塗装工事を成功させる鍵!補修工事について
2025.06.16 (Mon) 更新
補修工事について
「そろそろ家の外壁、塗り替え時期かな?」 「でも、塗装工事って何をするんだろう?」 「補修工事ってよく聞くけど、具体的にどんなことするの?」
そうお考えの方も多いのではないでしょうか。
特に、住宅塗装工事は一生に何度もあることではないので、専門用語が多くて分かりにくいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、今回は津島市、愛西市、あま市を中心に、住宅塗装工事でよくおこなわれる「補修工事」について説明していきます。
Contents
- 住宅塗装工事における「補修工事」とは? なぜ必要なの?
- 補修工事の目的
- ・塗料の密着性を高めるため
- ・建物の寿命を延ばすため
- これだけは知っておきたい! よくある補修工事の種類と対応する劣化症状
- ・ひび割れ(クラック)補修
- ・浮き・剥がれ補修
- ・シーリング(コーキング)の劣化補修
- ・コケ・カビ・藻の除去
- ・チョーキング(白亜化)補修
- ・爆裂補修
- 補修工事をしっかりおこなう事のメリット
- ・塗装の美観と耐久性の向上
- ・建物の寿命延長と資産価値の維持
- ・雨漏りや内部劣化のリスク低減
- ・無駄な再塗装費用の抑制
- ・安心して暮らせる快適な住環境の確保
- 信頼できる会社選びのポイント
- ・詳細な診断と丁寧な説明があるか
- ・見積書の内容が具体的で分かりやすいか
- ・補修工事の実績が豊富か
- ・資格や保証があるか
- ・口コミや評判を確認する
- ・相見積もりを取る
- まとめ:津島市・愛西市・あま市で安心の住宅塗装工事のために
住宅塗装工事における「補修工事」とは? なぜ必要なの?
住宅塗装工事というと、「色を塗り替える」というイメージが強いかもしれません。
しかし、実はその「色を塗る」という作業の前に、非常に重要な工程があります。それが「補修工事」です。
例えるなら、お化粧をする前に、肌荒れを治したり、ニキビ跡をケアしたりするのに似ています。
いくら高級なファンデーションを塗っても、肌の状態が悪ければきれいに仕上がりません。
住宅塗装も同じで、下地の状態が悪ければ、どんなに良い塗料を使っても、その効果を十分に発揮できませんし、すぐにまた劣化してしまう可能性があります。
補修工事の目的
補修工事の主な目的は、次の2点です。
・塗料の密着性を高めるため
塗料は、塗装面にしっかりと密着することで、その性能(防水性、耐久性、美観など)を発揮します。
ひび割れや浮き、剥がれなどがある状態では、塗料が均一に密着せず、すぐに剥がれてしまう原因になります。
・建物の寿命を延ばすため
ひび割れや浮きを放置すると、そこから雨水が侵入し、建物の内部構造にまで影響を及ぼす可能性があります。
最悪の場合、雨漏りや柱の腐食など、大規模な修繕が必要になることも。
補修工事は、こうした深刻な事態を防ぎ、建物の寿命を延ばすために不可欠な工程なのです。
補修工事は、見た目をきれいにするだけでなく、建物の健康を維持し、長持ちさせるための「土台作り」と考えると分かりやすいでしょう。
これだけは知っておきたい! よくある補修工事の種類と対応する劣化症状
一口に「補修工事」といっても、その種類は様々です。
ここでは、津島市、愛西市、あま市のご家庭でよく見られる劣化症状と、それに対応する補修工事について、具体的な内容を掘り下げてご紹介します。
・ひび割れ(クラック)補修
どんな劣化?
外壁に現れる線状の割れ目のことです。
大小様々なひび割れがありますが、特に注意が必要なのは、幅が0.3mm以上の「構造クラック」と呼ばれるひび割れです。
これは、建物の構造自体に問題がある可能性も示唆しています。
なぜ起こる?
地震による揺れ、建物の不同沈下(地盤が不均一に沈むこと)、コンクリートやモルタルの乾燥収縮、建材の経年劣化などが主な原因です。
【どんな補修をするの?】
ヘアークラック(微細なひび割れ)の場合
Vカット・Uカット工法
ひび割れをV字またはU字にカットし、シーリング材やモルタルを充填して補修します。
これにより、塗料の密着性を高め、再発を防ぎます。
フィラー材の塗布
微細なひび割れの場合、下地調整材であるフィラー材を厚めに塗布することで、ひび割れを埋めて平滑にします。
構造クラック(大きなひび割れ)の場合
エポキシ樹脂注入
ひび割れの中にエポキシ樹脂を注入し、ひび割れを内部から接着して補強します。
より専門的な技術と材料が必要になります。
モルタル充填+シーリング
ひび割れを深く削り、モルタルを充填した後、表面をシーリング材で仕上げることもあります。
補修をしないとどうなる?
ひび割れから雨水が浸入し、内部の木材や鉄筋を腐食させ、雨漏りや建物の構造的な劣化を招く可能性があります。
特に冬場は、ひび割れに浸入した水が凍結・膨張を繰り返し、さらにひび割れを拡大させる「凍害」も発生しやすくなります。
・浮き・剥がれ補修
どんな劣化?
外壁の塗膜が下地から浮き上がったり、剥がれたりしている状態です。まるで、皮膚がめくれているように見えます。
なぜ起こる?
施工不良
下地処理が不十分だったり、塗料の選定ミスや希釈不足など、施工時の不備が原因で起こることがあります。
経年劣化
紫外線や雨風に常に晒されることで、塗膜の柔軟性が失われ、伸縮に耐えられなくなり剥がれてくることがあります。
下地の問題
内部からの湿気や、下地の状態が悪いために塗膜が密着できず、浮きや剥がれが生じることもあります。
【どんな補修をするの? 】
浮きや剥がれが生じている部分を完全に除去し、ケレン(清掃・目荒らし)をおこなった後、下地調整材を塗布して新しい塗料を塗布します。
場合によっては、浮いている部分を剥がしてから、モルタルなどで下地を補修し、その上から塗装することもあります。
補修をしないとどうなる?
浮きや剥がれが進行し、外壁の防水性が著しく低下します。
剥がれた部分から雨水が侵入し、雨漏りやカビの発生、内部構造の腐食を引き起こす可能性が高まります。
見た目も非常に悪くなります。
・シーリング(コーキング)の劣化補修
どんな劣化?
窓枠やドア枠の周り、外壁のサイディングボードの目地などに入っているゴム状のシーリング材が、ひび割れたり、痩せ細ったり、剥がれたりする状態です。
なぜ起こる?
紫外線や雨風に常に晒されることで、シーリング材が硬化し、弾力性を失うことでひび割れが生じます。
また、建物の動きや伸縮に耐えられなくなり、破断することもあります。
【どんな補修をするの?】
打ち替え
古いシーリング材を全て撤去し、新しくシーリング材を充填し直します。最も確実な補修方法です。
増し打ち
古いシーリング材の上に新しいシーリング材を重ねて充填する方法です。
比較的劣化が軽度な場合や、打ち替えが難しい箇所で行われることがあります。
しかし、耐久性は打ち替えに劣るため、おすすめ度は低いです。
補修をしないとどうなる?
シーリング材は、雨水の侵入を防ぐ重要な役割を担っています。
劣化を放置すると、シーリングの隙間から雨水が侵入し、雨漏りや外壁内部の腐食、断熱材の劣化などを引き起こします。
特に、サイディングボードの目地からの雨水侵入は、ボード内部の木材が腐食し、ボードの反りや剥がれに繋がることもあります。
・コケ・カビ・藻の除去
どんな劣化?
外壁に緑色のコケや黒いカビ、藻が付着している状態です。特に日当たりが悪い場所や湿気が多い場所に発生しやすいです。
なぜ起こる?
空気中の胞子が外壁に付着し、雨水や湿気を栄養源として繁殖します。外壁の塗膜が劣化し、表面に凹凸や微細な穴が増えることで、コケやカビが付着しやすくなります。
【どんな補修をするの?】
高圧洗浄機を使って、付着しているコケやカビ、藻を丁寧に洗い流します。
必要に応じて、バイオ洗浄剤を使用することもあります。
これは、コケやカビの根っこまで除去し、再発を抑制する効果が期待できます。
補修をしないとどうなる?
見た目が悪くなるだけでなく、コケやカビが根を張ることで、塗膜を傷つけ、防水性を低下させる可能性があります。
また、アレルギーの原因になることもあります。
・チョーキング(白亜化)補修
どんな劣化?
外壁を触ると、白い粉が手につく現象です。
なぜ起こる?
塗料の樹脂成分が紫外線や雨風によって分解され、顔料が粉状になって表面に現れる現象です。
塗膜が劣化しているサインの一つです。
【どんな補修をするの?】
高圧洗浄で外壁表面のチョーキングを洗い流し、下地をきれいにします。
その後の下地処理で、塗料の密着性を高めるための適切な下塗り材を選定・塗布します。
補修をしないとどうなる?
塗膜の劣化が進行している状態なので、そのまま放置すると、防水性や耐久性が低下し、コケやカビが発生しやすくなります。
また、新しい塗料の密着も悪くなります。
・爆裂補修
どんな劣化?
コンクリートやモルタル壁の表面が、まるで爆発したかのように剥がれ落ち、内部の鉄筋が露出している状態です。
なぜ起こる?
コンクリート内部の鉄筋が錆びると、体積が膨張します。
この膨張によって、コンクリートやモルタルが内側から押し上げられ、表面が剥がれ落ちてしまいます。
雨水が侵入することで、鉄筋の錆が進行します。
【どんな補修をするの?】
爆裂している部分を完全に除去し、露出した鉄筋の錆をきれいに落とします。
その後、防錆処理を施し、エポキシ樹脂モルタルや補修用モルタルなどで欠損部を埋め、平滑に仕上げます。
補修をしないとどうなる?
鉄筋の腐食がさらに進行し、建物の構造的な強度に重大な影響を及ぼす可能性があります。
最悪の場合、建物が倒壊する危険性もゼロではありません。
非常に危険な状態なので、早期の補修が不可欠です。
補修工事をしっかりおこなう事のメリット
ここまでの説明で、補修工事の重要性はお分かりいただけたかと思います。
では、具体的に補修工事をしっかりおこなう事で、どのようなメリットがあるのでしょうか?
・塗装の美観と耐久性の向上
下地がボロボロの状態で塗装をしても、ひび割れが浮き出てきたり、すぐに剥がれてきたりして、せっかくの塗装が台無しになってしまいます。
補修工事をしっかりとおこなう事で、塗料が均一に密着し、美しい仕上がりが長持ちします。
見た目の良さはもちろん、塗膜本来の防水性や耐久性が十分に発揮され、長期にわたって建物を保護することができます。
・建物の寿命延長と資産価値の維持
補修工事は、建物の健康診断と治療のようなものです。
ひび割れや浮きなどを放置すると、そこから雨水が侵入し、建物の内部構造に深刻なダメージを与えます。
補修工事をきちんとおこなう事で、雨漏りや内部の腐食を防ぎ、建物の寿命を大幅に延ばすことができます。
これは、将来的な大規模修繕費用の抑制にも繋がり、結果として資産価値の維持にも貢献します。
・雨漏りや内部劣化のリスク低減
外壁の劣化は、雨漏りの大きな原因の一つです。
ひび割れやシーリングの劣化などから雨水が侵入し、大切な住まいを蝕んでいきます。
補修工事によってこれらの「隙間」をしっかりと塞ぐことで、雨漏りのリスクを最小限に抑え、快適な住環境を守ることができます。
・無駄な再塗装費用の抑制
「安く済ませたいから補修はいいや」と考えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、補修を怠ったまま塗装すると、数年でまた剥がれてきたり、新たな劣化が発生したりして、結局早期に再塗装が必要になる可能性が高まります。
結果的に、余計な費用がかかってしまうことになります。
最初の段階でしっかりと補修工事をおこなう事で、長期的に見てコストパフォーマンスを高めることができるのです。
・安心して暮らせる快適な住環境の確保
見た目がきれいになるだけでなく、建物の構造的な安心感は、そこで暮らす家族の安心感にも繋がります。
雨漏りの心配や、建物の強度が低下しているかもしれないという不安を抱えながら暮らすのは、精神的にも負担になります。
補修工事で建物の健康を取り戻すことで、より快適で安心な住環境を手に入れることができます。
信頼できる会社選びのポイント
補修工事の重要性は理解できたけれど、「じゃあ、どこに頼めばいいの?」と疑問に思う方も多いでしょう。
津島市、愛西市、あま市には多くの塗装会社がありますが、中には残念ながら悪質な業者も存在します。
後悔しないためにも、次のポイントをしっかり押さえて、信頼できる会社を選びましょう。
・詳細な診断と丁寧な説明があるか
良い会社は、現地調査を丁寧におこない、お客様の家の劣化状況を細かく診断してくれます。
その上で、どのような補修が必要で、なぜその補修が必要なのかを、専門知識のない方にも分かりやすく説明してくれるはずです。
写真や図を用いて、具体的に説明してくれる会社であれば、より安心です。
・見積書の内容が具体的で分かりやすいか
見積書には、使用する材料、工法、工程、費用などが具体的に記載されているかを確認しましょう。
「一式」などの曖昧な表記が多い見積書は要注意です。
補修工事の内容が項目ごとに明記されており、それぞれの単価や数量が明確になっているかを確認しましょう。
・補修工事の実績が豊富か
補修工事は、高い技術と経験が求められる工程です。
津島市、愛西市、あま市での実績が豊富で、様々な劣化症状に対応してきた経験のある会社を選びましょう。
過去の施工事例を見せてもらうのも良い方法です。
・資格や保証があるか
塗装に関する資格(例:塗装技能士など)を持っている職人が在籍しているか、工事後の保証制度が充実しているかなども、信頼できる会社を見極めるポイントになります。
保証期間や保証内容をしっかりと確認しましょう。
・口コミや評判を確認する
インターネット上の口コミサイトや、近所の人の評判なども参考にしましょう。
実際にその会社に依頼した人の生の声は、非常に参考になります。
・相見積もりを取る
複数の会社から見積もりを取る「相見積もり」は、費用を比較するだけでなく、各会社の提案内容や対応の丁寧さを比較する上でも非常に有効です。
最低でも3社程度から見積もりを取り、じっくり比較検討しましょう。
まとめ:津島市・愛西市・あま市で安心の住宅塗装工事のために
補修工事は、ただの「下準備」ではありません。
塗装の美観と耐久性を高め、建物の寿命を延ばし、将来的な無駄な出費を抑えるための非常に重要な工程です。
ひび割れ、浮き・剥がれ、シーリングの劣化、コケ・カビ、チョーキング、爆裂など、様々な劣化症状があり、それぞれに適した補修方法があります。
補修を怠ると、雨漏りや内部構造の腐食、建物の寿命短縮といった深刻な問題に繋がる可能性があります。
大切な住まいを長く、快適に保つためにも、補修工事の重要性を理解し、信頼できる会社に依頼することが何よりも大切です。
もしご自宅のことで気になる劣化症状が見られる場合は、まずは専門家や専門会社に相談してみることをお勧めします。
いかがでしたか?
ご不明点などございましたらお気軽にご相談ください♡
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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