なぜ「現地調査」が必要なのか詳しく解説
2025.10.14 (Tue) 更新
現地調査について

「そろそろ家の塗り替えを考えているけど、費用がいくらかかるのか心配…」 「できれば、サクッと電話やメールで見積もりをもらえないかな?」そうお考えの方、いらっしゃるのではないでしょうか?
たしかに、お忙しい中で何度も塗装会社とやりとりするのは大変ですよね。
しかし、塗装専門会社は、皆さまに「まずは現地調査をさせてください」とお願いしています。
なぜなら、住宅塗装における「現地調査」は、お医者さんの「診察」と同じくらい、欠かせない工程だからです。
今回は、なぜ現地調査がそれほどまでに重要なのか、そして、現地調査をせずに見積もりを出してくる会社が、いかに危険かについて説明していきます。
Contents
「現地調査」とは?電話やメールでは分からない家の「SOSサイン」を見つけること
「現地調査」とは、文字通り、塗装専門会社がお客様のご自宅に直接お伺いし、外壁、屋根、付帯部(雨樋、軒天など)の状態を確認することです。
これは、ただ寸法を測るだけの作業ではありません。
例えるなら、皆さまが体調を崩した時に、お医者さんが症状を聞くだけでなく、体温を測ったり、聴診器を当てたりして、体の奥底にある原因を探るのと同じです。
ご自宅の劣化状況は、築年数や広さだけでは決して分かりません。
津島市・愛西市・あま市特有の気候や、ご自宅が建っている環境(日当たり、風通し、隣家との距離など)によって、劣化の進行具合は大きく異なるからです。
電話やメールでは分からない、「SOSサイン」の例
外壁のひび割れ(クラック)の深さ
表面的なひび割れか、構造材にまで影響が及んでいるか
塗膜のチョーキングの進行度
塗膜の防水機能がどの程度失われているか
屋根材の浮きや反り、ズレ
強風による被害がないか、雨漏りのリスクはどの程度か
シーリング材の劣化状況
窓枠や外壁の隙間にあるシーリングが、いつ頃にメンテナンスが必要か
コケやカビの発生原因
常に湿気がこもる場所なのか、日当たりが悪くないか
これらの情報は、お客様が「見た目」だけで判断することは非常に困難です。
だからこそ、塗装専門会社が直接ご自宅を診断する必要があるのです。
現地調査をしない会社に依頼するとどうなる?3つの大きなリスク
「現地調査は面倒だから、オンラインで見積もりを出してくれる会社に頼もうかな…」
そうお考えになった方は、一度立ち止まって考えてみてください。
現地調査をせずに安易に見積もりを出してくる会社には、次のような大きなリスクが潜んでいます。
リスク①:後から追加費用を請求される
現地調査をしない見積もりは、あくまで「概算」です。
実際に工事を始めてから、「下地の劣化が想定以上だった」「ひび割れが深かったので、追加で補修費用がかかります」といった理由で、高額な追加費用を請求されるケースが少なくありません。
お客様は「もう工事が始まっているから…」と、泣く泣く追加費用を支払うことになり、結果的に当初の見積もりよりもはるかに高額な費用を支払うことになります。
リスク②:適切な塗料や工法が選べない
ご自宅の劣化状況を正しく診断せずに、適切な塗料や工法を選ぶことはできません。
「ひび割れが多い壁なのに、弾力性のない塗料を提案される」
「湿気の多い北側の壁なのに、防カビ効果のない塗料を提案される」
「築浅でそこまで劣化が進んでいないのに、不必要な高額な塗料を勧められる」
このようなミスマッチが起こると、せっかく塗り替えをしても、数年後には再び劣化が進んでしまい、再塗装の時期が早まってしまいます。
これは、お金をドブに捨てるようなものです。
リスク③:工事品質の低下による再発
現地調査を怠る会社は、下地処理や養生といった、見えない部分の作業も手を抜く傾向があります。
外壁の劣化状況を正確に把握していないため、下地の処理を十分にせず、その上から塗料を塗ってしまうことがあります。
その結果、「塗料がすぐに剥がれてしまった」「ひび割れが再発した」といった施工不良につながります。
現地調査で塗装専門会社が確認する7つのチェックポイント
では、実際に現地調査ではどのようなことを確認しているのでしょうか?
塗装専門会社が、お客様のご自宅で特に注意深くチェックしている7つのポイントをご紹介します。
① 外壁の劣化状況
チョーキング現象
塗料の劣化度合いを確認します。
ひび割れ(クラック)
幅、深さ、数、発生している場所を確認し、補修方法を検討します。
カビ、藻、コケ
発生している場所から、湿気や日当たりの状況を把握します。
塗膜の剥がれ、膨れ
塗膜が密着していない原因を探ります。
② 屋根の状態
屋根材のひび割れ、欠け
雨漏りにつながるリスクがないか確認します。
屋根材の浮き、ズレ、反り
強風による被害がないか、専門のドローンなどを活用して上空から確認します。
棟板金の浮き、釘抜け
強風で剥がれるリスクがないか確認します。
③ 付帯部の状態
雨樋の破損、歪み
雨水の流れに問題がないか確認します。
軒天の剥がれ、カビ
湿気がこもっていないか、雨漏りがないか確認します。
破風鼻隠しの劣化
木部や鉄部の腐食がないか確認します。
④ シーリング材の劣化状況
窓枠周りや外壁の継ぎ目
シーリングの肉痩せ、ひび割れ、剥離がないか確認します。
⑤ 窓やベランダ、配管周りの状況
雨水の侵入リスク
窓のサッシ周りや、配管の隙間など、雨水の侵入経路となりやすい場所をチェックします。
⑥ 建物全体の構造
建物の大きさや高さ
必要な足場の規模や、塗料の量を算出するために正確な寸法を測定します。
隣家との距離
工事車両の駐車スペースや、足場の設置場所を検討します。
⑦ お客様のご要望やご予算
塗装の目的
「美観を保ちたい」「断熱効果を高めたい」「とにかく費用を抑えたい」など、お客様のご要望をじっくりお伺いします。
これらのチェックポイントをすべて網羅することで、お客様のご自宅に最適な塗料と工法、そして正確な費用を算出することができます。
まとめ
住宅塗装は、決して安価な買い物ではありません。
だからこそ、後悔のない、満足のいく工事にするためには、丁寧な「現地調査」が何よりも重要です。
もし、いくつかの会社に見積もりを依頼される際は、「なぜ現地調査が必要なのか?」をきちんと説明してくれるかどうかを、会社選びの重要なポイントにしてください。
いかがでしたか?
ご不明点などございましたらお気軽にご相談ください♡

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最後までお読みいただきありがとうございました。
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