ウレタン防水工事(密着工法)のメリットと防水工事の真実
2026.01.18 (Sun) 更新
ウレタン防水工事(密着工法)について

外壁や屋根の塗装を検討される際、多くの方が外観の変化や色褪せに注目されます。
もちろん、外壁・屋根塗装は非常に大切ですが、実は、ご自宅の寿命や耐久性に直結する、もう一つ重要なメンテナンス箇所があります。
それが、ベランダや屋上の「防水層」です。
「ベランダの床は特に気にしていなかった」「少しヒビが入っているけど大丈夫だろう」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ベランダや屋上の防水層は、建物の最も弱い部分の一つであり、ここから水が侵入すると、建物の構造(躯体)に致命的なダメージを与えてしまいます。
そこで、今回は初めて住宅塗装を検討されている方に向けて、なぜ防水工事が必要なのか、そしてウレタン塗膜防水(密着工法)について、そのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。
Contents
なぜベランダ・屋上の防水工事は必須なのか? 塗装より深刻な「水」の脅威
ベランダや屋上は、屋根と同じように常に雨や紫外線に晒されています。
しかし、屋根と違い、排水口が詰まったり、水たまりができたりしやすく、水が長時間滞留しやすい環境にあります。
1. 建物内部の構造材(躯体)の腐食
防水層が劣化し、ひび割れや破れが発生すると、そこから浸入した雨水はベランダの床下や、下の階の天井へと到達します。
木材の腐食
木造住宅の場合、構造材(柱や梁)が常に湿った状態になると、腐朽菌が繁殖し、木材を腐らせます。これは建物の耐震性を著しく低下させます。
鉄筋の錆び
鉄筋コンクリート造(RC造)の場合でも、水がコンクリートの内部まで達すると、鉄筋が錆びて膨張し、コンクリートを破壊する爆裂現象を引き起こします。
2. シロアリ発生のリスク増大
水が原因で木材が常に湿っている状態は、シロアリにとって最高の住処となります。
特に津島市・愛西市・あま市は、シロアリ被害が報告される地域でもあり、防水層の劣化はシロアリ被害を誘発する大きなリスクとなります。
3. 下の階への雨漏りとカビ・健康被害
防水層の劣化は、下の階への直接的な雨漏りを引き起こします。
カビ・ダニの発生
室内で雨漏りが発生すると、天井や壁の裏側にカビが発生し、アレルギーや呼吸器系の疾患など、ご家族の健康を脅かす原因となります。
これらの深刻な被害を防ぐため、おおよそ10年~15年を目安に、ベランダ・屋上の防水層の点検とメンテナンスが推奨されています。
ウレタン塗膜防水(密着工法)とは?
*写真をクリックすると施工事例が見れます!
ベランダ・屋上防水にはいくつかの工法がありますが、日本の住宅において一般的で、津島市・愛西市・あま市の戸建て住宅のベランダなどでも採用されているのが「ウレタン塗膜防水」です。
ウレタン塗膜防水とは、液状のウレタン樹脂を何層かに塗り重ね、継ぎ目のない(シームレスな)弾力性のある防水膜を形成する工法です。
密着工法が選ばれる理由
ウレタン塗膜防水には「密着工法」と「通気緩衝工法」の2種類がありますが、ベランダや比較的小規模な屋上で、下地の状態が良い場合に多く採用されるのが「密着工法」です。
1. 施工性の高さとコストパフォーマンス
作業が比較的容易
液状の材料を塗り広げるため、複雑な形状や配管周りにも隙間なく施工できます。
狭いベランダや、室外機などの障害物が多い場所にも適しており、コストを抑えやすいのが特徴です。
工期の短縮
下地への密着力が非常に高いため、プライマー(接着剤)を塗布した後、すぐにウレタンを塗り重ねることができ、工期を短縮できます。
2. 優れた弾力性(ひび割れ追従性)
揺れや動きに強い
ウレタンの塗膜は、ゴムのように弾力性があります。
建物の微妙な動きや、気温の変化による下地の収縮・膨張、地震などによる揺れが発生しても、塗膜が追従して伸び縮みするため、ひび割れが発生しにくいという大きなメリットがあります。
津島市・愛西市・あま市での耐久性
季節の寒暖差が大きいこの地域において、温度変化による建物の動きに柔軟に対応できるウレタンは、非常に有効です。
3. 塗膜の薄さゆえの軽さ
建物への負担が少ない
ウレタン塗膜防水は、他の工法(シート防水など)と比較して、仕上がりの塗膜が薄く、非常に軽量です。
建物に重量的な負担をほとんどかけないため、特に築年数が経過した住宅のベランダ防水に適しています。
密着工法の「落とし穴」! 失敗しないための注意点

密着工法は優れた工法ですが、万能ではありません。
「下地の状態」が命であり、不適切な施工をすると早期に劣化するリスクがあります。
1. 下地処理がすべて
密着工法は、下地に防水材を直接密着させるため、下地(コンクリートやモルタル)の状態がそのまま防水層の耐久性に影響します。
清掃・ケレンの徹底
既存の塗膜や汚れ、コケなどを完全に除去する「ケレン清掃」を徹底しなければ、防水材が下地に密着せず、早期に塗膜の浮きや剥がれが発生します。
ひび割れ補修
小さなひび割れでも、事前にVカットなどで処理し、シーリング材で確実に埋め込む下地補修を怠ってはなりません。
2. 下地の「湿気(水蒸気)」によるリスク
密着工法の最大の弱点は、下地に溜まった水分や湿気(水蒸気)の影響を受けやすいことです。
膨れの発生
施工後に下地から水蒸気が発生すると、密着した塗膜を内側から押し上げ、膨れを発生させます。
膨れは防水層の破れに繋がる危険性があります。
通気緩衝工法との使い分け
下地の状態が悪い場合や、湿気の逃げ場がない大規模な屋上では、水蒸気を外部に逃がすためのマットを使用する「通気緩衝工法」を選ぶべきです。
経験豊富な専門会社は、この判断を現地調査で見極めます。
3. 乾燥時間と層の厚さの管理
ウレタン塗膜防水は、重ね塗りが基本です。
乾燥不足
塗料の層ごとに定められた乾燥時間を厳守しなければ、塗膜の強度が十分に出ず、すぐに破損する原因になります。
塗膜厚の確保
決められた回数を塗布し、設計通りの膜厚(厚さ)を確保しないと、規定の耐久性が得られません。
手抜き工事を避けるためにも、施工中の写真や塗布量の管理をしっかりおこなう会社を選びましょう。
まとめ:防水工事は「建物の寿命」を守るための投資です
外壁や屋根の塗り替えと同時に、ぜひベランダや屋上の防水層の点検を専門会社にご依頼ください。
ウレタン塗膜防水(密着工法)は、その弾力性とコストパフォーマンスから、多くの戸建て住宅のベランダに適した工法ですが、その成功は徹底した「下地処理」と「正しい工法判断」にかかっています。
見える劣化(ひび割れ、剥がれ)だけでなく、見えない劣化(内部の水分、腐食)まで見抜ける、診断力と施工技術を持った地元の専門会社を選ぶことが、最も重要です。
ベランダや屋上の防水を健全に保つことは、ご自宅の構造を守り、大規模な修繕費用を将来的に抑えるための、最も賢明な投資と言えます。
いかがでしたか?
ご不明点などございましたらお気軽にご相談ください♡

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最後までお読みいただきありがとうございました。
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