フッ素塗料の魅力について
2025.11.12 (Wed) 更新
フッ素塗料について

「外壁の塗り替えを考えているけど、どんな塗料が良いか分からない」「フッ素塗料ってよく聞くけど、本当に良いの?」
そんな疑問をお持ちの方は、いらっしゃると思います。
そこで、今回はフッ素塗料について、その人気の秘密から、メリット・デメリット、そして賢い選び方まで、詳しく説明していきます。
Contents
フッ素塗料とは?その驚きの耐久性の秘密
「フッ素塗料」と聞いて、まず頭に浮かぶのは、フライパンの「フッ素樹脂加工」ではないでしょうか?
実は、住宅用の塗料にも、あのフッ素樹脂が使われています。
フッ素塗料は、フッ素原子(F)と炭素原子(C)が強力な結合で結びついた「フッ素樹脂」を主成分とする塗料です。
この結合は非常に強固で、紫外線や雨、風、気温の変化といった過酷な自然環境にさらされても、簡単には破壊されません。
この強固な結合こそが、フッ素塗料の最大の特長である「ずば抜けた耐候性」を生み出しているのです。
一般的な塗料の寿命が5年~10年程度であるのに対し、フッ素塗料の寿命はなんと15年~20年。
中には25年以上持つものもあります。
つまり、フッ素塗料で一度塗り替えれば、次に塗り替えが必要になるまでの期間が大幅に延び、長期的に見ればメンテナンス費用を大きく抑えることができるのです。
フッ素塗料の主成分、フッ素樹脂の種類
フッ素樹脂にもいくつかの種類があり、住宅塗装に使われる主なものは次の3つです。
ルミフロン(FEVE)
最も一般的なフッ素樹脂で、アクリル樹脂やシリコン樹脂と混ぜて塗料化されます。
耐候性や光沢保持性に優れ、バランスの取れた性能が魅力です。
PVDF(ポリフッ化ビニリデン)
ルミフロンよりもさらに耐候性が高いフッ素樹脂です。太陽光が強く当たる屋根などに使用されることが多いです。
ETFE(テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体)
東京ドームの屋根材などに使用されるほど、非常に高い耐久性を持つフッ素樹脂です。
塗料として使用されることは稀で、主に建築資材として使われます。
このように、フッ素塗料と一言で言っても、その種類や性能は様々です。
どのフッ素塗料を選ぶかによって、耐久性や費用も変わってくるため、塗装会社に相談しながら、ご自宅の環境や予算に合ったものを選ぶことが重要です。
フッ素塗料のメリット・デメリットを徹底解説
フッ素塗料の魅力は耐久性だけではありません。
ここでは、フッ素塗料のメリットと、知っておくべきデメリットを正直にお伝えします。
フッ素塗料のメリット
圧倒的な高耐久性
前述の通り、フッ素塗料の最大のメリットは、その圧倒的な耐久性の高さです。
長期間にわたって建物を紫外線や雨風から守り、美観を保ちます。
メンテナンスサイクルの長期化とトータルコストの削減
耐久性が高いということは、塗り替えの回数が減るということです。
例えば、シリコン塗料(耐用年数10~15年)で2回塗り替える間に、フッ素塗料(耐用年数15~20年)なら1回の塗り替えで済む計算になります。
一見すると高価に感じますが、長期的な視点で見ると、足場代や人件費といった工事費を何度も支払う必要がなくなるため、結果としてトータルコストを抑えることができます。
優れた防汚性(セルフクリーニング効果)
フッ素塗料の表面は、非常に滑らかで親水性が高いのが特長です。
そのため、排気ガスやホコリ、カビ、コケなどの汚れが付着しにくく、たとえ付着しても、雨が降ることで汚れが洗い流される「セルフクリーニング効果」を発揮します。
これにより、建物の美観を長く保つことができます。
豊富なカラーバリエーション
フッ素塗料は、各メーカーから様々な色や光沢のものが販売されています。
お客様のお好みに合わせて、外観のイメージを一新することが可能です。
不燃性
フッ素樹脂は不燃性であるため、万が一の火災の際にも燃え広がりにくく、建物の安全性を高めます。
フッ素塗料のデメリット
初期費用が高価
フッ素塗料の最大のデメリットは、初期費用が高価であることです。
材料費が他の塗料(シリコン、ウレタンなど)に比べて高いため、工事費用も高くなります。
ひび割れに弱い可能性
フッ素塗料は塗膜が非常に硬い性質を持つため、建物の動きや振動によってひび割れが発生しやすい場合があります。
特に、地震の多い日本では注意が必要です。
近年では、弾性を持つフッ素塗料も開発されていますが、工事前の下地処理を丁寧におこなうことが、ひび割れを防ぐ上で非常に重要となります。
再塗装が難しい
フッ素塗料の塗膜は、その滑らかな表面と強力な密着力ゆえに、次に塗り替える際に塗料が定着しにくいという特性があります。
そのため、再塗装の際には下地処理をより丁寧に行う必要があり、施工費用が高くなる可能性があります。
津島市・愛西市・あま市での塗装にフッ素塗料がおすすめな理由
ここまでフッ素塗料の一般的なメリット・デメリットをご紹介しましたが、なぜ特に津島市・愛西市・あま市にお住まいの方にフッ素塗料をおすすめするのか、その理由をご説明します。
津島市・愛西市・あま市は、比較的平坦な地形が多く、風通しが良い地域です。
しかし、幹線道路沿いや工場地帯に近い場所では、排気ガスや粉塵などの汚れが外壁に付着しやすい環境にあります。
フッ素塗料の優れた防汚性は、こうした汚れから大切な住まいを守り、美しい外観を長持ちさせるのに非常に効果的です。
また、夏場は気温が高く、冬は寒くなるという日本の四季がはっきりとした気候です。
フッ素塗料は、気温の変化や強い日差しにも負けない高い耐候性を持つため、このような厳しい自然環境から建物をしっかりと保護してくれます。
賢いフッ素塗料の選び方と注意点
フッ素塗料は高価な買い物です。
後悔しないために、次のポイントを押さえて賢く選びましょう。
メーカーや製品の信頼性を確認する
フッ素塗料と一口に言っても、様々なメーカーから多数の製品が販売されています。
大手塗料メーカーの製品は、品質や実績が確かで、安心して使用できます。
「何フッ素」か確認する
フッ素塗料の中には、フッ素の含有率が低いものも存在します。
フッ素の含有率が高いほど耐久性が高くなります。
見積もり時に「フッ素含有率」や「何フッ素」であるかを確認しましょう。
実績のある塗装会社に依頼する
フッ素塗料は、その特性を活かすために適切な下地処理と丁寧な塗装技術が求められます。
施工経験が豊富で、フッ素塗料の特性を熟知した会社を選ぶことが、仕上がりの良さと耐久性を左右します。
また、地元の塗装会社であれば、地域の気候や環境をよく理解しており、最適な塗料や施工方法を提案してくれます。
最後に
フッ素塗料は、初期費用は高くなりますが、長期的な視点で見るとコストパフォーマンスに非常に優れた塗料です。
塗り替えの回数が減ることで、何度も足場を組む必要がなくなり、工事期間中の生活への負担も軽減されます。
フッ素塗料をご検討中の場合、まずは専門家や専門会社に相談してみてください。
いかがでしたか?
ご不明点などございましたらお気軽にご相談ください♡

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最後までお読みいただきありがとうございました。
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