ALC外壁のすべて〜特徴・劣化症状・正しい塗装方法まで〜
2025.10.31 (Fri) 更新
ALC外壁について

「うちの家、外壁が『ヘーベル』って言われるんだけど、これって塗装できるの?」
「ALC外壁って、普通のサイディングと何が違うの?」
このようなご質問をいただくことが増えてきました。
津島市・愛西市・あま市でもALC外壁を採用しているお住まいは多く、築年数が経つにつれてメンテナンスの必要性を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、今回は「ALC外壁」について説明していきます。
Contents
- ALC外壁とは?その特徴とメリット・デメリット
- ALC外壁のメリット
- ALC外壁のデメリット
- ALC外壁の劣化症状をチェック!塗装時期のサインを見逃すな
- 1. 塗膜のチョーキング(白亜化)
- 2. 目地のひび割れ・剥離
- 3. 外壁自体のひび割れ(クラック)
- 4. コケや藻、カビの発生
- ALC外壁の塗装で失敗しない!正しい塗装方法と工程
- 1. 高圧洗浄
- 2. 下地補修(ひび割れ補修)
- 3. 目地シーリング工事
- 4. 下塗り(下地処理)
- 5. 中塗り・上塗り(仕上げ)
- ALC外壁塗装の費用と相場【津島市・愛西市・あま市の場合】
- 失敗しない!津島市・愛西市・あま市で信頼できる会社を選ぶためのチェックポイント
- 1. ALC外壁の塗装実績が豊富か?
- 2. 目地シーリング工事の重要性を説明してくれるか?
- 3. 複数の会社から相見積もりを取る
- まとめ:津島市・愛西市・あま市のALC外壁は、正しい塗装で長持ちさせよう!
ALC外壁とは?その特徴とメリット・デメリット
ALCとは、「Autoclaved Lightweight aerated Concrete」の略称で、「軽量気泡コンクリート」と呼ばれる外壁材です。
セメントや生石灰、アルミ粉末などを主原料に、高温高圧で蒸気養生してつくられるパネル状の建材です。
このALC外壁は、特に次のメーカーで採用されています。
旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)
クリオン
住友林業
セキスイハイム
津島市、愛西市、あま市でも、これらのハウスメーカーで建てられた住宅には、ALC外壁が使われていることが多いです。
ALC外壁のメリット
軽量性
コンクリートに比べて非常に軽いため、建物への負担が少なく、耐震性に優れています。
断熱性
内部に無数の気泡を含んでいるため、高い断熱性能を発揮します。夏は涼しく、冬は暖かい快適な室内環境を保つのに役立ちます。
耐火性
無機質なコンクリートを主原料としているため、火災に非常に強いという特徴があります。
耐久性
正しいメンテナンスを行えば、非常に長持ちする外壁材です。
ALC外壁のデメリット
吸水性
内部に無数の気泡があるため、水を吸い込みやすいという弱点があります。
そのため、表面の塗膜と目地のシーリングで、しっかりと防水対策をする必要があります。
目地が多い
パネル状の外壁材を貼り合わせていくため、サイディングボードよりも目地の数が多くなります。
この目地の劣化が、雨漏りなどの原因となりやすいです。
専用の塗料や工法が必要
吸水性が高いという特性から、一般的な外壁材とは異なる専用の下地処理や塗料が必要となります。
ALC外壁の劣化症状をチェック!塗装時期のサインを見逃すな
ALC外壁は、定期的なメンテナンスを怠ると、その弱点である吸水性から、様々な劣化症状が現れてきます。
津島市・愛西市・あま市のお住まいのALC外壁を、一度じっくりと観察してみてください。
1. 塗膜のチョーキング(白亜化)
外壁を手で触ったときに、白い粉がつく状態です。
これは、塗料に含まれる顔料が紫外線によって分解され、粉状になったものです。
防水機能が低下しているサインです。
2. 目地のひび割れ・剥離
ALC外壁は、パネルとパネルのつなぎ目(目地)をシーリング材で埋めています。
このシーリング材が、紫外線や建物の動きによってひび割れたり、剥がれたりしている状態です。
ここから雨水が建物内部に侵入する危険性が最も高い部分です。
3. 外壁自体のひび割れ(クラック)
ALCパネル自体にひび割れが発生している状態です。
特に、目地以外の部分にひび割れが見られる場合、早急な補修が必要です。
放置すると、ひびから水が浸入し、内部の鉄骨が錆びてしまう原因となります。
4. コケや藻、カビの発生
外壁が常に湿気を含んでいると、コケや藻、カビが発生しやすくなります。
これは、外壁の防水性が失われているサインです。
これらの劣化症状が見られる場合は、ALC外壁の塗装時期です。
一般的に、新築から10年〜15年が目安とされていますが、劣化の進行度合いは、建物の立地や日当たりによって異なります。
ALC外壁の塗装で失敗しない!正しい塗装方法と工程
ALC外壁の塗装は、一般的なサイディング外壁とは異なる専門的な知識と技術が必要です。
もし、知識のない施工会社に依頼してしまうと、塗装後すぐに塗膜が剥がれたり、内部の劣化が進んでしまったりする可能性があります。
1. 高圧洗浄
まずは、外壁に付着した汚れやコケ、カビなどを高圧洗浄で丁寧に洗い落とします。
この時、ALCは水を吸い込みやすいため、洗浄後は十分に乾燥させる必要があります。
2. 下地補修(ひび割れ補修)
ALCパネルのひび割れを、シーリング材や下地補修材で丁寧に埋めていきます。
この作業を丁寧におこなわないと、塗装をしてもひびが再発し、そこから雨水が侵入する原因となります。
3. 目地シーリング工事
ALC外壁は、目地の数が多いのが特徴です。
ひび割れや剥がれが見られる既存のシーリング材をすべて撤去し、新しいシーリング材を打ち替える作業をおこないます。
この工程は、ALC外壁の塗装で最も重要な工程と言っても過言ではありません。
4. 下塗り(下地処理)
ALC外壁は吸水性が高いため、下地処理が非常に重要です。
吸水調整機能を持つ専用の下塗り材をたっぷりと、場合によっては2回以上塗布します。
これにより、上塗り塗料が均一に密着し、ムラのない美しい仕上がりになります。
5. 中塗り・上塗り(仕上げ)
下塗り材が乾燥した後、中塗り、上塗りと、2回に分けて仕上げの塗料を塗っていきます。
これにより、耐久性と美観を高めます。
この際、ALCに適した塗料を選ぶことも重要です。
弾力性の高い「弾性塗料」や、透湿性を持つ塗料が推奨されることがあります。
ALC外壁塗装の費用と相場【津島市・愛西市・あま市の場合】
ALC外壁の塗装費用は、一般的なサイディング外壁に比べて、やや高くなる傾向にあります。
これは、目地のシーリング工事の費用や、専用の下地処理費用が加算されるためです。
一般的に、ALC外壁の塗装費用は、1m²あたり 4,500円〜7,000円が相場とされています。
これに足場代やその他の費用が加算されます。
見積もり書を確認する際には、次の点に注意しましょう。
下地処理の項目が詳細に記載されているか?
シーリング工事の費用が、メートル単位で明確になっているか?
使用する塗料の種類(下塗り材、上塗り材)が明記されているか?
失敗しない!津島市・愛西市・あま市で信頼できる会社を選ぶためのチェックポイント
ALC外壁の塗装は、知識と経験が非常に重要です。
津島市・愛西市・あま市で、信頼できる会社を選ぶためには、次の点を必ず確認しましょう。
1. ALC外壁の塗装実績が豊富か?
ALC外壁の施工実績が豊富な会社は、その特性を熟知しています。
特に、津島市・愛西市・あま市での実績が多ければ、その地域の気候や環境を考慮した提案をしてくれるでしょう。
過去の施工事例を写真で見せてもらい、丁寧に説明してくれる会社を選びましょう。
2. 目地シーリング工事の重要性を説明してくれるか?
ALC外壁のメンテナンスにおいて、目地シーリング工事は最も重要です。
この点について、しっかりと説明し、費用も明確に提示してくれる会社は信頼できます。
3. 複数の会社から相見積もりを取る
必ず複数の会社から見積もりを取りましょう。
安すぎる見積もりは、手抜き工事のサインかもしれません。見積もり内容を比較し、最も納得のいく会社を選んでください。
まとめ:津島市・愛西市・あま市のALC外壁は、正しい塗装で長持ちさせよう!
今回は、ALC外壁の特徴から正しい塗装方法まで、徹底的に解説しました。
ALC外壁は、軽量で断熱性・耐火性に優れているが、吸水性という弱点を持つ。
塗膜のチョーキングや目地のひび割れは、メンテナンス時期のサイン。
下地処理と目地シーリング工事を丁寧におこなうことが、ALC外壁塗装の成功の鍵。
ALC外壁の施工実績が豊富な、信頼できる会社を選ぶことが最も重要。
「うちの家、ALC外壁だけど大丈夫かな?」
そんなお悩みをお持ちの方は、専門家や専門会社に相談してみてください。
いかがでしたか?
ご不明点などございましたらお気軽にご相談ください♡

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最後までお読みいただきありがとうございました。
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