住宅塗装で絶対失敗しない秘訣!「下地処理」の本当の重要性
2025.10.16 (Thu) 更新
下地処理について

「家の塗り替え、そろそろかな…?」 「見積もりを見たら、『高圧洗浄』や『下地処理』って書いてあるけど、これって本当に必要なの?」
そう思われた方、いらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、多くの人が「目に見えない」ために重要性を感じにくい、しかし塗装工事の品質を100%左右すると言っても過言ではない、「下地処理」について詳しく解説します。
結論から申し上げます。
「下地処理」を丁寧におこなうかどうかで、あなたの家の塗装が『10年以上長持ちする』か、『わずか数年で剥がれてくる』かが決まります。
この記事を最後まで読んでいただければ、なぜ下地処理が「塗装工事の命」と呼ばれるのか、そして、なぜこの工程を省く会社に注意しなければならないのか、その全てが分かります。
Contents
塗装は「お化粧」、下地処理は「洗顔と化粧水」
「下地処理」とは、外壁や屋根に新しい塗料を塗る前に、古い塗膜や汚れをきれいに除去し、表面を平らに整える作業のことです。
この作業を、女性の「お化粧」に例えてみましょう。
新しい塗料を塗る = お化粧でファンデーションを塗る
下地処理 = お化粧の前の「洗顔」と「化粧水」
もし、洗顔をせずにファンデーションを塗ったらどうなるでしょうか?
肌の上の汚れや油分で、ファンデーションはうまく定着せず、すぐに崩れてしまいますよね。
住宅の塗装も全く同じです。
古い塗膜の上にそのまま新しい塗料を塗っても、汚れやカビ、古い塗膜の剥がれなどが原因で、新しい塗料はしっかりと密着しません。
その結果、わずか数年で塗膜が膨れたり、剥がれたりする「施工不良」を引き起こしてしまいます。
塗装会社が必ずおこなう「下地処理」の5つのステップ
では、塗装会社がお客様の大切なご自宅を長持ちさせるために、どのような下地処理をおこなっているか、その具体的なステップをご紹介します。
ステップ①:シーリングの打ち替え・増し打ち
外壁材の継ぎ目や、サッシの周りにあるゴム状の「シーリング材」は、建物の動きを吸収し、雨水の侵入を防ぐ役割を担っています。
しかし、紫外線や経年劣化でひび割れたり、肉痩せしたりします。
打ち替え:既存のシーリング材をすべて撤去し、新しいシーリング材を充填する
増し打ち:既存のシーリング材の上から、新しいシーリング材を充填する
ここがポイント!:シーリング材の寿命は塗料より短い!
一般的なシーリング材の寿命は5〜10年です。
一方、最近の高性能な塗料は15〜20年の耐久性があります。
そのため、塗装時に必ずシーリングも打ち替えることで、塗装の耐久性を最大限に引き出すことができます。
ステップ②:高圧洗浄(家の汚れを徹底的に洗い流す)
これは下地処理の最も基本的な工程です。
強力な水圧で、外壁や屋根にこびりついたカビ、藻、コケ、ホコリなどを徹底的に洗い流します。
特に津島市・愛西市・あま市は、田んぼや川が近く、湿気や汚れがつきやすい地域です。
高圧洗浄は、これらの汚れをきれいに落とすために不可欠な作業です。
ここがポイント!:十分な乾燥期間を設ける
高圧洗浄後は、外壁が完全に乾くまで、最低でも丸1日以上、天候によっては2日ほど乾燥させます。
水分が残った状態で塗装すると、塗膜の膨れや剥がれの原因となります。
この乾燥期間をしっかり設けるかどうかが、手抜き工事を見抜くポイントです。
ステップ③:ひび割れ(クラック)の補修
高圧洗浄後、ひび割れ(クラック)がよりはっきりと見えてきます。
これを放置すると、ひび割れから雨水が建物内部に侵入し、雨漏りや構造材の腐食につながります。
小さなひび割れ(ヘアクラック):弾力性のある下塗り材で埋める
大きなひび割れ:U字にカットして専用のシーリング材を充填する「Uカットシーリング工法」などで補修
ここがポイント!:ひび割れは「塗装の前に必ず直す」
ひび割れの上からそのまま塗料を塗っても、数ヶ月でまたひび割れてしまいます。
この「補修」という地道な作業こそが、建物の寿命を延ばすために非常に重要です。
ステップ④:サビ止め・ケレン作業
鉄部(手すり、雨戸など)には、サビ止めの塗装が必要です。
ケレン作業:サビや古い塗膜をサンドペーパーやワイヤーブラシなどでこすり落とす作業。
サビ止め塗装:ケレン作業後、サビ止め効果のある塗料を塗布する。
ここがポイント!:この作業を怠ると、すぐにサビが再発する
ケレン作業をせずにサビの上から塗料を塗っても、すぐにサビが浮き出てきます。
この作業は、見えない部分だからこそ、丁寧な仕事が求められます。
ステップ⑤:旧塗膜の剥離・除去
古い塗膜が広範囲にわたって浮いたり剥がれたりしている場合、その部分をすべてスクレーパーなどで剥がし、平らに整えます。
この作業を怠ると、上から塗った新しい塗料も一緒に剥がれてしまいます。
下地処理を怠る「残念な会社」の手口と見分け方
「なぜ、そんなに大事な下地処理をしない会社がいるの?」
それは、次の2つの理由が考えられます。
理由①:工期と費用を安く見せるため
下地処理は、手間と時間がかかります。
この工程を省くことで、工事費用を安く見せたり、工期を短縮したりすることが可能です。
「たった数日で全部終わりますよ」 「他の会社より30万円も安いです」
このような営業トークには、下地処理を省略する「手抜き工事」が隠されている可能性があります。
理由②:知識や技術が不足しているため
残念ながら、すべての塗装会社が正しい知識や技術を持っているわけではありません。
中には、下地処理の重要性を理解していない、もしくは適切におこなう技術がない会社も存在します。
信頼できる会社を見極めるためのチェックポイント
「手抜き工事をされたくない!」とお考えの方は、次のチェックポイントを参考にしてください。
見積書に「下地処理」の項目が詳細に記載されているか?
「高圧洗浄一式」だけでなく、「シーリング打ち替え・増し打ち」「クラック補修」「ケレン作業」など、具体的な作業内容と費用が明記されているか確認しましょう。
作業内容について丁寧に説明してくれるか?
「高圧洗浄は1日で終わりますか?」「シーリングの打ち替えはおこないますか?」といった質問に、具体的に、そして専門用語を使わずに分かりやすく答えてくれるか確認しましょう。
工事中の写真を撮ってくれるか?
誠実な会社であれば、下地処理の工程を写真に撮り、お客様に報告してくれます。
これは、見えない部分の作業をきちんとおこなっていることの証明になります。
まとめ
住宅塗装は、ただ家をキレイにするだけの工事ではありません。
それは、皆様の大切なご自宅を雨風や紫外線から守り、その寿命を延ばすための、非常に重要なメンテナンスです。
そして、その成功は「下地処理」にかかっています。
目先の安さに惑わされて、下地処理を怠る会社に依頼してしまうと、せっかくの費用が無駄になり、数年後に再塗装が必要になるという、悲しい結果を招いてしまいます。
「うちの家も、下地処理が必要なのかな?」 「見積もりの内容がよく分からなくて不安…」
そう思われた方は、専門家や専門会社に相談してみてください。
いかがでしたか?
ご不明点などございましたらお気軽にご相談ください♡

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最後までお読みいただきありがとうございました。
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