装の寿命が近づいてきた頃に発生することが多いです。
具体的な発生時期は、使用されている塗料の種類や品質、建物の立地条件(日当たりや風当たりなど)によって異なりますが、目安としては次のようになります。
ウレタン塗料:約5~8年
シリコン塗料:約7~10年
フッ素塗料:約10~15年
もちろん、上記はあくまで目安であり、新築から数年で発生する場合もあれば、目安時期を過ぎても発生しない場合もあります。
しかし、もし新築から10年以上経っているのに一度も塗装メンテナンスをしていない場合、チョーキング現象が発生していなくても、他の劣化症状が進行している可能性も十分に考えられます。
チョーキング現象は危険信号!放置するとどうなる?
「白い粉くらい、大したことないだろう」と思って、チョーキング現象を放置してしまうのは大変危険です。
チョーキング現象は、外壁塗装の劣化が始まっていることを示すサインであり、放置するとより深刻な問題へと発展する可能性があります。
・塗膜の防水性の低下
外壁塗装の最も重要な役割の一つが、建物を雨水から守る「防水性」です。
チョーキング現象が発生しているということは、塗膜が劣化し、本来持っている防水性が失われつつあることを意味します。
塗膜の防水性が低下すると、雨水が外壁材の内部に浸透しやすくなります。
外壁材が常に湿った状態になると、次のような問題が発生するリスクが高まります。
外壁材の劣化の加速
サイディングボードやモルタル壁などの外壁材は、水分を吸い込むことで劣化が早まります。
特にサイディングボードは、吸水と乾燥を繰り返すことで反りやひび割れが生じやすくなります。
カビやコケの発生
湿気の多い環境は、カビやコケの繁殖に最適な場所です。
外壁にカビやコケが発生すると、見た目が悪くなるだけでなく、建物の美観を損ね、さらなる劣化を招く可能性があります。
構造体への影響
最悪の場合、外壁材を通り抜けた雨水が建物の構造体にまで達し、木材の腐食や金属部分の錆びを引き起こす可能性もあります。
構造体の腐食は、建物の強度を著しく低下させ、耐震性にも影響を及ぼしかねません。
・建物の美観の低下
白い粉が外壁全体に付着すると、建物の美観が著しく損なわれます。
せっかくのマイホームが、なんだか古びて見えるのは残念ですよね。
特に、濃い色の外壁の場合、白い粉が目立ちやすく、より美観の低下が顕著になります。
また、チョーキング現象が進行すると、外壁の色褪せも同時に進行していることがほとんどです。
色褪せと白い粉のWパンチで、お住まいの印象は大きく変わってしまうでしょう。
・再塗装費用の増加の可能性
チョーキング現象の段階で適切なメンテナンスをおこなう事で、比較的軽度な補修で済むことが多いです。
しかし、放置して劣化が進行すると、外壁材自体の補修が必要になったり、下地処理に手間がかかったりするため、結果的に再塗装にかかる費用が増加してしまう可能性があります。
早期発見・早期対応が、結果的にコストを抑えることにも繋がるのです。
チョーキング現象のチェック方法と対処法
「うちの外壁、チョーキング現象が起きているのかな?」と不安に思った方もいらっしゃるでしょう。
ご自宅で簡単にできるチェック方法をご紹介します。
・簡単チェック!チョーキング現象の見分け方
最も簡単なチェック方法は、ご自身の目で外壁の状態を確認することです。
目視で確認
まずは、晴れた日に外壁全体を眺めてみましょう。
特に、日当たりの良い部分や風当たりの強い部分は劣化が進みやすい傾向にあります。
白っぽい粉が付着しているように見えませんか?
触って確認
次に、外壁にそっと手を触れてみてください。
その際、力を入れすぎず、軽く触れる程度で大丈夫です。
手に白い粉が付着したら、それがチョーキング現象のサインです。白い粉が多いほど、劣化が進んでいると考えられます。
ご自身で確認する際は、脚立などを使用する場合は十分に安全に配慮し、無理のない範囲でおこなってください。
手が届かない高所の確認は、専門会社に依頼することをおすすめします。
・チョーキング現象が発生したらどうすれば良い?
チョーキング現象が確認できた場合、それは外壁塗装の塗り替え時期が近づいているサインです。
この段階での対処が、お住まいを守る上で非常に重要になります。
ご自身での対処はNG!プロに相談を
「白い粉を拭き取ればいいのかな?」と思う方もいるかもしれませんが、ご自身で対処することは避けてください。
素人判断での清掃は危険
高圧洗浄機などで無理に洗浄すると、かえって塗膜を傷つけ、劣化を早めてしまう可能性があります。
また、洗浄によって一時的に粉が取れても、根本的な解決にはなりません。
正しい診断と適切な施工が必要
チョーキング現象の進行度合いや、他の劣化症状の有無を正確に判断するには、専門知識と経験が必要です。
また、塗料の種類や下地の状態に合わせた適切な下地処理や塗装方法を選定しないと、せっかく塗装してもすぐに劣化してしまう可能性があります。
・専門会社に相談するメリット
チョーキング現象を確認したら、信頼できる専門会社に相談することをおすすめします。
専門会社に相談するメリットは次の通りです。
正確な診断
経験豊富なプロの目線で、チョーキング現象の進行度合いだけでなく、ひび割れや膨れ、剥がれなど、他の劣化症状の有無も総合的に診断してもらえます。
適切な提案
建物の状態やお客様のご要望に合わせて、最適な塗料の種類や工法、費用などを具体的に提案してもらえます。
安心の施工
専門知識と技術を持った職人が、安全に、そして確実に塗装工事をおこないます。
下地処理から仕上げまで、適切な工程で施工することで、塗膜の耐久性を最大限に引き出すことができます。
長期的な保証
多くの優良塗装子愛車では、施工後に保証が付帯しています。
万が一のトラブルにも、安心して対応してもらえます。
津島市・愛西市・あま市で住宅塗装を検討する際のポイント
津島市、愛西市、あま市で住宅塗装を検討される際に、知っておきたいポイントをご紹介します。
・地元密着型会社を選ぶメリット
津島市、愛西市、あま市で塗装会社を探す際、地元密着型の会社を選ぶことには多くのメリットがあります。
地域特性を理解している
地元の気候や環境、建物の傾向などを熟知しているため、地域に合った最適な塗料や工法を提案してもらえます。
迅速な対応
困った時にすぐに駆けつけてくれるなど、フットワークが軽く、迅速な対応が期待できます。
信頼関係の構築
顔の見える関係を築きやすく、安心して相談できます。
何かあった際にも、長期的にサポートしてもらえる可能性が高いです。
地域経済への貢献
地元の会社を選ぶことで、地域の活性化にも貢献できます。
・複数業者から見積もりを取る重要性
塗装工事は大きな買い物です。
複数の会社から見積もりを取ることは、適切な価格で質の高い工事をおこなうために非常に重要です。
適正価格の把握
複数社の見積もりを比較することで、工事費用の相場や適正価格を把握することができます。
提案内容の比較
各社の提案内容(塗料の種類、工法、保証内容など)を比較検討することで、ご自身に合った最適なプランを見つけることができます。
会社の比較検討
見積もり時の対応や説明の分かりやすさなども、会社選びの重要な判断基準となります。
・契約前に確認すべきこと
見積もり内容に納得し、いざ契約という前に、次の点を確認しておきましょう。
工事内容と工程
どのような工事を、どのような手順でおこなうのか、詳細に確認しましょう。
使用する塗料の種類とメーカー
どの塗料を使用するのか、その塗料の特徴や耐久性についても確認しましょう。
保証内容
施工後の保証期間や、保証の対象となる範囲を明確に確認しましょう。
支払い条件
支払い時期や方法について、トラブルがないように確認しましょう。
追加費用の有無
見積もり以外の追加費用が発生する可能性がないか、事前に確認しましょう。
これらの点をしっかりと確認し、納得した上で契約を結ぶことが大切です。
まとめ:津島市・愛西市・あま市で安心して暮らすために
チョーキング現象は、外壁塗装の劣化が始まっていることを示す大切なサインです。
このサインを見逃さず、適切な時期に専門会社に相談することで、お住まいの寿命を延ばし、美しい状態を長く保つことができます。
「もしかして、チョーキング現象かな?」と感じたら、まずはご自身で簡単にチェックしてみてください。
そして、少しでも不安に感じたら専門家や専門会社にご相談ください。
いかがでしたか?
ご不明点などございましたらお気軽にご相談ください♡
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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