初めての塗装工事で知っておきたい「チョーキング現象」とは?
2025.08.07 (Thu) 更新
「チョーキング現象」について
大切なマイホームを、これからも長く快適に保ちたいとお考えの方にとって、外壁や屋根の塗装工事は避けては通れないメンテナンスです。
しかし、「塗装工事」と聞くと、専門的で分かりにくい、費用が高いといったイメージをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
特に、初めて塗装工事を検討される方にとって、何から手をつければ良いのか、どんな状態になったら塗り替えが必要なのか、不安に感じることも多いでしょう。
そこで、今回は塗装工事を検討する上で非常に重要な「チョーキング現象」について、津島市・愛西市・あま市の気候特性も踏まえながら説明していきます。
Contents
- チョーキング現象とは?〜外壁を触ると白い粉が手につく現象〜
- なぜチョーキング現象は起こるのか?そのメカニズムを徹底解剖!
- 1. 紫外線による塗料の劣化
- 2. 顔料の露出と粉状化
- 3. 塗料の種類と劣化速度
- チョーキング現象を放置するとどうなる?〜見過ごせないリスクとは〜
- 1. 建物の保護機能の低下
- 2. 美観の損なわれ
- 3. 塗り替え費用が増加する可能性
- 津島市・愛西市・あま市の気候とチョーキング現象〜地域特性から見る劣化の進行〜
- 1. 夏の強い日差しと紫外線
- 2. 高温多湿による塗膜への負担
- 3. 冬の乾燥と温度差
- あなたの家の外壁は大丈夫?チョーキング現象のセルフチェック方法
- 【チョーキング現象のセルフチェック方法】
- 【チェックのポイント】
- チョーキング現象が見られたらどうすればいい?〜塗装工事のタイミングと会社選び〜
- 1. 塗装工事のタイミング
- 2. 優良な塗装会社の選び方
- まとめ:大切な住まいを守るために、早めの点検を!
チョーキング現象とは?〜外壁を触ると白い粉が手につく現象〜
「チョーキング現象」という言葉を初めて耳にする方もいらっしゃるかもしれません。
簡単に言うと、「外壁を触ったときに、指に白い粉のようなものが付着する現象」のことを指します。
まるで、運動場のラインを引くための「チョーク」の粉が付いているかのように見えることから、「チョーキング」と呼ばれるようになりました。
別名、「白亜化(はくあか)」とも言われます。
「え、白い粉?うちの壁もそうなっているかも…」と思われた方、それは要注意サインかもしれません。
このチョーキング現象は、外壁塗装の劣化がかなり進行している証拠なのです。
なぜチョーキング現象は起こるのか?そのメカニズムを徹底解剖!
では、なぜ外壁に白い粉が付く、チョーキング現象が起こるのでしょうか?
その原因は、塗料の成分と密接に関係しています。
一般的な塗料は、顔料(色を出す成分)と合成樹脂(塗膜を形成し、耐久性を持たせる成分)、そして添加剤などから構成されています。
この中で、チョーキング現象に大きく関わってくるのが「顔料」と「合成樹脂」です。
1. 紫外線による塗料の劣化
私たちが住む津島市・愛西市・あま市も例外なく、毎日太陽の光を浴びています。
この太陽光に含まれる「紫外線」が、チョーキング現象の最大の原因となります。
紫外線は非常に強力なエネルギーを持っており、長期間にわたって外壁に当たり続けると、塗料に含まれる合成樹脂が少しずつ分解されていきます。
例えるなら、プラスチック製品が屋外に長く放置されるとボロボロになるのと似ています。
2. 顔料の露出と粉状化
合成樹脂が分解され、塗膜の結合力が弱まると、その中に含まれていた顔料が表面に露出してきます。
そして、この露出した顔料が雨や風、そしてさらに紫外線を浴びることで、微細な粉状になっていくのです。
これが、外壁を触ったときに白い粉として手に付着する正体です。
3. 塗料の種類と劣化速度
チョーキング現象の発生時期や程度は、使用されている塗料の種類によって大きく異なります。
一般的に、耐久性の低いアクリル塗料などは比較的早い段階でチョーキング現象が見られ始める傾向があります。
一方、シリコン塗料やフッ素塗料、無機塗料といった高耐久塗料は、チョーキング現象が発生するまでの期間が長くなります。
ご自宅がいつ頃建てられたか、前回の塗装からどのくらい時間が経過しているかを把握することも、チョーキング現象の有無を判断する上で役立ちます。
チョーキング現象を放置するとどうなる?〜見過ごせないリスクとは〜
「白い粉くらいなら大丈夫でしょ?」
そう思われた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、チョーキング現象を放置することは、大切な住まいに様々な悪影響を及ぼす可能性があります。
1. 建物の保護機能の低下
外壁塗装の最も重要な役割の一つは、建物を雨水や紫外線、風などの外部環境から保護することです。
チョーキング現象は、塗膜の劣化が進んでいるサインであり、この保護機能が低下していることを意味します。
塗膜が劣化すると、防水性が失われ、外壁材自体が直接雨水にさらされることになります。
特に、津島市・愛西市・あま市でも梅雨時期には多くの雨が降りますし、近年はゲリラ豪雨なども頻発しています。
雨水が壁の内部に浸入すると、次のような深刻な問題に発展する可能性があります。
ひび割れ(クラック)の発生・拡大
水分が外壁材に浸み込むことで、乾燥と湿潤を繰り返すうちに、ひび割れが発生したり、既存のひび割れが拡大したりします。
カビ・コケの発生
湿った状態が続くと、カビやコケが繁殖しやすくなります。
これらは見た目を損なうだけでなく、建材を傷める原因にもなります。
木部の腐食・金属部の錆
外壁の内部には木材や金属の構造部材があります。
水分が浸入し続けると、木部は腐食し、金属部は錆びてしまい、建物の構造自体にダメージを与える可能性があります。
断熱性能の低下
外壁材が水分を含むことで、本来の断熱性能が失われ、室内の温度調整が難しくなることがあります。
これにより、冷暖房費が増加する可能性も考えられます。
2. 美観の損なわれ
白い粉が付着している状態は、外壁全体の色あせやくすみと合わせて、建物の美観を大きく損ねます。
せっかくのマイホームが、まるで古びた空き家のように見えてしまうのは悲しいですよね。
新築時の輝きを取り戻すためにも、適切な時期の塗り替えは非常に重要です。
3. 塗り替え費用が増加する可能性
チョーキング現象を放置し、外壁の劣化がさらに進行すると、補修しなければならない箇所が増えたり、下地の処理に手間がかかったりするため、結果的に塗装工事全体の費用が高くなってしまう可能性があります。
早期に適切なメンテナンスをおこなう事で、余計な出費を抑えることができるのです。
津島市・愛西市・あま市の気候とチョーキング現象〜地域特性から見る劣化の進行〜
私たちが暮らす津島市・愛西市・あま市は、愛知県西部に位置し、比較的温暖な気候ですが、夏は高温多湿で、冬は冷え込む日もあります。
このような地域特性も、外壁の劣化、ひいてはチョーキング現象の進行に影響を与えます。
1. 夏の強い日差しと紫外線
夏の津島市・愛西市・あま市は、日中の日差しが非常に強く、紫外線量も多くなります。
前述の通り、紫外線は塗料の劣化を促進する最大の要因です。
特に、日当たりの良い南面や西面の壁は、チョーキング現象が早く現れる傾向があります。
2. 高温多湿による塗膜への負担
夏場の高温多湿な気候は、塗膜が膨張・収縮を繰り返す原因となり、塗膜への負担を増加させます。
また、湿気が多いことでカビやコケが発生しやすくなるため、これらも塗膜の劣化を早める一因となります。
3. 冬の乾燥と温度差
冬は空気が乾燥し、日中と夜間の温度差が大きくなることがあります。
このような温度変化も、塗膜にストレスを与え、ひび割れなどの劣化を引き起こしやすくなります。
このように、津島市・愛西市・あま市の気候は、一年を通して外壁に様々な負担をかけています。
だからこそ、地域の気候特性を理解した上で、定期的な点検と適切なメンテナンスをおこなう事が、大切な住まいを守る上で不可欠なのです。
あなたの家の外壁は大丈夫?チョーキング現象のセルフチェック方法
「うちの壁もチョーキングしているのかな?」
そう思われた方は、ご自身で簡単にチェックすることができます。
【チョーキング現象のセルフチェック方法】
乾いた状態の外壁を選ぶ
雨上がりや結露している状態では正確に判断できないため、晴れた日に外壁が乾いていることを確認してください。
手のひらで軽く触れる
目線の高さより少し上の、目立たない場所(もし粉が付着していても目立ちにくい場所)を手のひらで軽く触れてみてください。
手のひらを確認する
手のひらに白い粉のようなものが付着していたら、それはチョーキング現象が発生しているサインです。
【チェックのポイント】
どのくらいの粉が付着するか?
少量(うっすらと付着する程度): 初期段階の可能性があります。
かなり多量(はっきりと白い粉が確認できる程度): 劣化がかなり進行していると考えられます。早めの点検・メンテナンスをおすすめします。
色付きの壁の場合: 白い粉だけでなく、壁の色と同系色の粉が付着する場合もあります。これは、顔料が劣化して粉状になっているためです。
セルフチェックでチョーキング現象が確認できた場合は、専門会社に詳しい点検を依頼することをおすすめします。
チョーキング現象が見られたらどうすればいい?〜塗装工事のタイミングと会社選び〜
セルフチェックでチョーキング現象が確認できた場合、それは「そろそろ外壁塗装を考え始める時期ですよ」という住まいからのサインです。
1. 塗装工事のタイミング
チョーキング現象は、塗膜が劣化し、防水性や保護機能が低下し始めている状態です。
この段階で適切な塗装工事をおこなう事で、建物のさらなる劣化を防ぎ、将来的な大規模修繕の費用を抑えることができます。
一般的に、チョーキング現象が見られ始めてから数年以内には塗装工事を検討するのが良いとされています。
もちろん、チョーキング現象以外にも、外壁にひび割れや塗膜の剥がれ、コケ・カビの大量発生などが見られる場合は、より緊急性の高いサインとなりますので、速やかに専門会社に相談しましょう。
2. 優良な塗装会社の選び方
津島市・愛西市・あま市には多くの塗装会社がありますが、初めての塗装工事でどこに頼めば良いか迷ってしまう方も多いでしょう。
ここでは、優良な塗装会社を選ぶためのポイントをいくつかご紹介します。
地域密着型の会社を選ぶ
津島市・愛西市・あま市の気候や地域特性を熟知している地元密着型の会社は、その土地に合った最適な提案をしてくれる可能性が高いです。
また、アフターフォローもしっかりしている傾向があります。
複数の会社から見積もりを取る(相見積もり)
複数の会社から見積もりを取ることで、費用や提案内容を比較検討することができます。
ただし、単に安さだけで決めるのではなく、内容もしっかり確認しましょう。
「診断書」や「提案書」の有無
信頼できる会社は、現地調査の結果をまとめた「診断書」や、それに基づいてどのような工事が必要か、どのような塗料を使うかなどを詳しく説明した「提案書」を提示してくれます。
丁寧な説明と分かりやすい見積もり
専門用語を避け、素人にも分かりやすく説明してくれるか、見積もり内容が明確で、追加料金が発生する可能性が低いかなども重要なポイントです。
施工実績やお客様の声
過去の施工事例や、実際に工事を依頼したお客様の声などを参考にすることで、その業者の信頼性や技術力を判断できます。
保証内容の確認
塗装工事には保証が付くのが一般的です。保証期間や保証内容を事前にしっかりと確認しましょう。
自社施工の会社を選ぶ
下請け業者に丸投げせず、自社で施工をおこなう会社は、品質管理が徹底されていることが多く、中間マージンも発生しないため、費用を抑えられる可能性があります。
まとめ:大切な住まいを守るために、早めの点検を!
チョーキング現象は、あなたの家が発している大切な「SOS」のサインです。
外壁を触って白い粉が付く・外壁の色あせが気になる・築10年以上経過している
もし一つでも当てはまることがあればセルフチェックをおこない、チョーキング現象が確認できた場合は、迷わず専門の塗装会社に相談することをおすすめします。
塗装工事は、大切な住まいを長持ちさせ、快適な暮らしを守るための重要な投資です。
決して安い買い物ではありませんが、適切な時期に適切なメンテナンスをおこなう事で、将来的な大きな出費を防ぎ、住まいの資産価値を維持することができます。
いかがでしたか?
ご不明点などございましたらお気軽にご相談ください♡
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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