台風シーズンの雨漏り対策は万全ですか?
2025.10.01 (Wed) 更新
雨漏り対策は万全ですか?について
今回は、毎年やってくる台風シーズンに備え、お住まいを守るために知っておきたい「台風による雨漏りの原因と、効果的な対策」について、説明していきます。
Contents
なぜ台風で雨漏りするの?主な原因とメカニズム
「昨年の台風で初めて雨漏りした…」という方も多いのではないでしょうか。
実は、台風の雨漏りは通常の雨とは違う特殊な条件で発生することがほとんどなんです。
原因① 強風で雨が吹き上げられる
台風の雨漏りの一番の特徴は、風向きです。
通常の雨は上から下に降りますが、台風の時には強い風が横から吹き付けるため、雨が建物の側面や屋根の下、軒天など、普段は雨が当たりにくい場所にまで入り込んでしまいます。
原因② 飛来物による建物の損傷
台風時には、植木鉢やゴミ箱、看板など、様々な物が風に煽られて飛び交います。
これらの飛来物が屋根瓦や外壁、雨どいに直撃し、ひび割れや破損を引き起こすことがあります。
小さなひび割れでも、そこから雨水が侵入し、構造材を腐食させる原因となります。
原因③ 築年数による建材の劣化
どんなに頑丈な家でも、時間の経過とともに建材は劣化します。
特に、紫外線や雨風に常にさらされている屋根や外壁は、塗装が剥がれたり、シーリング材がひび割れたりします。
こうした劣化箇所は、台風の強い風圧と雨水の浸入圧に耐えきれず、雨漏りの原因となります。
台風による雨漏りを防ぐ4つの有効な対策
「雨漏りしてからでは遅い!」と感じる方もいるでしょう。
幸いなことに、適切な対策をすることで、雨漏りのリスクを大幅に減らすことができます。
ここでは、特におすすめの4つの対策をご紹介します。
1. ベランダ・屋上防水工事
ベランダや屋上は、普段は意識しないかもしれませんが、実は最も雨水が溜まりやすく、浸水リスクが高い場所の一つです。
特に、防水層の劣化が進んでいると、ひび割れや剥がれから雨水が建物内部に侵入してしまいます。
防水工事の種類
主にウレタン防水とFRP防水の2種類があります。
ウレタン防水
液状のウレタン樹脂を塗布して防水層を形成する工法です。
複雑な形状の場所にも対応でき、コストも比較的抑えられます。
FRP防水
ガラス繊維を混ぜた強化プラスチック(FRP)で防水層を形成する工法です。
軽量で強度が高く、硬化が早いため、工期を短縮できます。
ここがポイント!
ベランダや屋上の床にひび割れや水たまりがある場合は、防水層の劣化が始まっているサインかもしれません。
早めの点検とメンテナンスが重要です。
2. シーリング工事
シーリングは、外壁のサイディングボードの継ぎ目や窓のサッシ周りなど、建物の隙間を埋めるための重要な材料です。
いわば、建物の「つなぎ目」を守る役割を担っています。
シーリング材は、紫外線や雨風の影響で徐々に硬くなり、ひび割れたり、痩せたりします。
シーリングの役割
建物への水の侵入を防ぐ
建物の揺れや熱膨張を吸収し、ひび割れを防ぐ
工事の種類
打ち替え
古いシーリング材を全て撤去し、新しいシーリング材を充填する工法です。最も効果が高く、耐久性も長持ちします。
増し打ち
古いシーリング材の上に新しいシーリング材を重ねて充填する工法です。比較的安価ですが、耐久性は打ち替えより劣ります。
ここがポイント!
シーリングの劣化は、外壁のひび割れや剥がれにつながり、雨漏りの直接的な原因となります。
特に、築10年以上のお住まいの場合は、シーリングの状態を定期的にチェックすることをおすすめします。
3. 外壁・屋根塗装工事
「塗装なんて見た目の問題じゃないの?」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、塗装は家の美観を保つだけでなく、建物を守るための最も重要な保護膜なんです。
塗装の役割
防水性
塗料が雨水を弾き、建物内部への浸入を防ぎます。
紫外線からの保護
紫外線による建材の劣化を抑えます。
防カビ・防藻性
湿気によるカビや藻の発生を防ぎます。
塗料の種類
シリコン塗料
コストパフォーマンスが高く、耐久性も優れています。
フッ素塗料
非常に耐久性が高く、長期間にわたって建物を保護します。
ラジカル制御塗料
最新の技術で、チョーキング現象(粉を吹く現象)を抑制し、美観を長持ちさせます。
ここがポイント!
外壁のチョーキング現象や色あせ、ひび割れが見られる場合は、塗料の保護機能が低下しているサインです。
塗り替えの目安は一般的に10年~15年と言われています。
4. 外壁・屋根カバー工法
「カバー工法」は、既存の外壁や屋根材の上に新しい建材を重ねて施工する工法です。
建材を撤去しないため、工期を短縮でき、工事中の騒音や粉塵も抑えられます。
屋根カバー工法(重ね葺き)
既存の屋根材(スレート屋根など)の上に新しい金属屋根を重ねて施工します。
屋根の断熱性や遮音性も向上します。
外壁カバー工法
既存の外壁材(サイディングなど)の上に新しいサイディングを重ねて施工します。
断熱性や意匠性を向上させることができます。
ここがポイント!
カバー工法は、撤去費用や廃材処理費用がかからないため、既存の建材を撤去して新しいものに交換する「葺き替え」「張り替え」よりもコストを抑えられる場合があります。
ただし、建材の重さが増すため、建物の構造的な強度を考慮する必要があります。
まとめ:雨漏り対策はプロに相談するのが一番!
津島市、愛西市、あま市は、昔ながらの家屋も多く、台風による雨漏りのリスクを抱えているお住まいも少なくありません。
雨漏りは、建物の内部の柱や梁を腐食させ、家の寿命を縮めるだけでなく、シロアリの発生やカビの繁殖など、健康被害にもつながる恐れがあります。
「もしかして雨漏りしてるかも…」「うちの家は大丈夫かな?」と少しでも不安に感じたら、専門家や専門会社に相談してください。
大切な家を長く守り、安心して暮らすために、早めの対策を心がけましょう!
いかがでしたか?
ご不明点などございましたらお気軽にご相談ください♡
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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