外壁・屋根の寿命を劇的に延ばす!「下地処理」の重要性
2025.08.13 (Wed) 更新
「下地処理」の重要性について
皆様の大切なご自宅は、常に太陽の光、雨風、そして季節の移り変わりによる厳しい自然環境に晒されています。
特に外壁や屋根は、住まいを守る「顔」であり「盾」として、その役割を担っています。
「最近、外壁の汚れが目立つな…」「屋根の色褪せが気になるけど、まだ大丈夫かな?」そう思われた時が、もしかしたら塗装工事をご検討されるタイミングかもしれません。
しかし、初めての塗装工事となると、「どこに頼めばいいのか?」「費用はどれくらいかかるのか?」「どんな工事をするんだろう?」といった様々な疑問や不安がつきものだと思います。
中でも、多くの人が見過ごしがち、あるいはその重要性自体を知らないのが「下地処理」です。
「下地処理?ペンキを塗る前に何かするの?」そう思われた方もいらっしゃるかもしれません。
実は、この下地処理こそが、塗装工事の成功と、その後の外壁・屋根の寿命を大きく左右する、最も重要な工程なのです。
そこで、今回は津島市・愛西市・あま市で初めて塗装工事をお考えの皆様に、外壁・屋根の下地処理について説明していきます。
Contents
- 塗装工事の「肝」は下地処理にあり!なぜこんなにも重要なのか?
- 外壁・屋根の下地処理
- 1. 足場設置・飛散防止ネットの設置
- 2. シーリング(コーキング)の打ち替え・増し打ち
- 3. ひび割れ(クラック)の補修
- 4. 浮き・剥がれ・欠損部分の補修
- 5. 高圧洗浄
- 6. ケレン作業(下地調整)
- 7. 清掃・養生
- 下地処理の品質が、塗装工事の「未来」を決める
- 信頼できる塗装会社を見極めるポイント
- ・丁寧な現地調査と診断
- ・下地処理の重要性を明確に説明してくれるか
- ・見積書に下地処理の項目が明確に記載されているか
- ・実績が豊富で、お客様の声が公開されているか
- ・アフターフォローや保証制度が充実しているか
- まとめ:津島市・愛西市・あま市の皆様へ
塗装工事の「肝」は下地処理にあり!なぜこんなにも重要なのか?
「家を綺麗にしたい」「新しい色にしたい」というご要望は多く聞かれますが、塗装工事は単に色を塗って見た目を良くするだけではありません。
外壁や屋根を保護し、建物の寿命を延ばすという非常に重要な役割を担っています。
そして、その保護機能と耐久性を最大限に引き出すために不可欠なのが下地処理です。
下地処理とは、簡単に言えば「塗料が最大限の性能を発揮できるような状態に、塗装面を整える工程」のことです。
人間で言えば、化粧をする前の洗顔や下地作り、あるいは手術前の患部の消毒のようなもの。
どんなに高価で優れた塗料を使っても、下地が適切に処理されていなければ、塗料は本来の性能を発揮できず、次のような問題が発生する可能性が高まります。
塗膜の剥がれ、膨れ
塗料が下地にしっかりと密着せず、早期に剥がれてしまう。
色ムラ、仕上がりの悪さ
下地の凹凸や汚れが塗膜に浮き出てしまい、見た目が美しくない。
カビ・藻の再発生
下地処理が不十分だと、わずかに残ったカビや藻が再び繁殖し、塗膜を侵食する。
早期の色褪せ、劣化
塗料の密着不良により、紫外線や雨風に対する耐久性が低下し、本来の耐用年数よりも早く劣化が進む。
防水性の低下
ひび割れなどが適切に補修されていないと、雨水の侵入を防ぐことができない。
これらの問題は、結果的に「再塗装の時期を早める」ことになり、余計な費用と手間がかかってしまいます。
だからこそ、下地処理は「塗装工事の成功を左右する最も重要な工程」と言われるのです。
津島市・愛西市・あま市の皆様の大切な住まいを守るためにも、この下地処理の重要性をぜひご理解ください。
外壁・屋根の下地処理
では、実際に塗装工事において、外壁や屋根はどのように下地処理されていくのでしょうか?
ここでは、具体的な下地処理の工程を順を追ってご説明します。
1. 足場設置・飛散防止ネットの設置
安全かつ効率的に作業をおこなうために、まず足場を設置します。
足場は作業員の安全を確保するだけでなく、高品質な仕上がりを実現するためにも不可欠です。
また、高圧洗浄や塗料の飛散を防ぐために、足場全体に飛散防止ネットを張ります。
これは近隣への配慮としても非常に重要な工程です。
2. シーリング(コーキング)の打ち替え・増し打ち
サイディング外壁の目地や窓サッシ周り、換気扇フードの隙間などには、シーリング材が充填されています。
このシーリング材は、外壁材同士の動きに追従し、雨水の侵入を防ぐ「目地材」としての役割と、建物の防水性を高める役割を担っています。
しかし、シーリング材は紫外線や雨風に弱く、年数が経つと硬化し、ひび割れたり、剥がれたり、肉痩せして隙間ができたりします。
劣化したシーリング材の上から塗装しても、すぐにひび割れてしまうため、塗装工事の際には必ず補修が必要です。
【シーリング補修の種類】
打ち替え
既存の劣化したシーリング材を全て撤去し、新しいシーリング材を充填する方法です。最も耐久性が高く、推奨される方法です。
増し打ち
既存のシーリング材の上に、新しいシーリング材を充填する方法です。
既存のシーリング材の状態が良い場合に限定されますが、打ち替えに比べて費用を抑えられます。ただし、耐久性は打ち替えに劣ります。
シーリング材を充填する前には、プライマー(下塗り材)を塗布することで、新しいシーリング材と下地の密着性を高めます。
3. ひび割れ(クラック)の補修
外壁や屋根のひび割れをチェックし、補修します。
ひび割れは、雨水の侵入経路となるだけでなく、建物の構造自体を傷める原因にもなります。
ヘアークラック(微細なひび割れ)
幅が狭いひび割れは、塗料が浸透することで埋まる場合もありますが、程度によってはシーリング材を充填します。
構造クラック(大きなひび割れ)
幅が広く、構造体にまで達している可能性のあるひび割れは、Uカット(ひび割れ部分をU字にカットして溝を作る)を行い、プライマー塗布後、コーキング材やエポキシ樹脂などを充填して補修します。
この際、補修材がひび割れの奥までしっかりと充填されるよう、慎重に作業を進めます。
4. 浮き・剥がれ・欠損部分の補修
既存の塗膜が浮いていたり、剥がれていたり、あるいは外壁材の一部が欠損している箇所があれば、これらも適切に補修します。
既存塗膜のケレン(剥離・除去)
浮いている、あるいは剥がれかかっている古い塗膜は、スクレーパーやワイヤーブラシなどで徹底的に除去します。これを怠ると、新しい塗膜もすぐに剥がれてしまいます。
モルタル壁の欠損
モルタル壁の欠損がある場合は、モルタルを充填して平滑にします。
サイディングの反り・浮き
サイディングボードが反っていたり、浮いていたりする場合は、ビスなどで固定したり、状況によっては部分的に交換することもあります。
5. 高圧洗浄
長年の間に外壁や屋根には、排気ガスによる「煤」、土埃、砂、鳥のフン、そして何よりも厄介な「カビ」や「藻」が付着しています。
これらが残ったまま塗装すると、塗料の密着を妨げ、塗膜の剥がれや膨れの原因となります。
高圧洗浄では、業務用高圧洗浄機を用いて、これらの汚れを徹底的に洗い流します。
水の圧力は非常に強く、家庭用の高圧洗浄機とは比べ物になりません。
屋根のように頑固な汚れが多い場所や、サイディングの目地など、細かな部分まで丁寧に洗浄していきます。
【ポイント】
適切な水圧の調整
外壁材の種類(モルタル、サイディングなど)や劣化状況に合わせて水圧を調整します。
強すぎると外壁材を傷つける恐れがあり、弱すぎると汚れが落ちません。
洗浄後の乾燥期間
洗浄後すぐに塗装するのではなく、十分に乾燥させる時間が必要です。
通常、夏場でも1日~2日、冬場や湿度の高い時期はそれ以上の乾燥期間を設けます。
内部に水分が残ったまま塗装すると、塗膜の膨れや剥がれの原因となります。
6. ケレン作業(下地調整)
高圧洗浄で落ちきらなかった頑固な汚れや、旧塗膜の残り、サビ、チョーキング(塗膜が粉状になる現象)などを、サンドペーパーやワイヤーブラシ、電動工具などを用いて除去し、塗装面を平滑にする作業を「ケレン」と言います。
特に、鉄部(手すり、雨樋の支持金具など)や木部(軒天の木材など)は、サビや腐食が発生しやすいため、徹底的なケレン作業が必要です。
ケレンを怠ると、サビが再発したり、塗料の密着不良を起こしたりします。
【ケレン作業のポイント】
研磨による目荒らし
塗料の密着性を高めるために、塗装面に細かな傷をつける「目荒らし」をおこないます。
隅々まで丁寧に
手の届きにくい場所や、細かな凹凸部分も丁寧に作業します。
7. 清掃・養生
下地処理の最終段階として、ケレン作業などで発生した粉塵やゴミを丁寧に清掃します。
これらの異物が残ったままだと、塗料の仕上がりに悪影響を与えます。
その後、塗装しない箇所(窓、ドア、室外機、植木、車など)をビニールシートやマスキングテープで覆い、塗料の飛散を防ぐ養生をおこないます。
この養生作業も、仕上がりの美しさだけでなく、近隣への配慮、お客様の財産保護の観点からも非常に重要です。
下地処理の品質が、塗装工事の「未来」を決める
ここまで、外壁・屋根の下地処理の各工程について詳しく解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
初めての塗装工事では、「どんな塗料を使うか」「費用はいくらかかるか」といった点に目がいきがちですが、実はその前段階の下地処理こそが、塗装工事の品質と耐久性を左右する、最も重要な工程であることがご理解いただけたかと思います。
津島市、愛西市、あま市のように、四季折々の気候変動がある地域では、外壁や屋根にかかる負担も決して小さくありません。
だからこそ、下地処理を疎かにすることは、将来的に余計な費用と手間を生み出すことになりかねません。
信頼できる塗装会社であれば、決して下地処理の工程を省略したり、手抜きしたりすることはありません。
信頼できる塗装会社を見極めるポイント
では、津島市・愛西市・あま市で安心して塗装工事を任せられる会社をどのように見極めれば良いのでしょうか?
下地処理の観点から、いくつかポイントをご紹介します。
・丁寧な現地調査と診断
見積もりを出す前に、必ず現地を訪問し、外壁や屋根の状態を細かくチェックしてくれる会社を選びましょう。
ひび割れ、チョーキング、藻やカビの発生状況、旧塗膜の劣化具合などを、専門家の目でしっかりと診断してくれるかが重要です。
・下地処理の重要性を明確に説明してくれるか
見積書や説明の際に、単に「高圧洗浄」とだけ記載するのではなく、なぜ下地処理が重要なのか、どのような工程を行うのかを具体的に説明してくれる会社は信頼できます。
特に、シーリングの打ち替え・増し打ち、ひび割れ補修について詳しく説明してくれるかを確認しましょう。
・見積書に下地処理の項目が明確に記載されているか
「一式」でまとめず、「高圧洗浄費用」「ひび割れ補修費用(〇m)」「シーリング打ち替え費用(〇m)」など、詳細な項目ごとに費用が明記されているかを確認しましょう。
これにより、何にどれくらいの費用がかかるのかが明確になります。
・実績が豊富で、お客様の声が公開されているか
津島市、愛西市、あま市など、地元の塗装実績が豊富で、実際に工事を依頼したお客様の声や施工事例を公開している会社であれば、その技術力や信頼性を判断する材料になります。
・アフターフォローや保証制度が充実しているか
塗装工事は決して安い買い物ではありません。工事後のアフターフォローや、万が一の不具合に対応してくれる保証制度が整っているかどうかも、会社選びの重要なポイントです。
まとめ:津島市・愛西市・あま市の皆様へ
塗装工事は見た目の美しさだけでなく、大切な住まいを長持ちさせるためには、目に見えない部分である下地処理にこそ、プロの技術と丁寧な作業が求められます。
「塗装工事は、下地処理で8割決まる」と言われるほど、この工程は建物の耐久性と塗膜の寿命に直結します。
もし、ご自宅の塗装について少しでも気になる点がございましたら、まずは複数の信頼できる会社に相談し、丁寧な現地調査と、下地処理に関する詳細な説明、そして適正な見積もりを依頼することをお勧めします。
津島市・愛西市・あま市の皆様の快適な暮らしを、塗装の力でサポートできることを心より願っております。
いかがでしたか?
ご不明点などございましたらお気軽にご相談ください♡
===================================
最後までお読みいただきありがとうございました。
津島市・あま市・愛西市で外壁塗装・屋根塗装でお悩みの方はお気軽にアートペインズにお問い合わせ下さい。
アートペインズではご相談・お見積もり・現地調査全て無料です!!
※お電話での受付もお待ちしておりますのでお気軽にご連絡ください!!