シーリングの劣化症状と放置する危険性について
2025.10.25 (Sat) 更新
シーリングの劣化症状について

「そろそろ家の外壁塗装を考えないといけないかな?」
「家の外壁のつなぎ目が、なんかヒビ割れているような…」
そんな風に感じていながらも、どこから手をつけていいか分からないという方も多いのではないでしょうか。
外壁塗装を考える上で、絶対に無視できないのが「シーリング」の劣化です。
シーリングとは、建物の隙間を埋める重要な部分ですが、劣化が進むと雨漏りや建物の腐食につながる、非常に厄介な存在です。
そこで、今回は津島市・愛西市・あま市の皆さんが安心して暮らせるように、シーリングの劣化症状について説明していきます。
Contents
そもそもシーリングって何?なぜ外壁塗装とセットなの?
まず、シーリングの基本をおさらいしておきましょう。
シーリングとは、外壁のサイディングボードのつなぎ目(目地)や、窓サッシ、ドア枠の周りなどに充填されている、ゴム状の弾力性のある充填材のことです。「コーキング」と呼ばれることもあります。
このシーリングが、皆さんのお住まいをさまざまな脅威から守っているのです。主な役割は次の3つです。
防水機能
建物内部への雨水の侵入を防ぎ、雨漏りや内部の腐食から守ります。
気密機能
隙間風の侵入を防ぎ、冷暖房効率を高めます。
緩衝機能
地震や気温の変化による建物のわずかな動きを吸収し、外壁材のひび割れや破損を防ぎます。
シーリングは、建物の健康を保つために欠かせない、いわば「建物の関節」のような存在です。
しかし、シーリング材も約7〜10年で劣化が始まると言われています。
紫外線や雨風に常にさらされているため、外壁の塗膜よりも先に寿命を迎えることがほとんどです。
だからこそ、外壁塗装をおこなう際には、シーリングも一緒にメンテナンスすることが非常に重要になります。
塗装だけでは、劣化したシーリングの隙間から雨水が入るのを防ぐことはできません。
見逃し厳禁!シーリングの代表的な劣化症状5選
ここからは、ご自宅のシーリングにどんな劣化症状が現れるのか、具体的に見ていきましょう。
津島市、愛西市、あま市の皆さんのご自宅でも、もしかしたらこの中の症状が見られるかもしれません。
1. ひび割れ(クラック)
これは最も初期に現れる劣化症状です。
シーリング材の表面に、髪の毛のような細いひび割れ(クラック)が生じます。
原因
紫外線によるシーリング材の硬化・収縮が主な原因です。
危険性
初期段階では大きな問題になりませんが、放置するとひびが深くなり、やがて水が侵入する原因となります。
2. 肉やせ・隙間
シーリング材が痩せてしまい、外壁材との間に隙間ができてしまう状態です。
原因
経年劣化により、シーリング材に含まれる可塑剤(弾力性を保つ成分)が抜けてしまうことが原因です。
危険性
隙間から雨水が建物内部に侵入しやすくなります。見た目も非常に悪くなります。
3. 剥離(剥がれ)
シーリング材が外壁材から完全に剥がれてしまう状態です。
原因
下地処理の不備(プライマーの塗り忘れなど)、またはシーリング材自体の密着力低下が原因です。
危険性
防水性が完全に失われ、雨水の侵入が直接建物の内部に影響します。雨漏りの直接的な原因になり得ます。
4. 破断(断裂)
シーリング材が完全に裂けてしまい、外壁の目地がむき出しになる状態です。
原因
シーリング材の弾力性が失われ、建物の動きについていけなくなったことが原因です。
地震の揺れや、気温の変化による外壁材の伸縮によって発生します。
危険性
ひび割れよりもさらに深刻な状態で、雨水の侵入を確実に許します。放置すると、外壁材の反りや腐食につながります。
5. 変色・カビ
シーリング材の表面が黒ずんだり、カビが生えたりする状態です。
原因
湿気の多い環境や、シーリング材に含まれる成分が紫外線によって劣化し、汚れが付着しやすくなることが原因です。
危険性
美観を損ねるだけでなく、シーリング材自体の劣化が進んでいるサインでもあります。防水性が低下している可能性が高いです。
なぜシーリングの劣化を放置してはいけないのか?
「ちょっとしたヒビだし、まだ大丈夫でしょ?」そう思われる方もいるかもしれません。
しかし、シーリングの劣化を放置することは、皆さんの大切なお住まいに深刻なダメージを与えます。
1. 雨漏りや建物の腐食
劣化したシーリングの隙間から雨水が侵入すると、外壁の裏側にある防水シートや柱、断熱材などが濡れてしまいます。
これが雨漏りや建物の腐食につながります。
柱が腐食すると、建物の耐久性が著しく低下し、大規模な補修工事が必要になることもあります。
2. シロアリ被害のリスク増加
湿った木材は、シロアリにとって絶好の餌となります。
シーリングの隙間から入った雨水で建物の内部が常に湿った状態になると、シロアリの被害を受けやすくなります。
シロアリは建物の構造を蝕み、耐震性を低下させる危険な存在です。
3. 外壁材の破損
シーリングの緩衝機能が失われると、地震の揺れや気温の変化で外壁材がぶつかり合い、ひび割れや反り、破損を引き起こすことがあります。
特に、津島市、愛西市、あま市のように住宅が密集している地域では、ご近所の工事による振動なども無視できません。
シーリングの劣化、ご自宅で簡単にチェックする方法
「うちの家は大丈夫かな?」と不安になった方は、ぜひ次の項目をチェックしてみてください。
【シーリング劣化自己診断チェックリスト】
□ 築10年以上経過している
□ 外壁のつなぎ目(目地)に細いひび割れがある
□ 窓枠やドア枠周りのシーリングが細くなっている
□ シーリングが一部剥がれて、外壁との間に隙間がある
□ シーリングが切れて、目地がむき出しになっている箇所がある
□ シーリングが黒ずんでいたり、カビが生えている
もし、一つでも当てはまる項目があれば、シーリングの劣化が進んでいる可能性が高いです。
できるだけ早く専門会社に診断してもらうことをお勧めします。
失敗しない!津島市・愛西市・あま市で信頼できる会社を選ぶためのポイント
最後に、信頼できる会社を見つけるためのポイントをお伝えします。
診断に時間をかけてくれるか?
家の状態を隅々まで見て、シーリングの状態を詳しく説明してくれる会社は信頼できます。
劣化症状の写真を撮って、丁寧に説明してくれるかどうかもポイントです。
シーリング工事の重要性を理解しているか?
「塗装だけで大丈夫です」とシーリング工事を軽視する会社は要注意です。
見積もり書に詳細が書かれているか?
「シーリング工事一式」といった曖昧な表記ではなく、「サイディング目地 ◯m 打ち替え」など、具体的な工事内容と数量が明記されているか確認しましょう。
地元の実績が豊富か?
津島市、愛西市、あま市など、地元の気候や建物の特徴をよく理解している会社は、適切な提案をしてくれます。
近隣での施工実績や評判を調べてみましょう。
まとめ:シーリングの劣化は、早めの対応が肝心!
今回は、シーリングの劣化症状について詳しく解説しました。
シーリングは、建物の防水性や耐久性を守る重要な役割を担っている。
ひび割れ、肉やせ、剥離などの症状が見られたら、危険なサイン。
劣化を放置すると、雨漏りや建物の腐食、シロアリ被害につながる。
早めに専門会社に診断してもらい、適切な補修を行うことが大切。
津島市、愛西市、あま市にお住まいの皆さんの大切なお住まいを守るためにも、ぜひ一度、ご自宅のシーリングの状態を確認してみてください。
「うちの家のシーリング、見てほしいんだけど…」「見積もりをもらったけど、内容が適正か分からない」
そんなお悩みをお持ちの方は、専門家や専門会社に相談してみてください。
いかがでしたか?
ご不明点などございましたらお気軽にご相談ください♡

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最後までお読みいただきありがとうございました。
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