外壁塗装が必要な外壁1 サイディング材
2025.06.28 (Sat) 更新
サイディング材について
「そろそろ外壁の汚れが気になるけど、うちの壁って一体何でできてるんだろう?」 「サイディングってよく聞くけど、塗装が必要なの?」 「見積もりを取ったけど、専門用語ばかりでよく分からない…」など、疑問を持たれたかたはいらっしゃると思います。
そこで、今回はサイディング外壁塗装について説明していきます。
Contents
- 「サイディング」って一体何?あなたの家の外壁、もしかしてサイディングかも!
- ・なぜサイディングがこんなに人気なの?
- ・窯業系サイディング:日本の住宅の約8割がこれ!
- ・金属系サイディング:軽くて丈夫!モダンな印象に
- ・木質系サイディング:自然の温もりを感じるデザイン
- ・ 樹脂系サイディング:色褪せしにくい!海外で人気
- なぜサイディング外壁には「塗装」が必要なの?見た目だけの問題じゃないんです!
- ・ サイディングの防水機能が低下するから
- ・ コーキング(目地材)が劣化するから
- ・ サイディング自体の保護のため
- 外壁塗装のサインを見逃さないで!あなたの家は大丈夫?
- ・ チェックリスト:外壁塗装のサイン
- ・外壁塗装の目安時期
- 外壁塗装で家が生まれ変わる!得られるたくさんのメリット
- ・ 建物の寿命を延ばす
- ・ 美観の向上
- ・資産価値の維持・向上
- ・省エネ効果(遮熱・断熱塗料の場合)
- ・防カビ・防藻効果
- 塗料の種類と選び方:あなたにぴったりの塗料は?
- ・ウレタン塗料:バランスの取れた万能選手
- ・シリコン塗料:最もポピュラーで高耐久!
- ・ ラジカル制御型塗料:次世代の高耐久塗料
- ・フッ素塗料:最高級の耐久性!費用は高め
- ・光触媒塗料:セルフクリーニング効果が魅力
- ・遮熱・断熱塗料:省エネ効果をプラス
- 失敗しない外壁塗装会社の選び方:津島市・愛西市・あま市で信頼できる会社を見つけるには
- ・ 地元密着型で実績が豊富な会社を選ぶ
- ・複数の会社から相見積もりを取る
- ・丁寧な診断と分かりやすい説明をしてくれるか
- ・資格や保証、アフターフォローの有無
- ・担当者との相性も大切
- まとめ:あなたの家を強く、美しく、長持ちさせるために
「サイディング」って一体何?あなたの家の外壁、もしかしてサイディングかも!
まずは、外壁の「サイディング」について、簡単にご説明します。
サイディングとは、工場で製造された板状の外壁材を、建物の外壁に貼り付けていく工法のことを指します。
現在、日本の住宅で最も多く使われている外壁材であり、皆さんのご近所でも多くの家がサイディングの外壁を採用しています。
・なぜサイディングがこんなに人気なの?
その理由はいくつかあります。
デザインが豊富
レンガ調、木目調、石目調など、様々なデザインや色があり、和風から洋風までどんなテイストの家にも合わせられます。
工期が短い
現場でカットして貼り付けるだけなので、職人の技術に左右されにくく、比較的短い期間で施工が完了します。
コストパフォーマンス
窯業系サイディングは比較的安価で、新築時やリフォーム時の費用を抑えやすいというメリットがあります。
サイディングには大きく分けて、次の4種類があります。
・窯業系サイディング:日本の住宅の約8割がこれ!
セメント質と繊維質を主原料とし、板状に成形された外壁材です。
皆さんのご自宅の外壁がサイディングであれば、ほとんどの場合この「窯業系サイディング」です。
メリット
デザインが非常に豊富。
防火性が高い。
比較的安価。
デメリット
水に弱く、吸水性が高いため、塗装による防水保護が不可欠。
凍害(寒い地域での凍結によるひび割れ)のリスクがある。
コーキング(目地材)の劣化が早い傾向にある。
・金属系サイディング:軽くて丈夫!モダンな印象に
ガルバリウム鋼板などの金属板を成形し、断熱材を裏打ちした外壁材です。
メリット
非常に軽量で建物への負担が少ない。
断熱性が高い。
耐久性が高く、凍害に強い。
デメリット
初期費用が窯業系サイディングより高め。
へこみやすい(飛来物などで傷つきやすい)。
デザインの選択肢が窯業系より少ない。
・木質系サイディング:自然の温もりを感じるデザイン
天然の木材に塗装や加工を施した外壁材です。
メリット
自然な風合いで、木の温もりを感じさせるデザイン。
断熱性が高い。
デメリット
定期的なメンテナンス(塗装や再塗装)が不可欠。
防火性が低い場合がある。
費用が高め。
・ 樹脂系サイディング:色褪せしにくい!海外で人気
塩化ビニル樹脂を主原料とした外壁材です。北米などで広く普及しています。
メリット
色褪せしにくい。
耐久性が非常に高い。
軽量で建物への負担が少ない。
メンテナンスが比較的容易。
デメリット
日本の住宅ではあまり普及していないため、施工できる業者が少ない。
初期費用が高め。
デザインの選択肢が少ない。
なぜサイディング外壁には「塗装」が必要なの?見た目だけの問題じゃないんです!
「外壁塗装って、見た目がキレイになるだけじゃないの?」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、サイディング外壁にとって塗装は、見た目の美しさ以上に、建物を守るために非常に重要な役割を担っています。
・ サイディングの防水機能が低下するから
特に窯業系サイディングは、そのままだと水に弱い性質を持っています。
新築時には塗料で表面が保護されており、この塗料が防水機能を発揮しています。
しかし、紫外線や雨風にさらされることで、この塗料の防水機能は徐々に低下していきます。
防水機能が失われると、サイディング材が水を吸い込みやすくなり、以下のような問題が発生します。
サイディングの反りやひび割れ
水分を含んだサイディングは、乾燥と湿潤を繰り返すことで膨張・収縮を繰り返し、反りやひび割れを引き起こします。
カビやコケの発生
常に湿った状態になることで、カビやコケが繁殖しやすくなります。
これらは見た目を損なうだけでなく、サイディング材の劣化をさらに早めます。
内部への水の侵入
サイディング材の劣化が進むと、建物の内部にまで雨水が侵入するリスクが高まります。
これは建物の構造材を腐食させ、シロアリ発生の原因にもなりかねません。
・ コーキング(目地材)が劣化するから
サイディングボードとボードの継ぎ目には、「コーキング(シーリング)」と呼ばれるゴム状の目地材が充填されています。
このコーキング材は、サイディングボード同士の動きに追従してひび割れを防いだり、雨水の侵入を防ぐ重要な役割を担っています。
しかし、コーキング材も紫外線などによって劣化し、ひび割れや硬化、剥がれが発生します。
コーキングが劣化すると、その隙間から雨水が侵入し、雨漏りやサイディング材の劣化を招きます。
外壁塗装をおこなう際には、このコーキングの打ち替えや増し打ちも同時に行うことが一般的です。
・ サイディング自体の保護のため
サイディング材は、種類によっては塗膜で保護されています。
この塗膜が劣化すると、サイディング材の表面が脆くなり、粉を吹いたような状態(チョーキング現象)になります。
これは、塗料の樹脂が劣化し、顔料が粉状になって表面に浮き出てくる現象です。
チョーキング現象が起こっている場合、サイディング材の保護機能が低下しているサインです。
この状態を放置すると、サイディング材自体の劣化が加速し、寿命を縮めてしまうことになります。
外壁塗装のサインを見逃さないで!あなたの家は大丈夫?
「うちの家はまだ大丈夫かな…」そう思っていても、実は外壁塗装のサインが出ているかもしれません。
次のチェック項目で、あなたの家の外壁状態を確認してみましょう。
・ チェックリスト:外壁塗装のサイン
色褪せ・変色:全体的に色が変わったり、以前より薄くなったように感じる。
チョーキング(白亜化):外壁を触ると白い粉が手に付く。
ひび割れ(クラック):外壁に細い線状のひび割れがある。特に窓枠や配管周りに注意。
コケ・カビ・藻の発生:外壁の一部が緑色や黒ずんでいる。特に日当たりの悪い北面などに発生しやすい。
塗膜の剥がれ・浮き:塗料が部分的に剥がれていたり、浮いてきている箇所がある。
コーキングの劣化:目地部分のコーキング材にひび割れ、硬化、肉痩せ(痩せて細くなること)、剥がれがある。
錆の発生:金属部分(水切りなど)に錆が見られる。
外壁の反り・膨れ:サイディングボードが波打ったように反っていたり、膨らんでいる箇所がある。
これらのサインが見られる場合、外壁塗装の検討時期に来ている可能性が高いです。
特に、チョーキング現象やコーキングの劣化は、早めの対応が求められます。
・外壁塗装の目安時期
一般的に、サイディング外壁の塗り替え時期は、新築から約10年~15年と言われています。
しかし、これはあくまで目安であり、使用されているサイディングの種類、塗料の種類、立地環境(日当たり、風当たりなど)によって前後します。
例えば、日当たりの良い南面は紫外線の影響を受けやすく、劣化が早く進む傾向にあります。
また、交通量の多い道路沿いでは排気ガスによる汚れが目立ちやすくなります。
上記で挙げたサインが見られる場合は、目安時期に関わらず、専門会社に点検を依頼することをおすすめします。
外壁塗装で家が生まれ変わる!得られるたくさんのメリット
外壁塗装は単なるメンテナンスではありません。
あなたの家を生まれ変わらせ、様々なメリットをもたらします。
・ 建物の寿命を延ばす
これが外壁塗装の最も重要な役割と言っても過言ではありません。
劣化した塗膜を塗り替えることで、サイディング材を雨水や紫外線から強力に保護し、劣化の進行を防ぎます。
これにより、建物の構造材への水の侵入を防ぎ、結果的に建物の寿命を大きく延ばすことができます。
・ 美観の向上
色褪せや汚れ、カビなどでくすんでいた外壁が、新しく塗装されることで見違えるように美しくなります。
好きな色に塗り替えることで、家の雰囲気をガラッと変えることも可能です。
まるで新築のように生まれ変わった家は、住む人の気分も高めてくれます。
・資産価値の維持・向上
外壁は「家の顔」とも言える部分です。
外壁が傷んでいる家は、どうしても古く見え、資産価値も低下しがちです。
定期的なメンテナンスである外壁塗装をおこなう事で、家の美観を保ち、資産価値を維持・向上させる効果が期待できます。
将来的に売却を検討する際にも有利に働きます。
・省エネ効果(遮熱・断熱塗料の場合)
最近では、遮熱塗料や断熱塗料といった、省エネ効果のある塗料も人気です。
遮熱塗料:太陽光の熱を反射し、室内の温度上昇を抑える効果があります。夏場のエアコン代節約に繋がります。
断熱塗料:熱の伝導を抑え、冬は暖かく、夏は涼しい室内環境を保つのに役立ちます。
これらの塗料を選ぶことで、光熱費の削減にも貢献できます。
・防カビ・防藻効果
防カビ・防藻剤が配合された塗料を選ぶことで、カビやコケの発生を抑制し、長期にわたって美しい外壁を保つことができます。
特に湿気の多い地域や日当たりの悪い箇所には効果的です。
塗料の種類と選び方:あなたにぴったりの塗料は?
外壁塗装に使用される塗料には様々な種類があり、それぞれ特徴や価格、耐久性が異なります。
ここでは主な塗料の種類をご紹介します。
・ウレタン塗料:バランスの取れた万能選手
特徴:柔らかく、密着性が高い。ひび割れに追従しやすい。
耐久年数:8~10年程度。
こんな方におすすめ: コストと性能のバランスを重視したい方。
・シリコン塗料:最もポピュラーで高耐久!
特徴:耐久性、防汚性、防カビ性などに優れ、コストパフォーマンスが高い。現在の外壁塗装で最も一般的に使用されています。
耐久年数:10~15年程度。
こんな方におすすめ:長期間安心して住みたい方、コストと性能のバランスを重視したい方。
・ ラジカル制御型塗料:次世代の高耐久塗料
特徴:塗料の劣化原因となる「ラジカル」の発生を抑制し、チョーキング現象などを防ぐ新しいタイプの塗料。シリコン塗料とフッ素塗料の中間の性能を持ちます。
耐久年数:12~18年程度。
こんな方におすすめ:シリコン塗料よりさらに長持ちさせたいが、フッ素塗料ほど費用はかけたくない方。
・フッ素塗料:最高級の耐久性!費用は高め
特徴:非常に耐久性が高く、防汚性、耐候性にも優れている。高層ビルや橋などにも使われるプロ仕様。
耐久年数:15~20年以上。
こんな方におすすめ:とにかく長く持たせたい方、メンテナンス回数を減らしたい方。
・光触媒塗料:セルフクリーニング効果が魅力
特徴:太陽の光が当たると汚れを分解し、雨で洗い流す「セルフクリーニング」効果がある。排気ガスなどによる汚れが気になる地域におすすめ。
耐久年数:15~20年以上。
こんな方におすすめ:いつでもきれいな外壁を保ちたい方、交通量の多い道路沿いにお住まいの方。
・遮熱・断熱塗料:省エネ効果をプラス
前述の通り、室内の温度上昇を抑える遮熱効果や、熱の伝導を抑える断熱効果を持つ塗料です。光熱費削減に貢献したい方におすすめです。
塗料選びのポイント
耐久年数と費用
長く持たせたいなら高耐久の塗料を選びますが、その分費用も上がります。
ご自身の予算と希望するメンテナンスサイクルを考慮しましょう。
機能性
防カビ・防藻、遮熱・断熱、セルフクリーニングなど、どのような機能を重視するかを検討しましょう。
色
家の印象を大きく左右します。
見本板だけでなく、大きな面積で見た時の色の変化も考慮し、慎重に選びましょう。
できれば、塗装会社が作成するカラーシミュレーションを活用することをおすすめします。
失敗しない外壁塗装会社の選び方:津島市・愛西市・あま市で信頼できる会社を見つけるには
外壁塗装は高額な買い物です。
後悔しないためにも、信頼できる会社を選ぶことが何よりも重要です。
・ 地元密着型で実績が豊富な会社を選ぶ
津島市・愛西市・あま市で外壁塗装を検討するなら、地域に根ざした会社を選ぶのがおすすめです。
地元で長年実績を積んでいる会社は、地域の気候や特性を熟知しており、適切な提案をしてくれます。
また、万が一のアフターフォローも迅速に対応してくれる可能性が高いです。
【チェックポイント】
創業年数や施工実績はどうか?
地域での評判はどうか?(口コミサイトや近所の評判なども参考に)
自社施工か、下請けに丸投げではないか?(自社施工の方が責任感が高く、費用も抑えられる傾向があります)
・複数の会社から相見積もりを取る
最低でも3社程度から相見積もりを取りましょう。
これにより、各会社の費用や提案内容、担当者の対応を比較検討できます。
見積もり内容が明確で、内訳が細かく記載されているかを確認しましょう。
【見積もり内容のチェックポイント】
使用する塗料の種類とメーカー名が明記されているか?
下塗り、中塗り、上塗りの回数が記載されているか?
足場代、高圧洗浄代、コーキング補修費、養生費などが含まれているか?
諸経費が不明瞭ではないか?
・丁寧な診断と分かりやすい説明をしてくれるか
優良な会社は、必ず現地調査をおこない、建物の状態を丁寧に診断してくれます。
その際、専門用語を避け、素人にも分かりやすく説明してくれるかどうかも重要な判断基準です。
こんな業者に注意!
いきなり「足場代無料!」などと割引ばかり強調する業者
短時間で一方的に契約を迫る業者
急かして即決させようとする業者
他社の悪口ばかり言う業者
見積もり書の内容が不明瞭な業者
・資格や保証、アフターフォローの有無
資格:国家資格である「一級塗装技能士」などの資格を持っている職人がいるかを確認しましょう。
保証:施工後の保証期間や保証内容が明確になっているかを確認しましょう。保証書の発行も重要です。
アフターフォロー:塗装後に何か問題が発生した場合の対応や、定期的な点検があるかどうかも確認しておきましょう。
・担当者との相性も大切
外壁塗装は、数週間にわたる工事です。
担当者とは密に連絡を取り合うことになりますので、信頼でき、何でも相談しやすい担当者を選ぶことも大切です。
質問に対する返答が迅速かつ丁寧であるか、親身になって相談に乗ってくれるかなどを確認しましょう。
まとめ:あなたの家を強く、美しく、長持ちさせるために
津島市、愛西市、あま市の皆様、サイディング外壁の塗装について、少しはご理解いただけたでしょうか?
外壁塗装は、単なる見た目のリフレッシュではありません。大切な家を雨風や紫外線から守り、寿命を延ばすための重要なメンテナンスです。
いかがでしたか?
ご不明点などございましたらお気軽にご相談ください♡
===================================
最後までお読みいただきありがとうございました。
津島市・あま市・愛西市で外壁塗装・屋根塗装でお悩みの方はお気軽にアートペインズにお問い合わせ下さい。
アートペインズではご相談・お見積もり・現地調査全て無料です!!
※お電話での受付もお待ちしておりますのでお気軽にご連絡ください!!