初めての塗装工事で失敗しない!「下塗り材」の重要性について
2025.09.20 (Sat) 更新
下塗り材について
「そろそろ家の外壁塗装を考えているけど、何から手をつけていいのか分からない…」
「見積もりを見ても、専門用語ばかりでさっぱり…」
「下塗り材ってよく聞くけど、一体何のために必要なの?」
初めての塗装工事は、分からないことだらけで不安に感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
特に、塗装の仕上がりを大きく左右する「下塗り材」については、その重要性があまり知られていないかもしれません。
しかし、下塗り材は「縁の下の力持ち」として、上塗り材の性能を最大限に引き出し、塗装全体の寿命を延ばすために不可欠な存在なのです。
そこで、今回は津島市・愛西市・あま市の皆様が安心して塗装工事を進められるよう、下塗り材について説明していきます。
Contents
- 塗装工事の「肝」!下塗り材はなぜ必要不可欠なのか?
- 1. 密着性の向上:塗料が剥がれにくい強固な土台作り
- 2. 吸い込みの抑制:塗料のムダ遣いを防ぎ、均一な仕上がりを実現
- 3. 下地の調整:シミやアク、サビの抑制効果も
- 知っておきたい!下塗り材の主な種類とそれぞれの特徴
- 1. プライマー:密着性向上に特化した万能選手
- 2. シーラー:吸い込みを強力に抑制!下地の状態を整えるプロ
- 3. フィラー:ひび割れや凹凸をカバー!下地補修の強い味方
- 4. その他の特殊な下塗り材:目的に応じた選択
- 失敗しない!下塗り材選びのポイントと会社選びの重要性
- 1. 外壁の状態を正確に診断してもらう
- 2. 上塗り材との相性を考慮する
- 3. 複数の提案を受け、比較検討する
- 4. 下塗り工程の重要性を理解しているか確認する
- 津島市・愛西市・あま市で安心して塗装工事を依頼するために
- まとめ
塗装工事の「肝」!下塗り材はなぜ必要不可欠なのか?
「下塗り材って、ペンキを塗る前の薄い膜みたいなものでしょ?上塗りをしっかり塗れば大丈夫じゃないの?」
このように思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、下塗り材は単なる「薄い膜」ではありません。建物の美観と耐久性を守る上で、非常に重要な役割を担っています。
具体的には、次の3つの大きな役割があります。
1. 密着性の向上:塗料が剥がれにくい強固な土台作り
下塗り材の最も重要な役割は、既存の壁と上塗り材の密着性を高めることです。
想像してみてください。メイクをする時に、化粧下地を塗らずに直接ファンデーションを塗るとどうなるでしょうか?
ファンデーションが肌になじみにくく、ムラになったり、時間が経つと剥がれてきたりしますよね。
塗装もこれと同じです。
外壁は常に風雨や紫外線にさらされており、目には見えない凹凸や劣化が進んでいます。
下塗り材は、これらの不均一な表面に浸透し、上塗り材がしっかりと食い込むための「足場」のような役割を果たします。
これにより、塗料の剥がれやひび割れを防ぎ、長期にわたって美しい状態を保つことができます。
特に、劣化が進んだ外壁や、種類が異なる旧塗膜の上に塗装をおこなう場合は、下塗り材の選定と丁寧な塗布が、塗装の寿命を大きく左右します。
2. 吸い込みの抑制:塗料のムダ遣いを防ぎ、均一な仕上がりを実現
劣化した外壁は、まるでスポンジのように塗料を吸い込んでしまいます。
下塗り材を塗らずに上塗り材を塗ると、塗料が不均一に吸い込まれてしまい、色ムラが発生したり、上塗り材の本来の性能が発揮されなかったりする可能性があります。
下塗り材は、この「吸い込み」を抑制する役割も担っています。
外壁の吸水性を均一にすることで、上塗り材が均一に広がり、美しい仕上がりを実現します。
また、上塗り材の過度な吸い込みを防ぐことで、塗料の無駄使いをなくし、結果的に塗装費用を抑えることにも繋がります。
3. 下地の調整:シミやアク、サビの抑制効果も
外壁には、長年の汚れやコケ、カビ、さらには古い塗膜のシミなどが付着していることがあります。
これらの汚れや成分は、上塗り材を塗っても浮き出てきてしまい、仕上がりを損ねる可能性があります。
下塗り材には、これらの下地の問題をカバーし、上塗り材の美しい発色を妨げないようにする役割もあります。
また、金属部分にはサビ止め効果のある下塗り材を使用することで、将来的なサビの発生を抑制し、建物の耐久性を高めます。
このように、下塗り材は塗装の「密着性」「吸い込み抑制」「下地調整」という3つの重要な役割を果たすことで、塗装全体の品質と寿命を飛躍的に向上させるのです。
知っておきたい!下塗り材の主な種類とそれぞれの特徴
「下塗り材って、一種類だけじゃないの?」
実は、下塗り材には様々な種類があり、外壁の状態や上塗り材の種類、目的に応じて使い分けられています。
ここでは、代表的な下塗り材の種類とその特徴を分かりやすくご紹介します。
1. プライマー:密着性向上に特化した万能選手
プライマーは、下塗り材の中でも最も一般的な種類で、密着性を向上させることを主な目的としています。
コンクリート、モルタル、サイディング、金属など、様々な素材に対応できる万能なタイプが多いのが特徴です。
特徴
浸透性が高く、下地にしっかりと食い込み、上塗り材との密着性を高めます。透明なものが多く、下地の色の影響を受けにくいという利点もあります。
こんな時に選ばれる
比較的劣化の少ない外壁、初めての塗装、旧塗膜の種類が不明な場合など。
2. シーラー:吸い込みを強力に抑制!下地の状態を整えるプロ
シーラーは、特に吸い込みが激しい劣化した下地に対して使用される下塗り材です。
プライマーよりも強力に吸い込みを抑制し、下地の状態を均一に整える効果があります。
特徴
高い吸い込み抑制効果があり、塗料の消費量を抑え、色ムラを防ぎます。
浸透性の高いタイプと、塗膜を形成して表面を固めるタイプがあります。
こんな時に選ばれる
チョーキング(白い粉が吹く現象)が激しい外壁、コケやカビが発生している外壁、塗り替えサイクルが長く、劣化が進んでいる外壁など。
3. フィラー:ひび割れや凹凸をカバー!下地補修の強い味方
フィラーは、微細なひび割れや凹凸、ヘアークラックなどを埋め、下地の表面を滑らかに整えるために使用される下塗り材です。
厚膜に塗布することで、下地の状態を大きく改善することができます。
特徴
粘度が高く、ひび割れや凹凸を埋める充填効果があります。
弾性を持つタイプもあり、建物の動きに追従してひび割れを抑制する効果も期待できます。
こんな時に選ばれる
細かいひび割れが多い外壁、モルタル壁の補修、表面が荒れている外壁など。
4. その他の特殊な下塗り材:目的に応じた選択
上記の他にも、次のような特殊な下塗り材があります。
遮熱プライマー/シーラー
太陽光の熱を反射し、建物の温度上昇を抑える効果があります。
防カビ・防藻プライマー/シーラー
カビや藻の発生を抑制し、美観を長く保ちます。
サビ止めプライマー
鉄部などの金属部分に塗布し、サビの発生を防ぎます。
このように、下塗り材には様々な種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。
ご自宅の外壁の状態や、どのような仕上がりを求めるかによって、最適な下塗り材は異なります。
失敗しない!下塗り材選びのポイントと会社選びの重要性
「たくさんの種類があるのは分かったけど、結局どれを選べばいいの?」そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
下塗り材選びは、専門的な知識が必要となるため、ご自身で判断するのは非常に難しい部分です。
ここで重要なのが、信頼できる塗装会社に相談し、適切な診断と提案を受けることです。
1. 外壁の状態を正確に診断してもらう
下塗り材の選定は、現在の外壁の状態によって大きく左右されます。
ひび割れの有無、チョーキングの程度、コケやカビの発生状況、旧塗膜の種類など、専門家が詳細に診断することで、最適な下塗り材を見極めることができます。
2. 上塗り材との相性を考慮する
下塗り材と上塗り材には、それぞれ相性があります。
特定の塗料メーカーの推奨する組み合わせや、同じシリーズで統一することで、塗料本来の性能を最大限に引き出すことができます。
知識の乏しい会社は、単に安価な下塗り材を選んだり、上塗り材との相性を考慮せずに適当に選んでしまうことがあります。
これは、塗装後のトラブルの原因となるだけでなく、せっかくの良い上塗り材の性能を台無しにしてしまうことにもなりかねません。
3. 複数の提案を受け、比較検討する
信頼できる塗装会社は、お客様の状況に合わせて複数の下塗り材の提案をしてくれるはずです。
それぞれの特徴や費用、期待できる効果などを丁寧に説明してもらい、ご自身で納得できる選択をすることが重要です。
安さだけで会社を選んでしまうと、手抜き工事や不適切な下塗り材の使用など、後々大きなトラブルに発展する可能性があります。
必ず、複数の会社から見積もりを取り、提案内容や説明の丁寧さ、実績などを総合的に比較検討しましょう。
4. 下塗り工程の重要性を理解しているか確認する
悪質な業者は、見積もり段階で下塗り材の記載を曖昧にしたり、下塗り工程を省略しようとすることがあります。
これは、費用を安く見せかけるための手口です。
契約前に、必ず下塗り材の種類やメーカー名、塗布回数などを詳細に確認しましょう。
また、施工中に下塗り工程がきちんと行われているかを、ご自身の目で確認することも大切です。
津島市・愛西市・あま市で安心して塗装工事を依頼するために
津島市、愛西市、あま市にお住まいの皆様、ここまで下塗り材の重要性についてご理解いただけたでしょうか。
下塗り材は、塗装工事の成功を左右する「見えないけれど最も大切な部分」です。
残念ながら、塗装業界には知識や技術の不足した業者や、悪質な手口を使う業者が少なからず存在します。
そうした業者に騙されないためにも、次の点に注意して会社選びをおこなってください。
地域密着型で実績が豊富な会社を選ぶ
地元の会社であれば、何かあった際にすぐに対応してもらえます。また、地域での評判は正直なものです。
見積もりの内容が明確で丁寧な会社を選ぶ
塗料の種類、メーカー、数量、単価、工程などが詳細に記載されているか確認しましょう。
質問に対して分かりやすく丁寧に説明してくれる会社を選ぶ
専門用語ばかりで煙に巻くような業者は避けるべきです。
保証やアフターフォローが充実しているか確認する
塗装工事は一度おこなえば終わりではありません。長期的な視点でサポートしてくれる会社を選びましょう。
まとめ
下塗材は、塗装工事を成功させるために不可欠な工程です。
ご自宅にあった下塗材を選定、丁寧な施工によって塗装工事は成功と言えます。
下塗材について不明点などがありましたら、専門家や専門会社に相談してみてください。
いかがでしたか?
ご不明点などございましたらお気軽にご相談ください♡
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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