塗装専門会社が解説!セメント瓦の寿命を延ばす正しい塗装方法
2025.11.04 (Tue) 更新
セメント瓦について

「うちの屋根、瓦みたいだけど、これって塗り替えが必要なの?」
「業者さんから『セメント瓦だから塗装が必要です』って言われたけど、そもそもセメント瓦って何?」
そんな風に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、津島市・愛西市・あま市にお住まいの皆さんが安心して屋根のメンテナンスを進められるように「セメント瓦」について、説明していきます。
Contents
セメント瓦とは?なぜ塗装が必要なのか?
日本の住宅の屋根材には、様々な種類があります。
代表的なものとして、昔ながらの「日本瓦(和瓦)」、軽量で薄い「スレート瓦(カラーベスト・コロニアル)」、そして、今回解説する「セメント瓦」があります。
セメント瓦の特徴
セメント瓦は、その名の通り、セメントと砂を主な原料として作られた屋根材です。
かつては、日本瓦よりも安価で、デザインの自由度が高かったため、多くの住宅で採用されていました。
見た目は日本瓦に似ているため、専門家でないと区別がつきにくいこともあります。
セメント瓦の大きな特徴は、それ自体に防水性がないということです。
窯で焼き固める日本瓦とは異なり、セメント瓦は成形した後に塗装で表面を保護し、防水性や美観を保っています。
この「塗装」こそが、セメント瓦の寿命を左右する最も重要なポイントなのです。
塗装が必要な理由
新築時に施されたセメント瓦の塗装は、約10年〜15年で効果が切れてしまいます。
塗装が劣化したセメント瓦をそのまま放置しておくと、次のような問題が発生します。
防水性の低下
塗装が剥がれると、セメント瓦が雨水を直接吸い込むようになります。
すると、瓦の内部に水分が浸透し、瓦自体の耐久性が低下します。
瓦のひび割れや破損
水を吸ったセメント瓦は、気温の変化で内部の水分が膨張・収縮を繰り返し、ひび割れや破損を引き起こすことがあります。
特に冬場の凍結・融解を繰り返すことで、瓦の劣化は一気に進行します。
コケや藻の繁殖
塗装の防水性が失われると、瓦が常に湿った状態になり、コケや藻が繁殖しやすくなります。
これらは見た目が悪いだけでなく、瓦の表面に根を張り、劣化をさらに早めてしまいます。
雨漏りのリスク
瓦自体の劣化が進むと、ひび割れや破損から雨水が建物内部に浸入し、屋根の下地材を傷め、最終的に雨漏りを引き起こす可能性があります。
セメント瓦は、瓦そのものの寿命は30年〜40年と比較的長いのですが、その寿命を全うするためには、定期的な塗装によるメンテナンスが不可欠なのです。
セメント瓦の劣化症状をチェック!塗装が必要なタイミングは?
「うちのセメント瓦、塗装が必要な時期なのかな?」と不安な方もいるかもしれません。
ここでは、セメント瓦の代表的な劣化症状をご紹介します。
高所作業は危険ですので、地上から双眼鏡などで確認してみてください。
1. 色あせ・退色
セメント瓦表面の塗膜が劣化し、色あせや変色が見られる状態です。
これは塗料の防水機能が低下しているサインです。
この状態であれば、まだ塗装による回復が可能です。
2. コケや藻、カビの発生
瓦全体に緑色や黒色のコケ、藻、カビが付着している状態です。
これは瓦が水分を吸い込みやすくなっている証拠です。
放置すると、瓦の耐久性が大きく低下してしまいます。
3. 塗膜の剥がれ・膨れ
塗膜が部分的に剥がれたり、膨らんだりしている状態です。
これは塗料がセメント瓦と密着しておらず、瓦が水分を吸収しているサインです。
剥がれた部分から瓦の劣化が一気に進みます。
4. ひび割れ・欠け
セメント瓦にひび割れや欠けが見られる状態です。
これは瓦自体の劣化がかなり進んでいるサインです。
こうなってしまうと、塗装だけでは対処できず、部分的な補修や、場合によっては屋根全体の葺き替え(新しい屋根材への交換)が必要になる可能性が高まります。
これらの症状が見られる場合は、迷わず専門の塗装会社に相談しましょう。
特に津島市・愛西市・あま市のような、夏の高温多湿な気候は、屋根材に大きな負担をかけます。
築10年を超えている場合は、一度専門会社に診断してもらうことを強くお勧めします。
津島市・愛西市・あま市のセメント瓦の塗装費用と相場
セメント瓦の塗装費用は、屋根の面積、塗料の種類、劣化状況、足場費用などによって大きく変動します。
一般的に、セメント瓦の塗装は、一般的なスレート瓦の塗装よりも少し費用が高くなる傾向にあります。
なぜなら、下地処理に手間がかかったり、下塗り材の量が多く必要になったりするからです。
セメント瓦塗装の相場:50万円〜80万円程度(足場費用込み)
この金額はあくまで目安です。
正確な費用を知るためには、必ず複数の会社から見積もりを取り、比較検討することをお勧めします。
失敗しない!津島市・愛西市・あま市で信頼できる会社を選ぶための3つのポイント
セメント瓦の塗装は、専門知識と経験が不可欠です。
津島市・愛西市・あま市で会社を選ぶ際には、次の点を必ず確認しましょう。
セメント瓦の塗装実績が豊富か?
セメント瓦の塗装は、下塗り材の選定や塗布量が非常に重要です。
セメント瓦の塗装実績が豊富で、その特徴をよく理解している会社を選びましょう。
過去の施工事例を見せてもらうのが一番確実です。
見積もり書に「下塗り」について詳細に記載されているか?
見積もり書に、「セメント瓦専用下塗り材」や「下塗り2回塗り」など、下塗りについて具体的に記載されているか確認しましょう。
単に「屋根塗装一式」と書かれている場合は、手抜き工事につながる可能性があります。
瓦の状態を丁寧に診断してくれるか?
無料診断の際に、屋根の状態を写真で撮影し、劣化状況(コケ、ひび割れなど)を具体的に説明してくれる会社を選びましょう。
高所に登っての診断が難しい場合は、ドローンなどを使って安全に診断してくれる会社も増えています。
まとめ:津島市・愛西市・あま市のセメント瓦は、定期的な塗装で寿命を延ばせる!
今回は、津島市・愛西市・あま市にお住まいの皆さんのセメント瓦のメンテナンスについて、詳しく解説しました。
セメント瓦は、塗装によって防水性を保っている屋根材である。
塗膜が劣化すると、瓦自体の耐久性が低下し、雨漏りのリスクが高まる。
築10年〜15年を目安に、色あせやコケなどの劣化症状がないかチェックしよう。
セメント瓦の塗装は、適切な下地処理が最も重要。
信頼できる会社に依頼することが、塗装を成功させる鍵。
「うちの屋根はセメント瓦かな?」 「そろそろメンテナンスの時期かな?」
そんな疑問や不安をお持ちの方は、専門家や専門会社に相談してみてください。
いかがでしたか?
ご不明点などございましたらお気軽にご相談ください♡

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最後までお読みいただきありがとうございました。
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