ベランダ・屋上防水について
2025.10.19 (Sun) 更新
ベランダ・屋上防水について

「最近、ベランダの床がひび割れてきたけど、これって大丈夫?」 「屋上の防水工事って、どの工法がいいの?」
そう感じたことはありませんか?
ベランダや屋上は、常に雨風や太陽の紫外線にさらされており、知らないうちに劣化が進んでいます。
そして、その劣化を放置すると、いずれご自宅の内部への水の浸入や、恐ろしい「雨漏り」につながってしまいます。
そこで、今回は雨漏りを防ぐために不可欠な、ベランダ・屋上防水工事について、特に代表的な4つの工法について説明していきます。
Contents
なぜベランダや屋上の「防水」が必要なのか?
私たちの住む津島市、愛西市、あま市は、夏場のゲリラ豪雨や、台風、冬には乾燥した冷たい風など、年間を通じて厳しい気候条件にさらされています。
建物の屋根や外壁は、雨から家を守る役割を担っていますが、実はベランダや屋上も同様に、建物の内部に雨水が浸入するのを防ぐ重要な役割を担っています。
ベランダや屋上の床面には、コンクリートやモルタルが使われていますが、これらは水を通しやすく、そのままでは雨水が内部に染み込んでしまいます。
それを防ぐために、床面に「防水層」を設けています。
この防水層が、時間の経過とともに劣化し、ひび割れや剥がれを起こすと、そこから雨水が建物内部に侵入し、建材の腐食やカビの発生、最終的には雨漏りといった深刻な被害を引き起こすのです。
ベランダ・屋上防水の主要な4つの工法
ベランダ・屋上防水には様々な工法がありますが、ここでは特に多くの住宅で採用されている代表的な4つの工法を、それぞれの特徴とともにご紹介します。
① FRP防水(繊維強化プラスチック)
FRP防水は、強化プラスチック繊維(ガラス繊維など)を混ぜた液体樹脂を塗って、硬化させることで防水層を形成する工法です。
【特徴】
非常に硬く、軽量:耐久性が高く、建物への負担が少ないです。
硬化が早い:比較的短期間で工事が完了します。
衝撃に強い:歩行する場所や、物を置くことが多い場所に特に適しています。
シームレスな仕上がり:継ぎ目のない美しい防水層を形成します。
【メリット】
工期が短い:樹脂が短時間で硬化するため、工事期間を大幅に短縮できます。
耐久性が高い:紫外線や熱、摩耗に強く、10~15年程度の耐久性があります。
【デメリット】
伸縮性が低い:硬い防水層のため、建物の動きやひび割れに追従しにくいです。
費用がやや高め:他の工法に比べて、材料費や施工費用が高くなる傾向があります。
② ウレタン塗膜防水
ウレタン塗膜防水は、液状のウレタン樹脂を複数回塗り重ねて、防水層を形成する工法です。
【特徴】
複雑な形状に強い:液状のため、室外機や配管など、凹凸が多い場所でも継ぎ目なく施工できます。
高い伸縮性:ゴムのような弾力性があり、建物の動きやひび割れに柔軟に対応します。
比較的安価:材料費や施工費用が比較的安く、コストパフォーマンスに優れています。
【メリット】
改修が容易:古いウレタン防水層の上から塗り重ねるだけで改修できるため、メンテナンスが非常に簡単です。
シームレスな仕上がり:継ぎ目がなく、見た目がきれいです。
【デメリット】
工期が長い:ウレタン樹脂を複数回塗り重ね、乾燥させる必要があるため、FRP防水に比べて工期が長くなります。
職人の技術に左右される:均一な厚さに塗り重ねるには、熟練した職人の技術が必要です。
③ 通気緩衝工法(ウレタン塗膜防水の一種)
通気緩衝工法は、下地とウレタン防水層の間に「通気緩衝シート」を敷く工法です。
シートには小さな穴が開いており、下地から発生する湿気を外部に逃がす役割を果たします。
【特徴】
下地から発生する湿気を逃がす:湿気による防水層の膨れや剥がれを防ぎます。
下地のひび割れに追従:シートが下地の動きを緩衝するため、ひび割れが防水層に伝わりにくくなります。
【メリット】
耐久性が高い:下地の影響を受けにくいため、ウレタン防水よりも長期間にわたる防水効果が期待できます。
既存の防水層に影響されない:古い防水層の上にそのまま施工できることが多く、大規模な撤去工事が不要です。
【デメリット】
費用がやや高め:使用する材料や工程が増えるため、通常のウレタン防水よりも費用が高くなります。
④ シート防水(塩ビシート・ゴムシート)
シート防水は、防水性能を持った塩化ビニールや合成ゴムのシートを、床面に貼り付けて防水層を形成する工法です。
【特徴】
工場で生産された高品質なシート:均一な厚さと品質が保証されています。
耐久性・耐候性が高い:特に塩ビシートは、紫外線に非常に強く、長期間にわたって防水効果が持続します。
【メリット】
耐久性が圧倒的:耐用年数は15~20年以上と、非常に長いです。
工期が比較的短い:シートを貼り付けるシンプルな工法のため、天候に恵まれれば短期間で完了します。
【デメリット】
複雑な形状に不向き:シートを貼り付けるため、室外機周りなど、凹凸が多い場所には施工が難しい場合があります。
下地の状態が重要:下地に凹凸があると、シートがうまく密着せず、浮きや剥がれの原因となります。
信頼できる施工会社を見極める3つのポイント
どんなに優れた工法でも、施工する会社の技術が未熟だと、その効果を十分に発揮できません。
特に防水工事は、目に見えない部分が重要となるため、信頼できる会社選びが最も大切です。
次の3つのポイントをチェックして、信頼できる会社を選びましょう。
ポイント①:現地調査と診断を丁寧におこなってくれるか
信頼できる会社は、必ずご自宅を訪問し、ベランダや屋上の状態、特に下地の状態を細かく診断してくれます。
単に「ウレタン防水がいいですよ」と勧めるのではなく、なぜその工法が最適なのか、他の工法との比較も交えて丁寧に説明してくれるかを見極めましょう。
ポイント②:施工実績が豊富か
津島市、愛西市、あま市で防水工事の実績が豊富にある会社を選びましょう。
施工事例の写真やお客様の声を確認し、特にご自宅と似た条件(面積、形状など)の施工事例があるかをチェックすると良いでしょう。
ポイント③:保証書の発行とアフターフォロー
防水工事は、施工後数年経ってから不具合が出ることもあります。
施工完了後に保証書をきちんと発行してくれるか、そして、万が一不具合が起きた際に、迅速に対応してくれるか、アフターフォロー体制についても確認しておきましょう。
まとめ
ご自宅のベランダや屋上は、常に雨風にさらされており、雨漏りのリスクを抱えています。
小さなひび割れや水たまりを放置すると、いずれ家全体を揺るがす大きな問題に発展しかねません。
今回ご紹介した4つの工法には、それぞれメリットとデメリットがあります。
どの工法がご自宅に最適か気になった方は、専門家や専門会社に相談してみてください。
いかがでしたか?
ご不明点などございましたらお気軽にご相談ください♡

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最後までお読みいただきありがとうございました。
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