シート防水について
2025.10.23 (Thu) 更新
シート防水について

「ベランダや屋上の床にひび割れを見つけたけど、これって大丈夫かな?」 「防水工事って、いったいどんなことをするの?」
そう感じたことはありませんか?
実は、ご自宅のベランダや屋上は、普段あまり意識しませんが、雨風や紫外線に常にさらされており、知らず知らずのうちに劣化が進んでいます。
そして、その劣化を放置すると、いずれご自宅全体を揺るがす「雨漏り」につながってしまいます。
そこで、今回は雨漏りを防ぐために欠かせない、「ベランダ・屋上防水」の中でも、シート防水という工法について説明していきます。
Contents
なぜベランダや屋上の「防水」が必要なのか?
私たちの住む津島市・愛西市・あま市は、夏場にゲリラ豪雨が多く、冬には乾燥した冷たい風が吹くなど、年間を通して厳しい気候条件にさらされています。
建物の屋根や外壁は、雨から家を守る役割を担っていますが、実はベランダや屋上も同様に、建物の内部に雨水が浸入するのを防ぐ重要な役割を担っています。
ベランダや屋上の床面には、コンクリートやモルタルが使われていますが、これらは水を通しやすく、そのままでは雨水が内部に染み込んでしまいます。
それを防ぐために、床面に「防水層」を設けています。
この防水層が、時間の経過とともに劣化し、ひび割れや剥がれを起こすと、そこから雨水が建物内部に侵入し、雨漏りや建材の腐食を引き起こすのです。
雨漏りは、単に天井にシミができるだけではありません。
見えない壁の内部や建物の構造材を腐食させ、シロアリの温床となり、最終的には建物の寿命を著しく縮めてしまう、非常に深刻な問題です。
シート防水とは?その仕組みと特徴
ベランダや屋上の防水工事には、いくつかの種類があります。
その中でも、最もポピュラーで高い性能を持つのが、今回ご紹介する「シート防水」です。
シート防水とは、防水性能を持った合成ゴムや塩化ビニールでできたシートを、床面に貼り付けて防水層を形成する工法です。
まるで、プールに水を溜めるためにビニールシートを敷くように、建物全体を大きな防水シートで覆うイメージです。
これにより、水の浸入を物理的にシャットアウトします。
使用されるシートの種類によって、大きく2つに分けられます。
① 塩ビシート防水(塩化ビニール)
【特徴】
非常に耐久性が高く、耐候性にも優れているため、紫外線による劣化に強い。カラフルなシートもあり、美観を保ちやすい。
【メリット】
耐久性・耐候性が高い
長期間にわたって防水効果が持続します。耐用年数は15〜20年以上と言われています。
色柄が豊富
外観の美しさを保ちながら防水対策ができます。
工期が比較的短い
大規模な工事でなければ、比較的短期間で施工が完了します。
【デメリット】
複雑な形状には不向き
シートを貼り付けていくため、出っ張りや複雑な形状が多い場所では、熟練の技術が必要です。
② ゴムシート防水(合成ゴム)
【特徴】
伸縮性に優れており、建物の動きや熱による伸縮に柔軟に対応できます。
【メリット】
価格が比較的安価
他の防水工法に比べて、費用を抑えることができます。
伸縮性が高い
地震などによる建物の揺れに強く、ひび割れしにくいです。
軽量
建物への負担が少ないため、軽量な建物にも適しています。
【デメリット】
摩擦に弱い
表面が傷つきやすいため、人が頻繁に出入りする場所には不向きです。
見た目が単調
基本的に黒色やグレーの単色で、美観にはやや劣ります。
シート防水の「メリット」と「デメリット」を徹底比較
ベランダや屋上防水を検討する上で、シート防水が他の工法と比べてどのような特徴を持つのか、メリットとデメリットを明確にしておきましょう。
【メリット】
圧倒的な耐久性
特に塩ビシートは、紫外線や熱に非常に強く、長期間にわたって防水効果が持続します。
一度施工すれば、長期間にわたって雨漏りの心配がなくなります。
工期が比較的短い
シートを貼り付けるというシンプルな工法のため、天候に恵まれれば、比較的短期間で工事を完了させることができます。
建物の揺れに強い
シート自体に伸縮性があるため、地震による建物の揺れや、気温の変化による建材の膨張・収縮に追従しやすく、ひび割れにくいという特徴があります。
メンテナンスがしやすい
定期的に防水層の状態をチェックするだけで、大きなメンテナンス費用はかかりません。
【デメリット】
複雑な形状に不向き
室外機や配管など、凹凸が多い場所や、入り組んだ形状のベランダ・屋上には、シートを隙間なく貼り付けるのが難しく、施工不良のリスクが高まります。
下地の状態が重要
シートは、下地の状態が悪いと、うまく密着せず、浮きや剥がれの原因となります。
そのため、施工前の下地補修が非常に重要です。
初期費用がやや高め
他の防水工法(例えばウレタン防水)に比べて、初期費用がやや高くなる傾向があります。
しかし、長期間の耐久性を考えれば、結果的にコストパフォーマンスは非常に高いと言えます。
津島市・愛西市・あま市で信頼できる会社を見極める3つのポイント
「シート防水の重要性は分かったけど、どの会社に頼めばいいの?」
これは非常に重要な問題です。
どんなに優れた工法でも、施工する会社の技術が未熟だと、その効果を十分に発揮できません。
特に、複雑な形状のベランダ・屋上では、職人の高い技術が求められます。
津島市・愛西市・あま市で次の3つのポイントをチェックして、信頼できる会社を選びましょう。
ポイント①:経験と実績が豊富か
津島市・愛西市・あま市で、シート防水工事の実績が豊富にある会社を選びましょう。
施工事例の写真やお客様の声を確認し、特に複雑な形状のベランダや屋上の施工事例があるかをチェックすると良いでしょう。
ポイント②:現地調査と診断を丁寧におこなってくれるか
信頼できる会社は、必ずご自宅を訪問し、ベランダや屋上の状態、特に下地の状態を細かく診断してくれます。
シート防水が最適な工法かどうか、他の工法も視野に入れて、メリット・デメリットを丁寧に説明してくれるかを見極めましょう。
ポイント③:保証書の発行とアフターフォロー
防水工事は、施工後数年経ってから不具合が出ることもあります。
施工完了後に保証書をきちんと発行してくれるか、そして、万が一不具合が起きた際に、迅速に対応してくれるか、アフターフォロー体制についても確認しておきましょう。
まとめ
ご自宅のベランダや屋上は、常に雨風にさらされており、雨漏りのリスクを抱えています。
小さな水たまりやひび割れを放置すると、いずれ家全体を揺るがす大きな問題に発展しかねません。
シート防水は、その高い耐久性と防水性能で、皆様の大切なご自宅を長期間にわたって守ってくれる、非常に優れた工法です。
シート防水で、疑問点などがありましたら専門家や専門会社に相談してみてください。
いかがでしたか?
ご不明点などございましたらお気軽にご相談ください♡

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最後までお読みいただきありがとうございました。
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