外壁塗装の必要性と外壁材別の特徴を詳しく解説
2025.08.25 (Mon) 更新
外壁塗装の必要性について
「そろそろ家の外壁が傷んできた気がするけれど、何から手をつけていいか分からない…」「外壁塗装って本当に必要なの?」「うちの壁って、どんな素材なんだろう?」
津島市・愛西市・あま市にお住まいの皆様、このようなお悩みをお持ちではありませんか?
大切なお住まいを長持ちさせるためには、適切な時期に適切な外壁塗装をおこなう事が不可欠です。
しかし、初めての塗装工事となると、疑問や不安も多いことでしょう。
そこで、今回は外壁塗装の必要性から、主要な外壁材の種類とその特徴、メンテナンスのポイントについて説明していきます。
Contents
なぜ外壁塗装が必要なの?外壁が劣化するとどうなる?
「外壁塗装は家の美観を保つため」と思われがちですが、実はそれだけではありません。
外壁塗装の最大の目的は、お住まいを風雨や紫外線から守り、建物の寿命を延ばすことにあります。
外壁は常に厳しい自然環境に晒されています。
特に日本の気候は、夏は高温多湿、冬は乾燥し、紫外線も非常に強いという特徴があります。
このような環境下で、外壁は日々、次のようなダメージを受けています。
紫外線による塗膜の劣化(色あせ、チョーキング現象)
塗膜の樹脂結合が破壊され、粉状になる現象をチョーキングと呼びます。これは塗膜の劣化のサインです。
雨水による侵食(ひび割れ、カビ、コケの発生)
雨水が外壁に染み込むことで、内部の構造材が腐食したり、カビやコケが発生し、見た目を損なうだけでなく、健康被害のリスクも高まります。
風による砂塵や飛来物の衝突
小さな傷から劣化が進行することもあります。
温度変化による伸縮
昼夜の温度差や季節の移り変わりにより、外壁材はわずかに伸縮を繰り返します。これにより、ひび割れが発生しやすくなります。
これらのダメージが蓄積されると、外壁は本来の防水性や耐久性を失い、次のような問題が発生する可能性があります。
雨漏り
外壁のひび割れや隙間から雨水が浸入し、建物の内部構造が腐食する原因となります。これにより、大規模な修繕が必要となる場合もあります。
建物の構造材の腐食
雨水が侵入し続けると、柱や梁といった建物の主要な構造材が腐食し、耐震性の低下にもつながります。
断熱性の低下
外壁の劣化は、断熱材の性能低下にもつながり、冷暖房効率が悪化し、光熱費の増加に繋がります。
美観の低下
色あせ、ひび割れ、カビ、コケなどは、お住まいの見た目を著しく損ねます。
資産価値の低下
劣化が目立つ建物は、当然ながら資産価値も低下します。
外壁塗装は、これらの問題を未然に防ぎ、お住まいを健康な状態に保つための「予防策」であり「治療」でもあるのです。
一般的に、外壁塗装の目安は10年前後と言われています。
しかし、外壁材の種類や環境、塗料の種類によっても異なりますので、定期的な点検が重要です。
あなたのお家の外壁材は?主要な外壁材の種類とメンテナンスのポイント
津島市・愛西市・あま市でも多く見られる主要な外壁材は、大きく分けて次の4種類です。
ご自宅の外壁材がどれに当たるか、ぜひ確認してみてください。
1. サイディング(窯業系サイディング・金属系サイディング)
日本の住宅で最も普及している外壁材がサイディングです。
工場で生産されたパネルを外壁に貼り付けていく工法で、種類も豊富でデザイン性に優れています。
大きく分けて「窯業系サイディング」と「金属系サイディング」の2種類があります。
・窯業系サイディング
【特徴】
セメント質と繊維質を主原料とし、板状に成形された外壁材です。
デザインやカラーバリエーションが豊富で、防火性や耐震性にも優れています。津島市・愛西市・あま市でも最も多くの住宅で採用されています。
【メリット】
デザイン性が高く、洋風から和風まで様々なテイストに合わせやすい。
工場生産のため品質が安定しており、施工が比較的容易。
防火性、耐震性に優れている。
【デメリット】
主原料がセメントのため、水を吸いやすい性質があります。そのため、塗膜による防水機能が非常に重要になります。
目地のコーキング(シーリング)が紫外線で劣化しやすく、ひび割れや剥がれが生じやすい。ここから雨水が侵入するリスクが高まります。
塗膜の劣化により、色あせやチョーキング現象が発生しやすい。
【メンテナンスのポイント】
目地のシーリングの補修
最も重要なメンテナンスポイントです。
シーリングは5~10年程度で劣化するため、ひび割れや肉痩せが見られたら打ち替えや増し打ちが必要です。
これにより、雨水の侵入を防ぎ、外壁材自体の保護にも繋がります。
再塗装
塗膜の防水性が失われると、サイディング材が水を吸い込みやすくなり、反りや凍害(寒冷地の場合)の原因となります。
色あせやチョーキング現象が見られたら、再塗装を検討しましょう。
一般的な塗料の耐久年数は10~15年ですが、高耐久塗料を選ぶことでメンテナンスサイクルを延ばすことも可能です。
・金属系サイディング
【特徴】
ガルバリウム鋼板などの金属板を成形し、裏面に断熱材が充填された外壁材です。軽量で耐震性に優れ、断熱効果も期待できます。
【メリット】
非常に軽量で建物への負担が少なく、耐震性に優れる。
断熱材が充填されているため、高い断熱効果が期待できる。
デザイン性に富み、シャープな印象から木目調まで多様なデザインがある。
窯業系サイディングと比較して、コケやカビが発生しにくい。
【デメリット】
初期費用が窯業系サイディングよりも高くなる傾向がある。
表面に傷がつくと錆びる可能性がある(ガルバリウム鋼板は錆びにくいが、全く錆びないわけではない)。
へこみやすい。
【メンテナンスのポイント】
表面の傷の補修
傷から錆が発生する可能性があるため、早期の補修が重要です。
再塗装
塗膜が劣化すると、色あせやチョーキング現象が発生します。
錆止め効果のある下地処理を施した上で、再塗装をおこなう事で美観と耐久性を維持できます。
塗料の耐久年数は15~20年と窯業系サイディングより長い傾向にあります。
2. モルタル
【特徴】
セメントと砂、水を混ぜて練り上げたものを下地に塗り付けて仕上げる外壁材です。
職人の手作業で仕上げるため、独特の温かみのある風合いや、曲線的なデザインも可能です。
スタッコ、リシン、吹付けタイルなどの仕上げ方法があります。
【メリット】
デザインの自由度が高く、個性的な外観を演出できる。
継ぎ目がないため、コーキングの劣化を気にする必要がない。
耐火性に優れる。
【デメリット】
ひび割れ(クラック)が発生しやすい。
特に「ヘアークラック」と呼ばれる細いひび割れから雨水が浸入し、内部の劣化を引き起こすことがあります。
吸水性が高く、カビやコケが発生しやすい。
施工に時間がかかり、職人の技術に左右される。
【メンテナンスのポイント】
ひび割れ(クラック)の補修
最も重要なメンテナンスです。
小さなひび割れでも放置すると、雨水が浸入し、内部の腐食や断熱材の劣化を招きます。
幅の狭いひび割れはコーキング材や弾性フィラーで補修し、幅の広いひび割れはUカット工法などで補修します。
再塗装
塗膜が劣化すると、防水性が低下し、ひび割れやカビ・コケの発生を助長します。
弾性塗料や微弾性塗料を使用することで、小さなひび割れに追従し、再発を抑制する効果が期待できます。
一般的には10~15年が再塗装の目安です。
3. ALC(軽量気泡コンクリート)
【特徴】
セメント、生石灰、珪石などを主原料とし、特殊な製法で内部に多数の気泡を含ませた軽量コンクリートパネルです。
断熱性、遮音性、耐火性に優れています。
【メリット】
非常に高い断熱性、遮音性、耐火性を持つ。
軽量で建物への負担が少ない。
耐震性に優れる。
【デメリット】
吸水性が非常に高いため、塗装による防水機能が失われると、水を吸い込み内部が脆くなりやすい。
目地のコーキング(シーリング)が劣化しやすく、ひび割れや剥がれが生じやすい。
ひび割れが比較的発生しやすい。
【メンテナンスのポイント】
目地のシーリングの補修
サイディングと同様に、シーリングの劣化は雨水侵入の最大の原因となります。
定期的な打ち替えや増し打ちが不可欠です。
再塗装
ALCは吸水性が高いため、塗膜の防水機能が非常に重要です。
塗膜が劣化すると、ALC材が水を吸い込み、凍害(寒冷地の場合)や内部の劣化を招きます。
塗料は透湿性がありながらも防水性の高いものを選ぶことが重要です。
微弾性塗料や弾性塗料を使用することで、ひび割れに追従する効果も期待できます。再塗装の目安は10~15年です。
4. 金属壁(ガルバリウム鋼板など)
【特徴】
ガルバリウム鋼板などの金属板を直接外壁材として使用するものです。
サイディングとは異なり、継ぎ目が少なく、シャープでモダンな外観が特徴です。
工場や倉庫などで多く見られましたが、近年では一般住宅でも採用が増えています。
【メリット】
非常に軽量で、耐震性に優れる。
耐久性が高く、メンテナンスサイクルが長い。
防水性に優れ、雨漏りのリスクが低い。
デザイン性が高く、モダンな印象を与える。
【デメリット】
熱伝導率が高いため、夏場は表面が高温になりやすい。
傷がつくと錆びる可能性がある(ガルバリウム鋼板は錆びにくいが、全く錆びないわけではない)。
へこみやすい。
【メンテナンスのポイント】
表面の傷の補修
傷から錆が発生する可能性があるため、早期の補修が重要です。
再塗装
色あせやツヤの低下が見られたら、再塗装を検討しましょう。
錆止め効果のある下地処理を施した上で、金属用の塗料を塗布します。
塗料の耐久年数は15~20年と長めです。
特に津島市・愛西市・あま市のような地域では、飛来物などによる傷にも注意が必要です。
津島市・愛西市・あま市での施工会社の選び方
「うちの壁は大丈夫かな?」そう思われた方は、まずは専門会社に相談してみましょう。津島市・愛西市・あま市で外壁塗装を検討する際の後悔しない会社の選び方をご紹介します。
津島市・愛西市・あま市には多くの塗装会社が存在します。
その中から信頼できる会社を選ぶためには、次の点に注目しましょう。
地域密着の会社を選ぶ
地域の気候や環境に詳しい会社であれば、より適切な提案や丁寧な対応が期待できます。
地元での施工実績が豊富な会社を選びましょう。
丁寧な診断と分かりやすい説明
外壁の状態をきちんと診断し、専門用語ばかりではなく、お客様にも分かりやすく説明してくれる会社を選びましょう。
なぜその工事が必要なのか、どんな塗料を使うのかを明確に提示してくれるかが重要です。
適正な価格設定
極端に安い見積もりには注意が必要です。
手抜き工事や追加費用が発生する可能性があります。複数の会社から見積もりを取り、相場を把握することも大切です。
実績と経験が豊富であること
多くの施工実績があり、経験豊富な職人がいる会社であれば、安心して任せられます。施工事例などを確認してみましょう。
保証やアフターフォローの有無
工事後の保証期間や、定期点検などのアフターフォローが充実しているかどうかも重要なポイントです。
自社施工であるか
下請け業者に丸投げせず、自社の職人が直接施工している会社の方が、品質管理が行き届き、責任の所在も明確です。
誠実な対応とコミュニケーション
担当者の人柄や対応も重要です。
質問に丁寧に答えてくれるか、こちらの要望をしっかり聞いてくれるかなど、安心して相談できる会社を選びましょう。
まとめ:津島市・愛西市・あま市の皆様へ、外壁塗装は未来への投資です
津島市・愛西市・あま市の皆様、外壁塗装は単なるリフォームではありません。
大切なご家族が安心して暮らせる快適な住環境を維持し、お住まいの資産価値を守るための「未来への投資」です。
ご自宅の外壁材の種類を把握し、劣化のサインを見逃さず、適切な時期にプロによるメンテナンスをおこなう事で、お住まいはより長く、美しく、そして健康に保たれます。
初めての塗装工事で不安なこと、疑問に思うことがあれば、専門会社に相談してください。
皆様のお住まいがいつまでも美しく、快適であり続けるよう、心より願っております。
いかがでしたか?
ご不明点などございましたらお気軽にご相談ください♡
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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