屋根塗装が必要な屋根1 スレート
2025.07.08 (Tue) 更新
スレートについて
突然ですが、ご自宅の屋根、最後にじっくりとご覧になったのはいつですか?
「え?屋根なんて普段見ないよ」「特に変わった様子はないけど…」そう思われる方も多いかもしれません。
しかし、屋根は私たちの暮らしを雨風から守る、非常に重要な役割を担っています。
そして、その屋根の寿命は、実は私たちの日々の生活にも大きく影響してくるのです。
特に、近年多くのご家庭で採用されている「スレート屋根」は、適切なメンテナンスを怠ると、思わぬトラブルに繋がることがあります。
そこで、今回はスレート屋根について説明していきます。
Contents
- もしかしてあなたの家も?津島市・愛西市・あま市に多い「スレート屋根」とは?
- ・なぜスレート屋根はこんなに普及したの?
- スレート屋根の「弱点」を克服!なぜ屋根塗装が必要なの?
- ・紫外線と雨水が屋根を蝕む!
- 放っておくと大変なことに…屋根塗装をしないとどうなる?
- 1. 雨漏りのリスクが大幅に上昇!
- 2. 建物の寿命が縮まる!
- 3. 断熱効果の低下と光熱費の増加
- 4. 美観の低下と資産価値の減少
- うちの屋根、そろそろ塗装時期?屋根塗装の目安とチェックポイント
- 【あなたの屋根をチェック!セルフチェックリスト】
- ・屋根全体が色あせている、または色が薄くなっている部分があるか?
- ・屋根の表面に白い粉が付着しているか?(チョーキング現象)
- ・屋根材にひび割れや欠けが見られるか?
- ・コケやカビが広範囲に発生しているか?
- ・塗膜が剥がれている、または膨れている箇所があるか?
- 屋根塗装工事の流れ(一般的な場合)
- 屋根塗装で後悔しないために!会社選びのポイント
- 1. 地元密着の会社を選ぶメリット
- 2. 複数の会社から見積もりを取る「相見積もり」
- 3. 契約前に確認すべきこと
- まとめ
もしかしてあなたの家も?津島市・愛西市・あま市に多い「スレート屋根」とは?
「スレート屋根」という言葉を初めて聞く方もいらっしゃるかもしれませんね。
スレート屋根とは、セメントと繊維質を混ぜて作った薄い板状の屋根材を指します。
見た目は瓦のようですが、瓦よりも薄く、軽くて加工しやすいのが特徴です。
津島市、愛西市、あま市にお住まいの築10年~30年程度のお家では、非常に多くの割合でこのスレート屋根が採用されています。
・なぜスレート屋根はこんなに普及したの?
スレート屋根がこれほどまでに普及したのには、いくつかの理由があります。
コストパフォーマンスの高さ
瓦に比べて材料費が安く、施工もしやすいため、建築費用を抑えることができます。
デザインの豊富さ
カラーバリエーションが豊富で、洋風・和風どちらの家にも合わせやすいデザイン性も魅力です。
軽量性
瓦よりも軽いため、建物全体の構造への負担が少なく、地震の揺れに対しても有利とされています。
しかし、これらのメリットがある一方で、スレート屋根には特有の「弱点」も存在します。
それが、今回のテーマである「屋根塗装の必要性」に繋がってくるのです。
スレート屋根の「弱点」を克服!なぜ屋根塗装が必要なの?
スレート屋根は、製造過程で塗料を塗って色付けされ、さらに表面に保護膜が形成されています。
この保護膜が、スレート屋根の美しさを保ち、雨水や紫外線から屋根材そのものを守る役割を果たしています。
しかし、この保護膜、残念ながら永遠にその効果が続くわけではありません。
・紫外線と雨水が屋根を蝕む!
毎日降り注ぐ強い紫外線、そして梅雨の時期や台風の時期に容赦なく打ち付ける雨水。
これらが直接屋根に当たり続けることで、徐々にスレート屋根の表面の塗膜は劣化していきます。
色あせ
新築の頃は鮮やかだった屋根の色が、なんとなくくすんで見えたり、色ムラが出てきたりしていませんか?
これは、塗膜が紫外線によって分解され、色あせが進行しているサインです。
チョーキング現象
屋根を指で触ってみてください。
白い粉のようなものが付着しませんか?これを「チョーキング現象」と呼びます。
これは、塗膜が劣化して顔料が粉状になったもので、保護機能が失われつつある証拠です。
ひび割れ・欠け
スレート屋根の表面の塗膜が劣化すると、雨水が屋根材内部に浸透しやすくなります。
浸透した雨水が凍結・融解を繰り返すことで、スレート材自体がひび割れたり、欠けたりする原因となります。
コケ・カビの発生
塗膜が劣化すると、スレート屋根の表面にコケやカビが付着しやすくなります。
これらは見た目を損なうだけでなく、スレート材に根を張り、さらなる劣化を促進する原因にもなります。
これらの現象が見られるようになったら、それはまさに「屋根塗装が必要なサイン」です。
屋根塗装は、劣化した塗膜を新しい塗料で塗り替えることで、スレート屋根の保護機能を回復させ、美観を取り戻すための重要なメンテナンスなのです。
放っておくと大変なことに…屋根塗装をしないとどうなる?
「まだ大丈夫だろう」「費用がかかるからもう少し先にしよう」そう考えて、屋根塗装を先延ばしにしていませんか?
残念ながら、劣化したスレート屋根を放置しておくと、次のような深刻な問題に発展する可能性があります。
1. 雨漏りのリスクが大幅に上昇!
屋根塗装の最大の目的の一つは、雨水の浸入を防ぐことです。
塗膜が劣化し、スレート材にひび割れや欠けが生じると、そこから雨水が建物内部に浸入しやすくなります。
「え、雨漏りなんてするわけないでしょ?」そう思われるかもしれませんが、小さなひび割れからでも、雨水は少しずつ浸入し、やがて天井のシミや壁の変色、そしてカビの発生など、目に見える形で現れてきます。
雨漏りは、単に建物を濡らすだけでなく、建物の構造材を腐食させ、シロアリの発生源となる可能性もあります。
そうなると、屋根塗装では済まなくなり、大規模な修繕工事が必要となり、費用も大幅に膨らんでしまうでしょう。
2. 建物の寿命が縮まる!
屋根は、建物の最も上部に位置し、常に厳しい自然環境に晒されています。
屋根が健全な状態を保てなくなると、建物全体へのダメージが蓄積され、結果的に建物の寿命を縮めてしまうことになります。
屋根塗装は、建物の「健康寿命」を延ばすための、いわば「定期健診」のようなものなのです。
3. 断熱効果の低下と光熱費の増加
屋根に塗られている塗料には、建物の断熱性を高める役割もあります。
特に遮熱塗料と呼ばれるものは、太陽光を反射して屋根の表面温度の上昇を抑え、室内の温度上昇を抑制する効果があります。
劣化した塗膜は、この断熱効果が低下します。
夏場は室内に熱がこもりやすくなり、冷房の効きが悪くなることで、無駄な電気代を支払うことになります。
冬場も同様に、暖房効率が低下し、光熱費の増加に繋がる可能性があります。
4. 美観の低下と資産価値の減少
色あせやコケ、カビの発生は、ご自宅の見た目を大きく損ねます。
いくら内装が綺麗でも、外観が古びて見えると、家全体の印象が悪くなってしまいます。
また、将来的に家を売却する際に、屋根の状態が悪いと「メンテナンスを怠っている家」と判断され、買い手からの評価が下がり、資産価値が減少してしまう可能性もあります。
これらのリスクを考えると、屋根塗装は決して「贅沢品」ではなく、「必要不可欠なメンテナンス」であることがお分かりいただけるのではないでしょうか。
うちの屋根、そろそろ塗装時期?屋根塗装の目安とチェックポイント
では、具体的に「いつ」屋根塗装をすれば良いのでしょうか?
スレート屋根の一般的な塗り替え時期は、築10年~15年と言われています。
しかし、これはあくまで目安であり、建物の立地条件(日当たりや風当たり)、屋根材の種類、使用されている塗料の耐久性によっても異なります。
ご自身の目で確認できる「屋根塗装のサイン」を知っておくことが大切です。
【あなたの屋根をチェック!セルフチェックリスト】
ご自宅の屋根を外から、あるいは双眼鏡などを使って確認してみてください。(無理な体勢での確認は危険ですので、安全第一でお願いします)
・屋根全体が色あせている、または色が薄くなっている部分があるか?
新築時と比べて全体的にくすんで見えませんか?
・屋根の表面に白い粉が付着しているか?(チョーキング現象)
できれば手の届く範囲で、指で屋根材を軽く擦ってみてください。白い粉がつくようなら要注意です。
・屋根材にひび割れや欠けが見られるか?
特に屋根の端や谷の部分に注目してみてください。
・コケやカビが広範囲に発生しているか?
特に日当たりの悪い北側の屋根に多く見られます。
・塗膜が剥がれている、または膨れている箇所があるか?
塗膜が浮き上がっているような部分はありませんか?
これらのチェックポイントのいずれかに該当するようであれば、屋根塗装の検討時期が来ている可能性が高いです。
ご自身での確認が難しい場合は、専門会社に点検を依頼することをおすすめします。
多くの会社が無料点検を実施していますので、気軽に相談してみましょう。
屋根塗装工事の流れ(一般的な場合)
ここでは、一般的な屋根塗装工事の流れを簡単にご紹介します。
足場の設置
安全に作業をおこなうため、建物の周囲に足場を組みます。
高圧洗浄
屋根に付着したコケ、カビ、汚れなどを高圧洗浄機で徹底的に洗い流します。
この工程を丁寧におこなう事で、塗料の密着性が向上します。
下地処理(補修)
ひび割れや欠けがある場合は、コーキング材などで補修をおこないます。
劣化した既存の塗膜をケレン(研磨)で除去することもあります。
縁切り(タスペーサー挿入)
スレート屋根特有の工程です。スレート材の重なり部分に隙間を作り、雨水の排出を促すために「タスペーサー」と呼ばれる部材を挿入します。
これを怠ると、雨漏りの原因となる「毛細管現象」が起こる可能性があります。
下塗り
塗料の密着性を高めるための下塗り材を塗布します。
中塗り
仕上げ塗りの一回目として、選んだ色の塗料を塗布します。
上塗り
仕上げ塗りの二回目として、選んだ色の塗料を塗布します。これにより、塗膜の厚みと耐久性を確保します。
最終確認・清掃
全ての工程が完了したら、品質に問題がないか最終確認を行い、足場を解体して周囲を清掃します。
屋根塗装で後悔しないために!会社選びのポイント
津島市・愛西市・あま市には、数多くの塗装会社が存在します。
その中で、安心して任せられる会社を選ぶことは非常に重要です。
1. 地元密着の会社を選ぶメリット
津島市、愛西市、あま市といった地元に密着した会社を選ぶことには、多くのメリットがあります。
迅速な対応
不具合があった際に、すぐに駆けつけてもらいやすいです。
地域特性の理解
地元の気候や風土、建物の特徴を熟知しているため、地域に合った適切な提案が期待できます。
信頼性
地元での評判を気にしているため、手抜き工事をする可能性が低い傾向にあります。
アフターフォロー
工事後のアフターフォローも、地元会社の方が手厚い傾向にあります。
2. 複数の会社から見積もりを取る「相見積もり」
会社選びの基本は、複数の会社から見積もりを取る「相見積もり」です。
価格の比較
各会社の価格設定を比較できます。
提案内容の比較
使用する塗料の種類、工事工程、保証内容など、各社の提案を比較検討できます。
担当者の対応
担当者の知識量、説明の丁寧さ、誠実さなども比較できます。
見積もり内容が「一式」でまとめられているような会社には注意が必要です。
具体的な工事内容や使用する材料が明記されているか、しっかりと確認しましょう。
3. 契約前に確認すべきこと
工事内容と工程
どのような工程で、どのような工事をおこなうのか、詳しく説明してもらいましょう。
使用する塗料の種類と耐久性
塗料のグレードや期待できる耐久年数、特徴などを確認しましょう。
保証内容
施工後の保証期間や保証内容について、書面で確認しましょう。
追加費用の有無
見積もり以外の追加費用が発生する可能性があるのか、事前に確認しておきましょう。
契約書の内容
契約書の内容を隅々まで確認し、納得した上で署名・捺印しましょう。
焦らず、じっくりと検討し、納得のいく会社選びをすることが、屋根塗装成功の秘訣です。
まとめ
ここまで、スレート屋根の屋根塗装について、その必要性から時期、会社選びのポイントまで、詳しく解説してきました。
屋根塗装は、安い買い物ではありません。
しかし、スレート屋根は定期的にメンテナンスが必要な屋根材であります。
上記に記載した記事を参考に、後悔のない屋根塗装工事をおこなってください。
津島市、愛西市、あま市にお住まいの皆様にとって、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
いかがでしたか?
ご不明点などございましたらお気軽にご相談ください♡
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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