家の外壁が色あせてきたら要注意!
2025.10.11 (Sat) 更新
色あせについて
「最近、家の壁の色がくすんできたな…」 「新築の時と比べて、なんだか色が薄くなった気がする」
そう感じたことはありませんか?
この「色あせ」は、単なる見た目の問題だと思われがちです。
しかし、それは「家の塗装が、紫外線や雨風から家を守る力を失い始めている」という、非常に重要なサインなのです。
そこで、今回は色あせがなぜ起こるのか、そして、それを放置するとどんな危険があるのかを、説明していきます。
Contents
そもそも「色あせ」はなぜ起こる?その原因を徹底解説
色あせの主な原因は「紫外線」です。
ご自宅の外壁や屋根に塗られている塗料は、太陽の紫外線から建物を守るためのバリアの役割をしています。
しかし、この紫外線が、塗料に含まれる「顔料」を少しずつ破壊していきます。
人間の肌が日焼けするのと同じように、塗料も紫外線によって化学変化を起こし、徐々に色が薄くなっていくのです。
特に、次のような特徴を持つ塗料は、色あせが起こりやすい傾向にあります。
塗料の種類
ウレタン塗料やシリコン塗料など、耐久性の低い塗料は、紫外線に弱く、色あせしやすいです。
フッ素塗料や無機塗料といった高性能な塗料は、紫外線に強く、色あせしにくい性質を持っています。
色の濃さ
原色に近い鮮やかな色(赤や黄色など)や、濃い色(黒、紺など)は、白い色に比べて紫外線を吸収しやすいため、色あせが目立ちやすいです。
「色あせ」が教えてくれる2つの重要なサイン
色あせは、単に「見た目が悪くなる」というだけではありません。
色あせの進行度合いから、ご自宅の「健康状態」を判断しています。
サイン①:塗膜の劣化が始まっている証拠
先ほど述べたように、色あせは紫外線によって顔料が破壊されることで起こります。
顔料が破壊されているということは、塗料そのものが劣化し始めているという明確なサインです。
塗料の最も重要な役割は、雨水の浸入を防ぐ「防水機能」です。
塗料が劣化すると、この防水機能が徐々に失われていきます。
津島市・愛西市・あま市は、夏場はゲリラ豪雨が多く、冬場は乾燥した風が吹くなど、気候の変化が激しい地域です。
塗膜が弱くなった状態でこれらの厳しい環境にさらされると、外壁が水分を吸収しやすくなり、カビや藻の発生、そして最終的には雨漏りや建材の腐食につながるリスクが高まります。
サイン②:チョーキング現象の前兆
色あせがさらに進行すると「チョーキング現象」という状態になります。
チョーキング現象とは、劣化した塗料の顔料が粉状になって、外壁の表面に浮き出てくる現象です。
外壁を触ると、手にチョークのような粉が付着します。
この粉は、塗料の防水機能が完全に失われた状態を示しています。
チョーキング現象が見られる段階になると、もはや緊急性が非常に高い状態だと判断します。
ポイント:色あせは「塗り替え時期の目安」です
色あせが見られる段階は、建物を守るための「警報」です。
この時点でメンテナンスを検討することで、よりコストを抑え、効率的な塗り替えが可能です。
チョーキング現象が発生するまで放置すると、下地まで傷んでいる可能性があり、より大規模な補修が必要になることがあります。
「色あせ」を放置すると発生する3つのリスク
「まだ大丈夫だろう」と色あせを放置すると、次のようなリスクに直面する可能性があります。
リスク①:建物内部の腐食と家の寿命の低下
色あせが進行して塗膜の防水機能が失われると、外壁が水分を吸収しやすくなります。
外壁が水分を吸収し、その水分が建物内部にまで達すると、柱や梁といった構造材が腐食する原因となります。
構造材が腐食すると、建物の強度が低下し、家そのものの寿命が著しく縮んでしまいます。
目に見えないところで進行するため、気づいた時には手遅れになることも珍しくありません。
リスク②:カビや藻、コケの繁殖
常に水分を含んだ外壁は、カビや藻、コケにとって絶好の繁殖場所となります。
これらは見た目が悪いだけでなく、健康被害を引き起こす可能性もあります。
特に、小さなお子様やご高齢の方がいるご家庭では、注意が必要です。
また、カビや藻は塗膜の劣化をさらに加速させ、外壁の美観を損なうだけでなく、再塗装の際の下地処理にも手間と費用がかかります。
リスク③:将来的な修繕費用が膨らむ
色あせの段階で塗装工事をおこなえば、一般的な塗り替え費用で済みます。
しかし、放置して雨漏りや建材の腐食が発生してしまうと、外壁の張り替えや下地の補修など、大規模な修繕工事が必要となり、費用が何倍にも膨れ上がることがあります。
色あせは、将来的な大きな出費を防ぐための「早期警告」と捉えましょう。
色あせを防ぎ、長持ちさせるための秘訣
では、ご自宅を色あせから守り、長持ちさせるためにはどうすれば良いのでしょうか。
① 定期的な点検を習慣に
ご自宅の外壁や屋根を、年に一度はチェックする習慣をつけましょう。
特に、日がよく当たる南側の壁や、湿気がこもりやすい北側の壁を重点的に確認してみてください。
② 高性能な塗料を選ぶ
塗り替えをおこなう際は、耐候性に優れた塗料を選びましょう。
耐候性とは、紫外線や雨風に耐える力のことです。
フッ素塗料や無機塗料、ラジカル制御型シリコン塗料といった高性能な塗料は、色あせしにくく、美しい状態を長く保つことができます。
ポイント:塗料のグレードは「価格」と「耐久年数」で決まる
塗料にはグレードがあり、価格が高いほど、耐久年数が長くなります。
初期費用は高くなりますが、塗り替えサイクルが長くなるため、結果的にトータルコストを抑えることができます。
③ 信頼できる専門会社に依頼する
塗料の性能を最大限に引き出すためには、職人の技術と知識が不可欠です。
どんなに良い塗料を使っても、下地処理が不十分だったり、正しい手順で施工されなかったりすれば、本来の性能は発揮されません。
地域密着の専門会社なら、津島市・愛西市・あま市の気候を熟知しています。
まとめ
ご自宅の外壁の色あせは、単なる「古くなった証拠」ではありません。
それは、皆様の大切な家が、そろそろメンテナンスを必要としているという「サイン」です。
このサインを見逃さず、適切なタイミングで塗装工事をおこなうことが、将来的な大きな修繕費用を防ぎ、ご家族の安心な暮らしを守ることにつながります。
もし、ご自宅の色あせが気になり始めたら、専門家や専門会社に相談してみてください。
いかがでしたか?
ご不明点などございましたらお気軽にご相談ください♡
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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