住宅塗装のSOSサイン!「チョーキング現象」の正しい見分け方について
2025.10.10 (Fri) 更新
チョーキング現象について
今回は、ご自宅の「健康状態」を簡単にチェックできる、ある重要なサインについてお話ししたいと思います。
それは「チョーキング現象」です。
「家の壁を触ったら、手に白い粉が付いたんだけど、これって何?」
「壁が白っぽくなってきたけど、これは汚れ?それとも劣化?」
このような疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?
この「チョーキング現象」こそが、多くの場合、「そろそろ塗り替えの時期ですよ」という、ご自宅からの最初のメッセージなのです。
なぜ、チョーキング現象がなぜ起こるのか、そして放置するとどんなリスクがあるのかについて説明していきます。
Contents
チョーキング現象とは?まずはご自宅をセルフチェック!
チョーキング現象とは、簡単に言うと「塗料が劣化して、顔料が粉状になって表面に浮き出てくる現象」のことです。
ご自宅の壁に指でそっと触れてみてください。
もし、チョークの粉のような白い粉が手に付いたら、それがチョーキング現象です。
この現象は、主に次の2つの要素によって引き起こされます。
太陽の紫外線
紫外線は、塗料の結合を分解する最大の原因です。
塗料が紫外線を浴び続けると、塗料に含まれる樹脂が破壊され、顔料(色を出す成分)だけが残って粉状になってしまいます。
雨風
紫外線で分解された粉状の顔料は、雨が降ると流れ落ち、壁を白っぽく汚す原因にもなります。
なぜチョーキング現象が起こると「塗り替えのサイン」なの?
「白い粉が付くだけなら、拭き取ればいいんじゃないの?」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、チョーキング現象は、単なる汚れや見た目の問題ではないのです。
チョーキング現象が発生している状態は、塗料が持つ「保護機能」が失われ始めていることを示しています。
ご自宅の塗膜は、いわば「家の皮膚」です。
この皮膚が、太陽の紫外線や雨風、湿気から、ご自宅の建材を保護しています。
チョーキング現象は、この「保護機能」が限界に達し、皮膚がボロボロになり始めた状態です。
チョーキング現象を放置するとどうなる?知っておきたい3つのリスク
津島市・愛西市・あま市は、年間を通して雨が多く、夏場は特に気温が高くなる地域です。
チョーキング現象を放置すると、これらの気候条件と相まって、ご自宅に様々なダメージを与えます。
リスク①:防水機能の低下による建材の劣化
チョーキング現象は、塗膜の防水機能が失われている証拠です。
塗膜の防水機能が低下すると、雨水が外壁の内部にまで浸入しやすくなります。
モルタル壁の場合
雨水が内部に染み込み、構造材を腐食させる原因となります。
窯業系サイディングの場合
サイディングボード内部に水が浸入し、ボードが反ったり、変形したりする原因となります。
こうした建材の劣化が進むと、塗装工事では補修しきれなくなり、外壁の張り替えといった大規模な工事が必要となり、結果的に高額な費用がかかってしまいます。
リスク②:カビや藻の発生
塗膜の防水機能が失われると、外壁が常に湿った状態になり、カビや藻が発生しやすくなります。
特に、日当たりの悪い北側の壁や、風通しの悪い場所に、緑色のコケや黒いカビが発生していませんか?
これらは、見た目が悪いだけでなく、健康被害を引き起こす可能性もあります。
カビの胞子が室内に入り込むと、喘息やアレルギーの原因となることもあり、特に小さなお子様やご高齢の方がいるご家庭では注意が必要です。
リスク③:建物の資産価値の低下
外壁がチョーキング現象で白っぽくなったり、カビや藻で汚れたりすると、建物の美観が損なわれ、古く見えてしまいます。
住宅は大切な資産です。
将来的に売却や賃貸を検討される際、見た目がきれいでメンテナンスが行き届いている家は、買い手や借り手から好印象を持たれ、より良い条件で取引できる可能性が高まります。
チョーキング現象の進行度合いを専門家や専門会社はどう判断するか?
「白い粉が付く」と言っても、その量や壁の状態によって、緊急性は異なります。
専門家や専門会社は、チョーキング現象の進行度合いを、次のように判断します。
初期段階
指で触ると、うっすらと粉が付く程度。
この時点ではまだ防水機能が完全に失われているわけではありませんが、塗り替えを検討し始める良いタイミングです。
中期段階
触るとはっきりと粉が付く。
壁全体が白っぽく見え、色褪せも目立ち始めます。
この段階では、塗膜の保護機能はかなり低下しており、早めの塗り替えが必要です。
末期段階
指で触れると大量の粉が付く。
壁に触れなくても、雨で流れた粉が、窓のサッシや軒天に付着しているのが見えます。
この段階では、塗膜の保護機能はほぼゼロであり、緊急に塗装工事をおこなう必要があります。
津島市・愛西市・あま市で信頼できる会社選びのポイント
チョーキング現象を発見したら、次は信頼できる施工会社を探すことが重要です。
安易に安価な会社に依頼してしまうと、手抜き工事によってかえって家の寿命を縮めてしまうことになりかねません。
津島市・愛西市・あま市で、安心して任せられる会社を選ぶためのポイントは次の3つです。
ポイント①:地域密着型の業者を選ぶ
津島市・愛西市・あま市で長く事業を続けている地元密着型の会社は、地域の気候や環境を熟知しており、それに適した塗料や工法を提案してくれます。
また、何か問題が発生した際にも、すぐに駆けつけてくれるという安心感があります。
ポイント②:丁寧な診断と分かりやすい説明をしてくれるか
優良な会社は、チョーキング現象だけでなく、ひび割れや藻の発生など、家全体の劣化状況を丁寧に診断し、その診断結果を元に、なぜその工事が必要なのかを分かりやすく説明してくれます。
ポイント③:適正な価格を提示してくれるか
「今だけ50%オフ!」といった安易な割引を提示する会社には注意が必要です。
塗料や工法によって価格は大きく異なります。
複数の会社から見積もりを取り、価格と内容を比較検討しましょう。
まとめ
チョーキング現象は、ご自宅からの「小さなSOSサイン」です。
そのサインを見逃さず、適切に対応することが、大切な家とご家族を長く守る一番の方法です。
「うちの家、チョーキングしてるかも…」
そう思われた方は、専門家や専門会社に相談してみてください。
いかがでしたか?
ご不明点などございましたらお気軽にご相談ください♡
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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