初めての塗装工事で失敗しない!シーリング工事の重要性を詳しく解説
2025.08.21 (Thu) 更新
シーリング工事の重要性について
皆様のお住まいは、毎日私たちを守ってくれています。
しかし、そのお住まいも時間の経過とともに、様々なダメージを受けています。
特に、建物の外壁や屋根は、日差し、雨風、湿気、そして地震など、自然の猛威に常に晒されており、気づかないうちに劣化が進行しています。
「そろそろ外壁塗装を考えなきゃ…でも、何から手をつけて良いか分からない」「見積もりを見ても専門用語ばかりでさっぱり…」
そうお考えの方も多いのではないでしょうか?
初めての塗装工事は、分からないことだらけで不安に感じるかもしれません。
しかし、適切な知識と準備があれば、後悔のない、そして長持ちする塗装工事を実現できます。
そこで、今回は建物全体の耐久性や美観に大きく影響する「シーリング工事」の重要性について説明していきます。
Contents
- 塗装工事の前に知っておきたい!シーリング工事の基礎知識
- ・シーリングって何?どこにあるの?
- ・シーリングとコーキング、何が違うの?
- なぜシーリング工事が「重要」なのか?放置するとどうなる?
- 1. 雨漏り・水漏れのリスクが格段に高まる
- 2. 外壁のひび割れやサイディングの反りの原因に
- 3. 外壁塗装の耐久性も低下させる
- シーリング工事の種類と選び方
- 1. 打ち替え工法
- 2. 打ち増し工法
- シーリング材の種類と選び方
- ・ウレタン系シーリング材
- ・変成シリコン系シーリング材
- ・シリコン系シーリング材
- 塗装工事とシーリング工事の適切なタイミング
- 優良な会社選びのポイントとシーリング工事の確認事項
- 1. 専門知識と実績が豊富か
- 2. 丁寧な説明と提案があるか
- 3. 適正な見積もりか
- まとめ:シーリング工事は塗装工事の「要」
塗装工事の前に知っておきたい!シーリング工事の基礎知識
まず、シーリング工事とは一体何なのか、その基本的な部分からご説明しましょう。
・シーリングって何?どこにあるの?
サイディングボードなどの外壁材の目地(つなぎ目)や、窓枠・ドア枠の周囲、換気扇のダクト周りなど、様々な箇所にゴム状のものが充填されているのがお分かりでしょうか?
これが「シーリング材(コーキング材とも呼ばれます)」です。
シーリング材は、建材と建材の隙間を埋めるための充填材であり、主に次の2つの重要な役割を担っています。
防水性の確保
建物内部への雨水の浸入を防ぎ、躯体の腐食や劣化を防止します。
緩衝材としての役割
地震や風などによる建物の動き、または気温変化による建材の膨張・収縮を吸収し、建材同士のひび割れを防ぎます。
津島市・愛西市・あま市は、伊勢湾に面する地域に比較的近く、夏は高温多湿、冬は冷え込むという気候特性を持っています。
また、台風の接近も少なくありません。
このような環境下では、建材の伸縮が大きく、シーリング材への負担も大きくなります。
そのため、シーリング材が果たす防水性と緩衝材としての役割は、これらの地域において特に重要になるのです。
・シーリングとコーキング、何が違うの?
「シーリング」と「コーキング」、どちらの言葉も耳にすることがあるかと思います。
厳密に言うと、シーリングはJIS規格で定められた「不定形シーリング材」のことで、主に建物の目地に使用されます。
一方、コーキングは「コーキングガン」という工具を使って充填する作業全般を指すことが多いです。
しかし、一般的にはどちらも同じ意味合いで使われることが多く、特に使い分ける必要はありません。本記事では「シーリング」で統一してご説明します。
なぜシーリング工事が「重要」なのか?放置するとどうなる?
シーリング材は、外壁塗装と同じように、常に紫外線や雨風に晒されており、時間の経過とともに必ず劣化します。
では、劣化したシーリング材を放置すると、どのような問題が発生するのでしょうか?
1. 雨漏り・水漏れのリスクが格段に高まる
劣化したシーリング材は、ひび割れや剥がれが生じ、本来の防水性能を失います。
シーリング材の隙間から雨水が建物内部に浸入すると、次のような深刻な被害を引き起こします。
建物の構造材の腐食
木材が腐朽し、建物の耐久性が著しく低下します。シロアリの発生原因となることもあります。
カビ・結露の発生
湿度が上昇し、カビや結露が発生しやすくなります。健康被害や建材の更なる劣化を招きます。
断熱材の性能低下
断熱材が湿気を吸うことで、本来の断熱効果が失われ、室内の快適性が損なわれます。冷暖房費の増加にも繋がります。
特に、津島市・愛西市・あま市では、台風の時期には大雨が予想されるため、シーリング材の劣化は直接的に雨漏りリスクを高めることに繋がります。
2. 外壁のひび割れやサイディングの反りの原因に
シーリング材は、建材の動きを吸収する緩衝材としての役割も担っています。
シーリング材が劣化して弾力性を失うと、建材の膨張・収縮や建物の揺れが直接外壁材に伝わり、ひび割れやサイディングボードの反り、浮きなどの原因となります。
これらの症状は、建物の美観を損ねるだけでなく、さらに雨水の浸入経路となり、深刻な劣化スパイラルを引き起こす可能性があります。
3. 外壁塗装の耐久性も低下させる
「せっかく外壁塗装をするのに、シーリングはそのまま?」これは絶対にお勧めできません。
劣化したシーリングの上にいくら高品質な塗料を塗っても、シーリング材自体の機能が回復するわけではありません。
シーリング材のひび割れや剥がれが塗膜にまで影響を及ぼし、せっかくの塗装も早期に劣化する可能性があります。
シーリング工事は、外壁塗装の耐久性を最大限に引き出すための「土台」となる非常に重要な工程なのです。
シーリング工事の種類と選び方
シーリング工事には、大きく分けて次の2つの方法があります。
1. 打ち替え工法
既存の劣化したシーリング材を完全に撤去し、新しいシーリング材を充填し直す方法です。
メリット
新しいシーリング材を充填するため、最も耐久性が高く、高い防水性と弾力性を確保できます。
既存のシーリング材の状態に左右されず、建物の性能を最大限に回復させることができます。
外壁塗装と同時におこなう事で、足場代を節約できます。
デメリット
既存材の撤去作業があるため、費用が打ち増し工法よりも高くなります。
2. 打ち増し工法
既存のシーリング材の上に、新しいシーリング材を重ねて充填する方法です。
メリット
既存材の撤去作業がないため、費用が抑えられます。
工期が短縮できます。
デメリット
既存のシーリング材の劣化状態によっては、耐久性が期待できない場合があります。
目地の深さが足りないと、十分な厚みを確保できないことがあります。
新しいシーリング材が既存のシーリング材と密着しないと、剥がれやすくなる可能性があります。
津島市・愛西市・あま市で塗装工事をご検討の皆様には、長期的な視点から、打ち替え工法を強くお勧めします。
特に初めての塗装工事であれば、この機会に建物の基礎となるシーリングをしっかりと補修することで、安心して長く暮らせる住まいを維持することができます。
シーリング材の種類と選び方
シーリング材にも様々な種類があり、それぞれ特徴が異なります。
建物の部位や素材、そして予算に合わせて適切なシーリング材を選ぶことが重要です。
代表的なシーリング材の種類は次の通りです。
・ウレタン系シーリング材
特徴
弾力性が高く、耐久性にも優れています。一般的なサイディングの目地などに広く使われます。比較的安価です。
注意点
紫外線に弱いため、必ず上から塗装(「ノンブリードタイプ」と呼ばれる、塗料を汚染しないタイプを選ぶと良いでしょう)が必要です。
・変成シリコン系シーリング材
特徴
ウレタン系シーリング材よりも耐久性、耐候性、密着性に優れています。幅広い素材に対応でき、塗装も可能です。
注意点
ウレタン系シーリング材よりも価格が高めです。
・シリコン系シーリング材
特徴
耐久性、耐水性、耐熱性に非常に優れています。浴室や水回りの目地によく使われます。
注意点
塗装ができないため、外壁の目地には不向きです。上から塗装をすると剥がれてしまう可能性があります。
外壁のシーリングには、耐久性や塗装の可否を考慮し、「ウレタン系シーリング材(ノンブリードタイプ)」または「変成シリコン系シーリング材」が一般的に推奨されます。
特に、津島市・愛西市・あま市のように気候変動の大きい地域では、耐候性の高い「変成シリコン系シーリング材」を選択することで、より長くシーリングの性能を維持できる可能性があります。
塗装工事とシーリング工事の適切なタイミング
「外壁塗装を検討しているけど、シーリングも一緒にやるべき?」答えはYESです。
シーリング材の一般的な寿命は5~10年程度と言われています。
一方、外壁塗料の寿命は塗料の種類によって異なりますが、短いもので5~7年、長いもので15年~20年以上と幅があります。
重要なのは、シーリング材が劣化してから外壁塗装をしても、シーリング材の補修費用と塗装費用が別々に発生し、結果的にトータルコストが高くなる可能性があるという点です。
また、シーリング材の寿命が先にきてしまうと、せっかく塗り替えた外壁も早期に劣化してしまうリスクがあります。
そのため、一般的には外壁塗装のタイミングに合わせてシーリング工事も同時におこなうのが最も効率的で経済的です。
足場を一度設置すれば、外壁塗装もシーリング工事もまとめておこなえため、余計な足場代を二重に支払う必要がありません。
優良な会社選びのポイントとシーリング工事の確認事項
シーリング工事は、建物の寿命を左右する非常に重要な工程です。
そのため、信頼できる優良な会社を選ぶことが不可欠です。
1. 専門知識と実績が豊富か
シーリング工事は、職人の技術力が大きく仕上がりに影響します。
特に、既存シーリング材の撤去や下地処理、プライマー塗布、適切なシーリング材の選定と充填など、専門的な知識と経験が必要です。
施工実績の確認
津島市・愛西市・あま市での施工実績が豊富で、地域特性を理解している会社を選びましょう。
資格の有無
塗装技能士やシーリング技能士などの資格を持つ職人がいるかどうかも判断材料になります。
2. 丁寧な説明と提案があるか
見積もり内容や工事の流れについて、素人にも分かりやすく丁寧に説明してくれる会社を選びましょう。
特にシーリング工事については、打ち替え工法か打ち増し工法か、使用するシーリング材の種類、保証内容などを明確に提示してくれるかが重要です。
「シーリング工事はサービスでやりますよ」といった、詳細な説明のない会社は注意が必要です。
適正な費用で、適切な工事をおこなう会社を選びましょう。
3. 適正な見積もりか
複数の会社から見積もりを取り、比較検討することをお勧めします。
ただし、安すぎる見積もりには注意が必要です。
材料費や人件費を不当に削減している可能性があり、手抜き工事に繋がりかねません。
シーリング工事の単価は、目地の幅や深さ、使用するシーリング材の種類によって異なります。
不明な点があれば、納得いくまで質問しましょう。
まとめ:シーリング工事は塗装工事の「要」
今回の記事では、津島市・愛西市・あま市で初めて塗装工事をご検討されている皆様に向けて、シーリング工事の重要性について詳しく解説いたしました。
シーリング工事は、外壁塗装と並行しておこなう事で、費用対効果も高く、建物の寿命を大きく延ばすことができます。
「家のメンテナンスって難しそう…」と感じるかもしれませんが、適切な知識と信頼できる会社選びができれば、何も心配することはありません。
津島市・愛西市・あま市で塗装工事をご検討されている方は、ぜひ今回の情報を参考に、ご自身の住まいに最適な選択をしてください。
いかがでしたか?
ご不明点などございましたらお気軽にご相談ください♡
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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