住宅塗装を検討しないといけない劣化症状について
2025.10.09 (Thu) 更新
住宅塗装の劣化症状について
「家の壁がなんだか白っぽい…」 「色が薄くなってきた気がするけど、大丈夫かな?」 「壁にヒビが入ってる!」
ご自宅の外壁を見て、このような疑問や不安を感じたことはありませんか?
外壁の劣化は、静かに、そして確実に進行します。
見た目の変化は、ご自宅が「塗り替えの時期ですよ」と伝えている大切なサインなのです。
しかし、専門知識がないと、どのサインが緊急性が高いのか、放置するとどうなるのか、判断するのは難しいですよね。
そこで、今回は現地調査で必ずチェックする「4つの劣化症状」について、説明していきます。
Contents
1. チョーキング(白い粉):最も分かりやすいSOSサイン
ご自宅の外壁を、手のひらで軽く触ってみてください。
もし、チョークの粉のような白い粉が手に付いたら、それは「チョーキング現象」です。
チョーキングとは?
チョーキングとは、塗料に含まれる顔料(色のもと)が、紫外線や雨風によって分解され、粉状になって表面に浮き出てくる現象です。
この白い粉は、塗膜の保護機能が失われ始めていることを示しています。
チョーキングの危険度と放置するリスク
危険度:中~高
リスク:防水機能の低下
チョーキングが始まると、外壁は雨水を弾く力を失い、スポンジのように水を吸い込みやすくなります。
津島市・愛西市・あま市は、台風やゲリラ豪雨の被害を受けやすい地域です。
チョーキングを放置すると、外壁内部に雨水が浸入し、建材の腐食やカビの発生につながる恐れがあります。
判断のポイント
手に付く白い粉の量で判断できます。
少しだけ付く場合は初期症状ですが、触れただけで大量に付く場合は、塗装の時期がかなり進んでいると考えられます。
2. 色褪せ(色あせ):美観だけでなく、劣化のサイン
「なんだか、家の色がくすんで見え始めたな…」と感じたら、それは「色褪せ」のサインです。
色褪せとは?
色褪せは、紫外線によって塗料の色素が破壊されることで起こります。
特に、赤や青、黄色といった原色系の色は色褪せが目立ちやすく、南向きの壁や、太陽光がよく当たる屋根に多く見られます。
色褪せの危険度と放置するリスク
危険度:低~中
リスク:塗膜の保護機能低下
色褪せ自体は、すぐに建物の耐久性に影響を及ぼすわけではありません。
しかし、色褪せは塗膜の劣化が始まっている明確な証拠です。
色褪せが進行すると、塗料の防水性や防汚性といった保護機能も徐々に失われていきます。
判断のポイント
新築時の写真などと見比べ、全体的に色が薄くなっていたり、ムラになっていたりする場合は、塗り替えを検討するタイミングです。
3. 塗膜の浮き・剥がれ:建物の内部に深刻なダメージ
外壁に塗られた塗膜が、まるで風船のように膨らんだり、剥がれ落ちていたりする症状です。これは、非常に危険なサインです。
塗膜の浮き・剥がれとは?
塗膜の浮きや剥がれは、塗料が下地から完全に密着していない状態で起こります。
主な原因は、下地処理の不備(汚れや水分が残っている)、湿気のこもり、または古い塗膜と新しい塗膜の相性が悪いことなどが挙げられます。
塗膜の浮き・剥がれの危険度と放置するリスク
危険度:非常に高い
リスク:建材の腐食、雨漏り、シロアリ被害
塗膜が浮いたり剥がれたりすると、外壁は無防備な状態になります。
剥がれた部分から雨水が直接下地に浸入し、建材を腐食させたり、雨漏りを引き起こしたりします。
また、湿った木材はシロアリにとって格好の餌場となり、構造材が食い荒らされるリスクも高まります。
判断のポイント
指で押すと膨らみが感じられたり、塗膜がポロポロと剥がれ落ちたりする場合は、専門会社にすぐに診断を依頼してください。
4. ひび割れ(クラック):最も怖い、見過ごしがちなSOSサイン
外壁に「髪の毛のような細い線」や「亀の甲羅のような網目状のひび」を見つけたら、それは「ひび割れ(クラック)」です。
ひび割れ(クラック)とは?
ひび割れは、建物の収縮・膨張、下地の乾燥収縮、地震による揺れ、または塗膜の弾力性低下など、さまざまな原因で発生します。
ひび割れの危険度と放置するリスク
危険度:中~非常に高い
リスク:雨水の浸入、構造材の腐食、雨漏り
ひび割れは、その幅や深さによって危険度が異なります。
幅0.3mm未満のひび割れ(ヘアークラック)
髪の毛のように細いひび割れで、初期の劣化症状です。
すぐに雨漏りにつながるわけではありませんが、放置すると徐々に幅が広がり、雨水の侵入経路となります。
幅0.3mm以上のひび割れ(構造クラック)
クレジットカードの厚さよりも太いひび割れです。
これは、建物の構造的な問題を示唆している可能性があり、雨水が直接内部に浸入する恐れがあります。
最も危険なサインであり、一刻も早い補修が必要です。
判断のポイント
ひび割れの幅を定規で測ってみましょう。
指で押してみて、ひび割れが深そうに感じる場合や、ひび割れから水が染み出しているような形跡がある場合は、すぐにプロに相談してください。
まとめ
ご自宅の外壁は、大切なご家族を守る「皮膚」です。
その「皮膚」に現れる劣化サインを見逃さず、適切なタイミングでメンテナンスをおこなう事が、家そのものの寿命を延ばし、将来的な大きな出費を防ぐ最善策です。
今回ご紹介した4つの劣化サインは、どれも塗り替えを検討する大切なきっかけとなります。特に、「塗膜の浮き・剥がれ」や「幅の広いひび割れ」は、建物の内部に深刻なダメージが及ぶ前に、一刻も早く専門会社に相談することが重要です。
いかがでしたか?
ご不明点などございましたらお気軽にご相談ください♡
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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