屋根塗装でなぜ「縁切り」「タスペーサー」が重要なのか
「縁切り」と「タスペーサー」について

外壁塗装と合わせて、屋根塗装を検討されている方は多いでしょう。
屋根は、皆様のご自宅の中で、最も過酷な環境に晒されている場所です。
夏の強い日差し、梅雨や台風の雨、冬の寒さなど、この地域特有の気候変動から建物を守る「砦」のような役割を担っています。
しかし、屋根塗装において、「塗る塗料の品質」と同じくらい、あるいはそれ以上に「重要な工程」があることをご存知でしょうか?
それは、「縁切り」という作業、そしてそのために使用される「タスペーサー」という部材です。
「縁切り?タスペーサー?初めて聞く言葉だ…」と感じるかもしれません。
そこで、今回は初めて屋根塗装を検討されている方に向けて、なぜ縁切り・タスペーサーが屋根の寿命と雨漏り防止に不可欠なのかを、詳しく解説していきます。
Contents
- 縁切り・タスペーサーが「雨漏り」を防ぐ! その重要性とは?
- 1. スレート屋根の「水の通り道」の仕組み
- 2. 塗装で「水の通り道」が塞がれてしまうリスク
- 3. 「縁切り」と「タスペーサー」の役割
- なぜタスペーサー工法が「主流」になったのか? 3つの大きなメリット
- メリット 1. 確実で均一な隙間の確保(水の通り道の安定性)
- メリット 2. 工期の短縮と作業効率の向上
- メリット 3. 屋根材を傷つけない安全性
- 見積もりで必ずチェック! 悪質な業者の見分け方と注意点
- 1. 見積もりに「タスペーサー代」が含まれているか?
- 2. 「二度手間になるから」という説明に注意!
- 3. 現場で「いつ」タスペーサーを差し込むかを確認する
- まとめ:安心の屋根塗装は「縁の下の力持ち」にあり
縁切り・タスペーサーが「雨漏り」を防ぐ! その重要性とは?
*写真をクリックすると施工事例が見れます!
屋根塗装における縁切り・タスペーサーの役割を理解するためには、まず皆様のご自宅で最も普及している屋根材の一つ、「スレート屋根(カラーベスト・コロニアルなど)」の構造を知る必要があります。
1. スレート屋根の「水の通り道」の仕組み
スレート屋根は、薄い板状の屋根材を何枚も重ねて葺かれています。
この重ね目の部分には、わざと数ミリのわずかな隙間が作られています。
重要性
この隙間は、屋根材の表面を通り越して、裏側に侵入してしまった雨水や、内部で発生した結露による水分を、屋根の外へと排出するための「水の通り道(排水路)」として機能しています。
水の侵入
多少の雨水は、風の巻き込みや毛細管現象で、この重ね目の隙間から屋根材の裏側に入り込むことがあります。
これは設計上想定内のことであり、この隙間から排出されれば問題ありません。
2. 塗装で「水の通り道」が塞がれてしまうリスク
このスレート屋根に塗装を施す際、非常に粘度のある塗料が屋根材の重ね目に流れ込み、乾燥することで、本来必要な「水の通り道」を完全に塞いでしまうという現象が発生します。
毛細管現象
隙間が塗料で埋まってしまうと、雨水が逃げ場を失い、屋根材の下、つまり建物の内部に向かって毛細管現象で吸い上げられてしまうリスクが極めて高まります。
内部への滞留
津島市・愛西市・あま市で発生するような集中豪雨や台風の際に大量の雨水が屋根材の裏側に入ると、出口がないため水が溜まり続けます(雨水の滞留)。
腐食と雨漏り
滞留した水は、屋根の下地である野地板や垂木を常に濡らし続け、腐食を引き起こし、最終的には室内への雨漏りへと繋がる、最も深刻な原因となるのです。
3. 「縁切り」と「タスペーサー」の役割
この「水の通り道を塞いでしまう」という致命的な問題を回避するためにおこなうのが、縁切りという作業であり、それを効率的かつ確実におこなうための部材がタスペーサーです。
縁切り
塗装が乾燥した後、屋根材の重ね目にカッターなどの道具を差し込み、手作業で塗料の膜を物理的に切って隙間を確保する作業です。(手間がかかり、再接着のリスクがある)
タスペーサー工法
塗装工程の途中で、屋根材の重ね目にタスペーサーという小さなプラスチックの部材を差し込み、強制的に隙間を確保する工法です。(現在では、最も確実で主流の工法)
つまり、縁切り・タスペーサーは、屋根の防水性能を保つために欠かせない「命綱」なのです。
なぜタスペーサー工法が「主流」になったのか? 3つの大きなメリット

以前はカッターを使った手作業の「縁切り」が主流でしたが、現在「タスペーサー工法」が屋根塗装の標準工法として広く採用されています。
そこには、手作業を上回る大きなメリットがあります。
メリット 1. 確実で均一な隙間の確保(水の通り道の安定性)
手作業の縁切りは、作業員の技量や体力によって、隙間の幅や深さにムラが出やすいという欠点がありました。
均一な隙間
タスペーサーは、1枚あたり数ミリの均一な厚みを持っており、屋根材の下に差し込むことで、必要な排水のための隙間を確実に確保できます。
再接着の防止
手作業で縁切りをしても、塗料が完全に乾燥しきるまでに、または熱によって塗膜が柔らかくなり、再び隙間が塞がってしまう「再接着」のリスクがありました。
タスペーサーは物理的に隙間を維持するため、再接着のリスクをゼロにできます。
メリット 2. 工期の短縮と作業効率の向上
手作業による縁切りは、屋根全体を手作業でチマチマと切っていく非常に時間のかかる工程でした。
工期の短縮
タスペーサー工法は、塗装工程の合間に差し込んでいくだけなので、手作業の縁切りに比べ、作業時間を大幅に短縮できます。
他の工程への影響が少ない
工期が短縮されることで、お客様の生活への影響も最小限に抑えられ、職人の人件費を抑えることにも繋がり、トータルでの費用対効果も高まります。
メリット 3. 屋根材を傷つけない安全性
カッターやスクレーパーなど鋭利な道具を使用する手作業の縁切りは、屋根材そのものを傷つけてしまったり、誤って深く差し込みすぎると下地を傷つけてしまうリスクがありました。
屋根材へのダメージ回避
タスペーサーは専用の器具で差し込むため、屋根材に負担をかけることなく、安全かつ確実に作業をおこなうことができます。
これは、大切なお客様の屋根材を長持ちさせる上で、非常に重要なポイントです。
見積もりで必ずチェック! 悪質な業者の見分け方と注意点

津島市・愛西市・あま市で優良な塗装会社を見分ける上で、この縁切り・タスペーサーの工程が、一つの「判断基準」となります。
1. 見積もりに「タスペーサー代」が含まれているか?
優良な会社は、タスペーサー工法が必須であることを知っているため、必ず見積書に「タスペーサー(縁切り作業一式)」または「タスペーサー代」として明記します。
価格の確認
タスペーサー工法の費用は、屋根の面積や形状によって異なりますが、一般的に数万円~10万円程度が相場です。
記載がない場合
見積書にタスペーサーや縁切りの記載が一切ない場合は、その会社は「タスペーサーを不要と考えている(知識不足)」か、「作業を手抜きしようとしている」かのどちらかです。
このような会社は、絶対に避けるべきです。
2. 「二度手間になるから」という説明に注意!
中には、「うちの塗料は塗膜が薄いから縁切りは不要だ」とか、「二度手間になるからやらない」などと説明する会社もいるかもしれません。
プロの判断基準
塗膜の厚さに関わらず、重ね目の隙間が塗料で塞がってしまうリスクはゼロではありません。
雨漏りリスクを確実に排除するためには、タスペーサーによる隙間の確保は、塗装専門会社として譲れない必須工程です。
3. 現場で「いつ」タスペーサーを差し込むかを確認する
タスペーサーを差し込むタイミングも重要です。
正しい手順
高圧洗浄後、下塗りを終えて、中塗りの前に差し込むのが最も一般的なタイミングです。
注意点
塗装が完全に終わってから、慌ててタスペーサーを差し込もうとする会社は、作業の段取りが悪い可能性があり、注意が必要です。
まとめ:安心の屋根塗装は「縁の下の力持ち」にあり
津島市・愛西市・あま市の皆様、屋根塗装で大切なのは、塗料のブランドや価格だけではありません。
「縁切り」、そして「タスペーサー工法」は、目立たない地味な作業かもしれませんが、皆様のご自宅を雨漏りという最大の脅威から守り、屋根材と塗膜の寿命を最大限に引き延ばすための、「縁の下の力持ち」です。
もし、今お手元に見積書があるなら、すぐに「タスペーサー」の記載があるかを確認してください。
記載がない場合は、必ず会社に理由を尋ねましょう。
その説明の仕方こそが、その会社の「技術力」と「お客様への誠実さ」を測るバロメーターとなります。
いかがでしたか?
ご不明点などございましたらお気軽にご相談ください♡

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最後までお読みいただきありがとうございました。
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