雨漏り対策4:外壁・屋根カバー工法
2025.10.05 (Sun) 更新
外壁・屋根カバー工法について
今回は、これからやってくる台風シーズンに備えて知っておきたい雨漏りの原因と、その効果的な対策について、説明していきます。
Contents
なぜ台風で雨漏りするの?
「昨年の台風で雨漏りした」「雨が強いと天井にシミができる」といったご相談、毎年この時期に多く寄せられます。
特に、海から近い津島市・愛西市・あま市は、台風の直接的な影響を受けやすく、強風や豪雨による被害が頻繁に発生します。
台風による雨漏りの主な原因は、次の3つに分けられます。
1. 強風による建材の損傷
台風の強風は、想像以上に建物の外壁や屋根に大きな負担をかけます。
飛来物の衝突
風で飛ばされた小石や看板などが屋根や外壁にぶつかり、ひび割れや穴を開けることがあります。
屋根材の浮き上がり
屋根瓦やスレート材は、強風でめくれ上がったり、剥がれたりすることがあります。
シーリングの劣化
窓周りやサイディングの継ぎ目に使用されているシーリング材が、強風で剥がれたり、亀裂が入ったりすると、そこから雨水が侵入します。
2. 豪雨による水の浸入
通常の雨とは比べ物にならないほどの強い雨は、普段は雨水が入らないような場所にも浸入しやすくなります。
毛細管現象
屋根材の隙間や外壁のひび割れから、毛細管現象によって雨水が吸い上げられ、建物内部にまで達することがあります。
雨樋の詰まり
台風で落ち葉やゴミが雨どいに詰まると、雨水があふれ出し、軒裏や外壁を伝って浸入することがあります。
3. 経年劣化による建物の脆弱化
長年台風や紫外線、雨風にさらされた建物は、少しずつ劣化が進みます。
塗装の剥がれ・チョーキング
外壁や屋根の塗装が剥がれると、防水機能が低下します。
手に白い粉が付く「チョーキング現象」も、塗膜の劣化を示すサインです。
屋根材のひび割れ・ズレ
古い屋根瓦やスレート材は、経年劣化でひび割れやズレが生じやすくなります。
これらの原因が複合的に絡み合い、雨漏りという深刻な問題を引き起こします。
雨漏りは、建物の構造体を腐食させ、シロアリを呼び寄せるなど、建物の寿命を大きく縮める原因となります。
雨漏り対策の切り札「外壁・屋根カバー工法」とは?
「雨漏りしたからといって、大掛かりな工事はしたくない」「費用を抑えてしっかり対策したい」という方におすすめなのが、カバー工法です。
・外壁カバー工法
外壁カバー工法とは、既存の外壁材(サイディングなど)を撤去せずに、その上から新しい外壁材を重ねて張る工法です。
【メリット】
工期が短い
既存の外壁材の解体・撤去作業がないため、工事期間を短縮できます。
費用が安い
解体費や廃材処分費がかからないため、建て替えや張り替えに比べて費用を抑えることができます。
断熱性・遮音性アップ
外壁が二重になることで、断熱効果や遮音効果が高まります。
【デメリット】
壁が重くなる
外壁が二重になるため、建物にかかる負担が大きくなります。耐震性を考慮し、軽い金属サイディングを使用するのが一般的です。
サッシ周りの調整が必要
壁が厚くなるため、窓やドア周りの調整が必要になります。
・屋根カバー工法(重ね葺き)
屋根カバー工法は、既存の屋根材(スレートなど)を撤去せず、その上から新しい軽量の屋根材(ガルバリウム鋼板など)を重ねて張る工法です。
【メリット】
工期が短い
解体・撤去作業がないため、工事期間が短く、お客様への負担が少ないです。
費用が安い
解体費や廃材処分費が不要なため、葺き替えに比べて費用を抑えられます。
断熱性・遮音性アップ
屋根が二重になることで、夏は涼しく、冬は暖かい快適な居住空間になります。
環境にやさしい
廃材がほとんど出ないため、地球環境にも配慮した工法です。
【デメリット】
既存の屋根材の状態に左右される
下地の腐食がひどい場合は、カバー工法ができないことがあります。
建物が重くなる
屋根が二重になるため、建物にかかる負担が増えます。そのため、軽量な屋根材を選ぶことが重要です。
どんな時にカバー工法がおすすめ?
「カバー工法」は、次のような方におすすめの工事です。
築20年~30年で初めての屋根・外壁メンテナンスを考えている方
費用をできるだけ抑えたい方
工期を短く済ませたい方
建物の断熱性や遮音性を高めたい方
ただし、既存の屋根材や外壁材の傷みが激しい場合や、下地が腐食している場合は、カバー工法ではなく、「葺き替え」「張り替え」といった既存の建材をすべて撤去する工法が適しています。
まとめ
台風による雨漏り原因
強風による建材の損傷、豪雨による水の浸入、経年劣化による建物の脆弱化が主な原因。
雨漏り対策の有効策
費用と工期を抑えられる「外壁・屋根カバー工法」がおすすめ。
カバー工法のメリット
工期が短い、費用が安い、断熱性・遮音性がアップ。
カバー工法の注意点
建物が重くなるため軽量な建材を選ぶ、下地の状態によっては施工できない場合がある。
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いかがでしたか?
ご不明点などございましたらお気軽にご相談ください♡
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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